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公開番号2025010763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112948
出願日2023-07-10
発明の名称基板用コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 12/77 20110101AFI20250116BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】回路基板に固定される基板接続部の位置精度をより向上させることが可能な基板用コネクタを提供する。
【解決手段】基板用コネクタ1は、ハウジング1aと端子5とを備えており、端子5は、端子本体51と連結部52と基板接続部53とを備えている。また、連結部52は、第1連結部521を備えており、この第1連結部521は、一方向と直交する平面で切断した断面形状が曲げ部7を有する補強部5211を備えている。そして、補強部5211は、端子5をハウジング1aに保持した状態で、第1連結部521の他端521bから挿入空間S1の挿入口S1aにかけて形成される露出部52111を備えている。また、補強部5211は、露出部52111に連設されて挿入空間S1に挿入される挿入部52112を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に貫通する挿入空間が形成されたハウジングと、
前記挿入空間に挿入されて、前記ハウジングに保持される端子と、
を備え、
前記端子は、
前記挿入空間に挿入される端子本体と、
前記ハウジングから露出した状態で回路基板に接続される基板接続部と、
前記端子本体と前記基板接続部とを連結する連結部と、
を備え、
前記連結部は、
前記一方向に延在して一端が前記端子本体に連結され、他端側が前記ハウジングから露出する第1連結部と、
前記一方向と交差する方向に延在して前記基板接続部に連結される第2連結部と、
前記第1連結部と前記第2連結部とを連結する第3連結部と、
を備え、
前記第1連結部は、前記一方向と直交する平面で切断した断面形状が曲げ部を有する補強部を備えており、
前記補強部は、前記端子を前記ハウジングに保持した状態で、前記第1連結部の他端から前記挿入空間の挿入口にかけて形成される露出部と、前記露出部に連設されて前記挿入空間に挿入される挿入部と、を備えている、
基板用コネクタ。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記曲げ部は、屈曲部を備えている、
請求項1に記載の基板用コネクタ。
【請求項3】
前記曲げ部は、湾曲部を備えている、
請求項1または請求項2に記載の基板用コネクタ。
【請求項4】
前記挿入空間は、前記補強部の断面形状に対応した形状を有する拡張空間を備えている、
請求項1または請求項2に記載の基板用コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板用コネクタに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の従来の基板用コネクタとしては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1には、回路基板に取り付けられる基板用コネクタが開示されている。
【0003】
この基板用コネクタは、前方に開口するフード部と、フード部の後壁に形成された端子挿入孔と、を有するハウジングを備えている。また、基板用コネクタは、フード部内に配される端子接触部と、端子挿入孔内に挿入される挿入部と、を有する端子を備えている。この端子は、さらに、端子挿入孔から後方に導出される導出部と、導出部の後端から斜め下後方に延びる下降部と、下降部の下端に形成されて回路基板に接続される基板接続部と、を有している。
【0004】
そして、互いに交差する方向に突出する第1圧入部及び第2圧入部を挿入部にそれぞれ設け、この第1圧入部及び第2圧入部を端子挿入孔の内壁に圧入することで、端子とハウジングとの位置決めがなされるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-026801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の技術では、端子をハウジングに取り付けた状態で、導出部、下降部及び基板接続部がハウジングの外部に露出しており、この導出部、下降部及び基板接続部で構成される端子露出部は、板厚が薄い平板状に形成されている。そのため、端子露出部の先端に形成された基板接続部が上下方向や左右方向に振られやすくなっており、基板接続部が上下方向や左右方向に振られることで、基板接続部の位置が変位してしまうおそれがあった。このように、上記従来の技術では、基板接続部の位置精度を向上させることが難しかった。
【0007】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、回路基板に固定される基板接続部の位置精度をより向上させることが可能な基板用コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様に係る基板用コネクタは、一方向に貫通する挿入空間が形成されたハウジングと、前記挿入空間に挿入されて、前記ハウジングに保持される端子と、を備え、前記端子は、前記挿入空間に挿入される端子本体と、前記ハウジングから露出した状態で回路基板に接続される基板接続部と、前記端子本体と前記基板接続部とを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記一方向に延在して一端が前記端子本体に連結され、他端側が前記ハウジングから露出する第1連結部と、前記一方向と交差する方向に延在して前記基板接続部に連結される第2連結部と、前記第1連結部と前記第2連結部とを連結する第3連結部と、を備え、前記第1連結部は、前記一方向と直交する平面で切断した断面形状が曲げ部を有する補強部を備えており、前記補強部は、前記端子を前記ハウジングに保持した状態で、前記第1連結部の他端から前記挿入空間の挿入口にかけて形成される露出部と、前記露出部に連設されて前記挿入空間に挿入される挿入部と、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、回路基板に固定される基板接続部の位置精度をより向上させることが可能な基板用コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る基板用コネクタの一例を模式的に示す斜視図である。
一実施形態に係る基板用コネクタの一例を相手側コネクタの一例に嵌合させた状態を模式的に示す縦断面図である。
一実施形態に係る端子の一例を、対応するハウジングに挿入する前の状態を模式的に示す斜視図である。
一実施形態に係る端子の一例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第1変形例を、対応するハウジングに挿入する前の状態を模式的に示す斜視図である。
一実施形態に係る端子の第1変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第2変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第3変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第4変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第5変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第6変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第7変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第8変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第9変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第10変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第11変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第12変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第13変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第14変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
一実施形態に係る端子の第15変形例の横断面形状と、対応するハウジングに形成された端子挿入孔の形状との関係を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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