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公開番号
2024176827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095647
出願日
2023-06-09
発明の名称
農作業支援システム
出願人
ユアサ商事株式会社
,
株式会社ダイケン
,
株式会社くい丸
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01G
9/14 20060101AFI20241212BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】農作業の際の作業者の負担を軽減する農作業支援システムを低コストで提供する。
【解決手段】ビニールハウス100の天井部・近傍の梁部に取り付けられ且つビニールハウス100の天井側部においてビニールハウス100の奥行方向に延びるハンガーレール3と、ハンガーレール3に移動自在に支持され且つハンガーレール3の長手方向に沿って往復移動可能な第1移動体5Aと、第1移動体5Aに垂設された第1吊りベルト10aと、第1吊りベルト10aの下端部に固定された収納箱30とを有し、第1移動体10Aに第1吊りベルト10aを介して取り付けられた収容箱30は、作業者が奥行方向の荷重をかけることにより、第1移動体10Aと共にハンガーレール3に沿って、奥行方向に往復自在に移動できるようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
農作物を収穫するビニールハウスの天井部・近傍の梁部に取り付けられ且つ該ビニールハウスの天井側部において該ビニールハウスの奥行方向に延びるハンガーレールと、
前記ハンガーレールに移動自在に支持され且つ該ハンガーレールの長手方向に沿って往復移動可能な第1移動体と、
前記第1移動体に垂設された第1吊りベルトと、
前記第1吊りベルトの下端部に固定された農作物を収納するめの収納箱とを有し、
前記第1移動体に前記第1吊りベルトを介して取り付けられた前記収容箱は、作業者が前記奥行方向の荷重をかけることにより、前記第1移動体と共に前記ハンガーレールに沿って、該ビニールハウスの該奥行方向に、往復自在に移動できるようになっていることを特徴とする農作業支援システム。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記ハンガーレールに移動可能に支持され且つ該ハンガーレールの長手方向に沿って往復移動可能な第2移動体と、
前記第2移動体に垂設された第2吊りベルトと、
前記第2吊りベルトの下端部に固定された、作業者が座ることができる略板状のシートとを有し、
前記第2移動体に前記第2吊りベルトを介して取り付けられた前記シートは、作業者が前記奥行方向の荷重をかけることにより、前記第2移動体と共に前記ハンガーレールに沿って、該ビニールハウスの該奥行方向に、往復自在に移動できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の農作業支援システム。
【請求項3】
農作物を栽培する屋外の畑に設置される農作業支援システムであって、
前記畑の農作物が栽培されている所定方向に沿って、該農作物を跨ぐように、所定間隔を開けて並べて配置される、略コノ字状の鋼管を複数有する骨組み構造を備え、
前記略コノ字状の鋼管は、前記畑に対して垂直方向に立設する、1対の直管部と、1対の前記直管部の上端部同士を連結する横管部とを有し、
前記骨組み構造の前記横管部に取り付けられ且つ該農作物の上方側において前記所定方向に延びるハンガーレールと、
前記ハンガーレールに移動自在に支持され且つ該ハンガーレールの長手方向に沿って往復移動可能な第1移動体及び第2移動体と、
前記第1移動体に垂設された第1吊りベルトと、
前記第2移動体に垂設された第2吊りベルトと、
前記第1吊りベルトの下端部に固定された農作物を収納するめの収納箱と、
前記第2吊りベルトの下端部に固定された、作業者が座ることができる略板状のシートとを有し、
前記第1移動体に前記第1吊りベルトを介して取り付けられた前記収容箱は、作業者が前記所定方向の荷重をかけることにより、前記第1移動体と共に前記ハンガーレールに沿って、前記所定方向に往復自在に移動できるようになっており、
前記第2移動体に前記第2吊りベルトを介して取り付けられた前記シートは、作業者が前記所定方向の荷重をかけることにより、前記第2移動体と共に前記ハンガーレールに沿って、前記所定方向に往復自在に移動できるようになっていることを特徴とする農作業支援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農作業支援システムに関し、例えば、ビニールハウスで栽培する野菜や果物等の農作物の収穫作業の労力を軽減させる農作業支援システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、ビニールハウスで栽培している農作物の収穫作業では、作業者が収穫した農作物を籠等に入れて、その籠を台車に積んでビニールハウスの外まで運ぶことが行われている。この収穫作業では、作業者がしゃがんだり立ったりを繰り返し行うため、足腰への負担が大きく、腰を痛めてしまうこともある。すなわち、従来技術の農作物の収穫業では、作業者に過度の負担がかかるという課題があった。
