TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024176910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095780
出願日
2023-06-09
発明の名称
システム、画像形成装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
1/405 20060101AFI20241212BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】階調数及び粒状感を維持しながら、データ転送量を抑える。
【解決手段】第1の解像度の第1の画像を取得する。第1の解像度の第1の画像に基づいて第2の解像度の第2の画像を生成する。この第2の画像の1画素の階調値は、第1の画像のうち1画素に対応する領域を第1の解像度及び第2の解像度より高い第3の解像度に変換してから第3の解像度に従う第1の閾値マトリクスを用いて2値化した場合におけるドット数を示す。第2の画像を画像形成装置に送信する。受信した第2の画像を第3の解像度の2値画像である第3の画像に変換する。第2の画像の1画素について階調値に対応する第3の画像におけるドット配置を示す情報に従って第3の画像を生成し、第3の画像の1画素に対応するドット配置は、第1の閾値マトリクスのうち1画素に対応する領域における各閾値の大きさの大小関係に基づいて定められる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置と、画像形成装置と、を備えるシステムであって、
前記情報処理装置は、
第1の解像度の第1の画像を取得する取得手段と、
前記第1の解像度の第1の画像に基づいて第2の解像度の第2の画像を生成する第1の変換手段であって、前記第2の画像の1画素の階調値は、前記第1の画像のうち前記1画素に対応する領域を前記第1の解像度及び前記第2の解像度より高い第3の解像度に変換してから前記第3の解像度に従う第1の閾値マトリクスを用いて2値化した場合におけるドット数を示す、第1の変換手段と、
前記第2の画像を画像形成装置に送信する送信手段と、を備え、
前記画像形成装置は、
前記第2の画像を受信する受信手段と、
前記第2の画像を前記第3の解像度の2値画像である第3の画像に変換する第2の変換手段であって、前記第2の画像の1画素について前記階調値に対応する前記第3の画像におけるドット配置を示す情報に従って前記第3の画像を生成し、前記第3の画像の前記1画素に対応するドット配置は、前記第1の閾値マトリクスのうち前記1画素に対応する領域における各閾値の大きさの大小関係に基づいて定められている、第2の変換手段と、
を備えるシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2の変換手段は、前記第2の画像を、前記第3の解像度に従う第2の閾値マトリクスを用いて前記第3の画像に変換することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第2の閾値マトリクスは、前記1画素に対応する領域における各閾値の大小関係が、前記第1の閾値マトリクスにおける前記1画素に対応する領域における各閾値の大小関係と等しいことを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第2の閾値マトリクスは、前記第1の閾値マトリクスと同一のマトリクスであることを特徴とする、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第3の画像の前記1画素に対応するドット配置は、前記第1の閾値マトリクスのうち前記1画素に対応する領域における各閾値の大きさの大小関係と、前記第2の画像の前記1画素の階調値と、に基づいて定められていることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記第3の画像の第1の画素に対応する領域において、前記第1の閾値マトリクスのうち前記1画素に対応する領域における閾値が小さい順に、前記第2の画像の前記1画素の階調値分の数の画素位置にドットが形成されるように、前記第3の画像の前記第1の画素に対応するドット配置が定められることを特徴とする、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1の解像度と前記第2の解像度とが同一であることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記第2の解像度が前記第1の解像度よりも低いことを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1の画像の解像度を前記第3の解像度に変換する第3の変換手段と、
前記第3の解像度の前記第1の画像を、前記第1の閾値マトリクスを用いて二値化した第4の画像に変換する第4の変換手段と、を更に備え、
前記第1の変換手段は、第3の画像の1画素の階調値を、前記第4の画像の前記1画素に対応する領域に含まれるドット数とすることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
2値画像の粒状感を評価する評価手段をさらに備え、
前記第4の画像と、前記第3の画像との粒状感の評価の差が所定の範囲内となることを特徴とする、請求項9に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、画像形成装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットの画像形成装置は、入力解像度で入力された画像データを、吐出口の解像度である出力解像度でのドット配置(ドットの形成又は非形成)のデータに置き換えることで、印刷媒体であるインクジェット用紙に画像を形成する。このような画像形成装置において、画像を形成するためのドットの配置を決定する画像形成データの生成は、一般的に多値(例えば8ビット)で入力された画像データに量子化処理を施すことで行われる。ここでは、画像データの量子化処理は、画像データを、ドットの形成(階調値1)又は非形成(階調値0)が定められた各画素の2値データにすることで行われる。この量子化処理は、ドットの形成/非形成の配置がある単位面積の複数画素でまとまった結果、多値を表せるようになることから、面積変調とも呼ばれる。例えば、入力画像が8bit256階調の場合、16x16ドットの単位面積があれば、ドットの形成/非形成で同様の0~255の階調値を実現できる。
