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公開番号
2024177082
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024079507
出願日
2024-05-15
発明の名称
加熱手段および化学線源を含むシステム、ならびにこれを使用する方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/027 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】表面の両端間で高度差を有しない、または少なくとも高度差の少ない平坦化層を提供すること。
【解決手段】システムは、基材上の光硬化性組成物を加熱するための加熱手段;700nm未満の波長で化学線を放出するように構成された化学線源;および光硬化性組成物が化学線源に曝露されるとき、光硬化性組成物の光硬化温度を達成するように、第1の加熱手段によって生じる標的温度を決定するように構成された制御装置であって、光硬化温度が周囲温度よりも高い、制御装置を含んでもよい。方法は、光硬化性組成物を基材上に供給すること;周囲温度よりも高い光硬化温度において、光硬化性組成物の層を光硬化させて、硬化層を形成すること;および硬化層を焼成して焼成層を形成することを含んでもよい。システムおよび方法は、層の厚さ変化を0%または0%近くにすることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基材上の光硬化性組成物を加熱するための第1の加熱手段;
700nm未満の波長で化学線を放出するように構成された化学線源;および
光硬化性組成物が化学線源に曝露されるとき、光硬化性組成物の光硬化温度を達成するように、第1の加熱手段によって生じる標的温度を決定するように構成された制御装置であって、光硬化温度が周囲温度よりも高い、制御装置
を含む、システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
システムが機械を含み、第1の加熱手段と化学線源とが、機械内の同じステーション内にある、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
光硬化性組成物が光硬化温度にあり、化学線に曝露されているとき、基材を保持するように構成された第1の基材チャック
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
光硬化性組成物が第1の加熱手段に曝露されているとき、基材を保持するように構成された第2の基材チャック;および
光硬化性組成物を有する基材を、第1の基材チャックと第2の基材チャックとの間で搬送するように構成された基材搬送ツール
をさらに含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
光硬化性組成物を基材上に供給するように構成された供給ヘッド
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
上材を、基材に重なった光硬化性組成物と接触させて載置するように構成されたステーション
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
光硬化性組成物に対応する硬化層を加熱して、焼成層を形成するように構成された第2の加熱手段であって、基材と硬化層とを、光硬化温度よりも高い焼成温度に加熱するように構成されている、第2の加熱手段
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
光硬化性組成物の温度に対応する第1の信号を発生させるように構成された温度センサ
をさらに含み、
制御装置が、第1の信号を受信し、前記温度が光硬化温度±5℃である場合に、化学線源を活性化するための第2の信号を伝送するようにさらに構成されている、
請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
光硬化性組成物を基材上に供給することであって、光硬化性組成物が多官能性モノマーを含む、供給すること;
光硬化性組成物が、周囲温度よりも高い光硬化温度にある間に、光硬化性組成物を光硬化することであって、基材上に硬化層を形成する、光硬化すること;および
硬化層を焼成して焼成層を形成することであって、光硬化温度よりも高い焼成温度で行われる、焼成すること
を含む方法。
【請求項10】
光硬化温度が25℃よりも高い、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加熱手段および化学線源を含むシステム、ならびにシステムを使用する方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット適応平坦化(IAP)は、超小型電子製造に使用される。超小型電子部品の寸法は小さくなり続けているため、IAPを含むプロセスはより困難になっている。IAPプロセスは、光硬化性組成物を基材上に供給すること、および基材を光硬化性組成物と接触させて載置することを含むこともある。IAPプロセスは、光硬化性組成物を化学線に曝露することによって、光硬化性組成物の層を光硬化させて、硬化層を形成することをさらに含んでもよい。光硬化は、室温、例えば20℃で行われる。次いで、硬化層を焼成して、焼成層を形成する。焼成層の厚さは、光硬化性組成物の厚さよりも薄い。厚さ変化は、上に記載したIAPプロセスによって形成された焼成層の平坦化性能を低減する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
得られた焼成層の表面は、局所的に低い高度の領域もあれば局所的に高い高度の領域もある、一様でない地形を有することがある。このような表面の両端間で高度差を有しない、または少なくとも高度差の少ない平坦化層が所望される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
態様では、システムは、基材上の光硬化性組成物を加熱するための第1の加熱手段;700nm未満の波長で化学線を放出するように構成された化学線源;および光硬化性組成物が化学線源に曝露されるとき、光硬化性組成物の光硬化温度を達成するように、第1の加熱手段によって生じる標的温度を決定するように構成された制御装置であって、光硬化温度が周囲温度よりも高い、制御装置を含む。
【0005】
実施形態では、システムは機械を含み、第1の加熱手段と化学線源とは、機械内の同じステーション内にある。
【0006】
別の実施形態では、システムは、光硬化性組成物が光硬化温度にあり、化学線に曝露されているとき、基材を保持するように構成された第1の基材チャックをさらに含む。
【0007】
特定の実施形態では、システムは、光硬化性組成物が第1の加熱手段に曝露されているとき、基材を保持するように構成された第2の基材チャック;および光硬化性組成物を有する基材を、第1の基材チャックと第2の基材チャックとの間で搬送するように構成された基材搬送ツールをさらに含む。
【0008】
なおも別の実施形態では、システムは、光硬化性組成物を基材上に供給するように構成された供給ヘッドをさらに含む。
【0009】
またなお別の実施形態では、システムは、上材を、基材に重なった光硬化性組成物と接触させて載置するように構成されたステーションをさらに含む。
【0010】
さらなる実施形態では、システムは、光硬化性組成物に対応する硬化層を加熱して、焼成層を形成するように構成された第2の加熱手段であって、基材と硬化層とを、光硬化温度よりも高い焼成温度に加熱するように構成されている、第2の加熱手段をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)
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