【0003】
また、農作物の収穫作業の労力を軽減する技術として、特許文献1には、自動走行により農作物の運搬を行う農作業補助ロボットが提案されている。
特許文献1に記載の農作業補助ロボットは、収穫物を載置する作物類載置部が設けられており、農作業者が携帯する発信機からの作業者側信号を受信する信号受信部と、信号受信部が受信した信号が入力される制御部と、制御部及び信号受信部に電力を供給する電力供給部とを備える本体部を有している。また、作物類載置部及び本体部の下側には、作物類載置部及び本体部を移動するための移動手段を備えている。
【0004】
また、上記の農作業補助ロボットは、本体部側面のうち少なくとも進行方向前面側及び進行方向に対し幅方向の両側面に、畝や作物の株等の障害物を検出して障害物検出信号を前記制御部に伝える障害物検出センサーが設けられ、制御部は、障害物検出信号に基づいて障害物を回避しつつ、作業者側信号に基づいて、移動手段を農作業者の方向へ移動するよう駆動制御するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-66809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した農作業補助ロボットは、収穫物を自動走行で運んでくれるので、作業者が、収穫物を台車等で運ぶ労力から軽減される。
しかしながら、この農作業補助ロボットは、障害物を検知すると、それを回避して自動走行する等の高度な機能を有する制御部(専用のシフトウェアがインストールされたコンピュータや専用に開発された制御回路)を備えたものであり、コストがかかるという課題を有している。
なお、上述した農作業補助ロボットは、収穫物の運搬のみに特化したものであり、農作物の収穫作業をしている際の作業者の身体の負担を軽減するものではない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、農作業の際の作業者の負担を軽減する農作業支援システムを低コストで提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本発明は、農作業支援システムであって、農作物を収穫するビニールハウスの天井部・近傍の梁部に取り付けられ且つ該ビニールハウスの天井側部において該ビニールハウスの奥行方向に延びるハンガーレールと、前記ハンガーレールに移動自在に支持され且つ該ハンガーレールの長手方向に沿って往復移動可能な第1移動体と、前記第1移動体に垂設された第1吊りベルトと、前記第1吊りベルトの下端部に固定された農作物を収納するめの収納箱とを有し、前記第1移動体に前記第1吊りベルトを介して取り付けられた前記収容箱は、作業者が前記奥行方向の荷重をかけることにより、前記第1移動体と共に前記ハンガーレールに沿って、該ビニールハウスの該奥行方向に、往復自在に移動できるようになっていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、ビニールハウスの作業者は、収納箱が農作物で一杯になると、立ち上がって、ビニールハウスの出入り口の近傍まで、農作物が一杯の収容箱を引っ張ることで、ハンガーレールに移動自在に支持された第1移動体に吊り下げられた状態の収納箱を簡単に運搬することができる。すなわち、本発明によれば、収穫した農作物が入った籠(収納箱)を台車等に搭載してビニールハウスの出入り口まで運んだり、或いは、作業者自身に農作物が入った籠を手で持って運んだりする必要がないため、作業者の運搬作業の労力が大幅に軽減される。
【0010】
また、本発明の農作業支援システムは、ビニールハウスの天井部・近傍の梁部に取り付けられたハンガーレールと、ハンガーレールに移動自在に支持された第1移動体と、第1移動体に第1吊りベルトを介して取り付けられた収納箱とを備えた簡単な構成であり、上述した特許文献1に記載の農作業補助ロボットのような、電力供給部(電源)やコンピュータ(或いは専用の制御回路)を設けたものではない。
すなわち、本発明の農作業支援システムは、上述した特許文献1に記載の農作業補助ロボットと比べて、部品点数が少なく、コストをかけずに導入することができるとともに、構造が単純であるため、メンテナンスのコストも抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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