【0003】
近年、インクジェットの高画質化に伴って、従来の商業オフセット印刷の分野にもインクジェット画像形成が利用できるようになっていることから、インクジェット画像形成においてより高画質かつ高解像度の形成が求められるようになってきている。
【0004】
この高画質かつ高解像度の画像形成を実現するために、吐出口を含む記録ヘッドの画像形成素子の集積密度を高めた高密度記録ヘッドが用いられるようになっている。これら高密度記録ヘッドによる画像形成の解像度は、入力される一般的な画像データの解像度(例えば300dpi、又は600dpi)よりも大きいものを採用することが可能である。入力される画像の解像度よりも画像形成時の解像度を高くすることができる高密度記録ヘッドは、面積変調に適したデバイスとなっている。
【0005】
入出力の画像の解像度と量子化処理とによって実現される画質要素には、解像感(ジャギー)、階調数、及び粒状感の3つが存在する。解像感(ジャギー)は、画像のがたつき(ジャギー)に関する画質要素であり、入力される画像データの入力解像度に依存する。階調数は、面積変調の実力を表す。この階調数は、ある解像度の画素あたりで再現可能な階調数であり、入出力の画像の解像度の関係に大きく依存する。粒状感は、画像のざらつきに関する画質要素であり、画像形成時のドット配置に大きく依存する。
【0006】
特許文献1に記載の量子化方法では、テーブルメモリに格納されたドット配置パターンを使用することで、階調数を実現しつつ、データ転送量を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平09-046522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、粒状感の低減を目的として、高密度記録ヘッドの解像度に合わせた高解像度量子化を行うと、量子化後の画像データのデータ量が膨大となってしまうという問題があった。また、特許文献1に記載の技術では、入力解像度で多値量子化した後に、テーブルメモリに格納された複数のドット配置パターンを順繰りに割り当てるため、画像形成時の解像度ではドット配置コントロールができず、粒状感が視認されやすくなってしまう場合があった。
【0009】
本発明は、階調数及び粒状感を維持しながら、データ転送量を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的を達成するために、例えば、一実施形態に係るシステムは以下の構成を備える。すなわち、情報処理装置と、画像形成装置と、を備えるシステムであって、前記情報処理装置は、第1の解像度の第1の画像を取得する取得手段と、前記第1の解像度の第1の画像に基づいて第2の解像度の第2の画像を生成する第1の変換手段であって、前記第2の画像の1画素の階調値は、前記第1の画像のうち前記1画素に対応する領域を前記第1の解像度及び前記第2の解像度より高い第3の解像度に変換してから前記第3の解像度に従う第1の閾値マトリクスを用いて2値化した場合におけるドット数を示す、第1の変換手段と、前記第2の画像を画像形成装置に送信する送信手段と、を備え、前記画像形成装置は、前記第2の画像を受信する受信手段と、前記第2の画像を前記第3の解像度の2値画像である第3の画像に変換する第2の変換手段であって、前記第2の画像の1画素について前記階調値に対応する前記第3の画像におけるドット配置を示す情報に従って前記第3の画像を生成し、前記第3の画像の前記1画素に対応するドット配置は、前記第1の閾値マトリクスのうち前記1画素に対応する領域における各閾値の大きさの大小関係に基づいて定められている、第2の変換手段と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
電子機器
10日前
キヤノン株式会社
記録装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
乾燥装置
4日前
キヤノン株式会社
印刷装置
10日前
キヤノン株式会社
検出装置
3日前
キヤノン株式会社
通信装置
10日前
キヤノン株式会社
測距装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
現像装置
10日前
キヤノン株式会社
防水構造体
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
10日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
電子写真装置
5日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
11日前
キヤノン株式会社
画像記録方法
11日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
放射線検出装置
10日前
キヤノン株式会社
指輪型デバイス
3日前
キヤノン株式会社
指輪型デバイス
3日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
10日前
キヤノン株式会社
指輪型デバイス
3日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
3日前
キヤノン株式会社
測距装置および機器
10日前
キヤノン株式会社
演算装置、演算方法
10日前
キヤノン株式会社
測距装置及び測距方法
3日前
キヤノン株式会社
測距装置及び測距方法
3日前
キヤノン株式会社
樹脂微粒子の製造方法
10日前
キヤノン株式会社
インクジェット記録装置
4日前
続きを見る
他の特許を見る