特許ウォッチ

公開番号2025033350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139018
出願日2023-08-29
発明の名称釣竿
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01K 87/00 20060101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】竿体が電波遮蔽の材料で構成されている場合であっても、アンテナで送受信する電波を効率よく透過させることができ、通信距離の延長や消費電力の低減を図られるようにする。
【解決手段】釣竿は、竿体と、空中線部とを備える。竿体は、電波遮蔽性を有する遮蔽部、及び、電波透過性を有する透過部、を含む。空中線部は、前記竿体の前記透過部に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
電波遮蔽性を有する遮蔽部、及び、電波透過性を有する透過部、を含む、竿体と、
前記竿体の前記透過部に配置される空中線部と、
を備える釣竿。
続きを表示（約 660 文字）【請求項２】
前記空中線部は、無指向性の特性を有する、無指向性空中線である
請求項１に記載の釣竿。
【請求項３】
前記空中線部は、一定の方向に指向特性がある指向性空中線である
請求項１に記載の釣竿。
【請求項４】
前記透過部は、前記竿体の周方向の１８０度未満の角度範囲に延在する
請求項２または３に記載の釣竿。
【請求項５】
前記透過部は、前記竿体の周方向の１８０度以上の角度範囲に延在する
請求項２または３に記載の釣竿。
【請求項６】
前記透過部は、リールシートよりも竿先側の竿体部に配置される
請求項１から３の何れか１項に記載の釣竿。
【請求項７】
前記遮蔽部は、少なくとも炭素繊維強化樹脂を含み、
前記透過部は、少なくともガラス繊維強化樹脂を含む
請求項１から３の何れか１項に記載の釣竿。
【請求項８】
前記竿体に設けられる通信部をさらに備え、
前記通信部は、前記空中線部からの信号を受信する受信部を含む、
請求項１に記載の釣竿。
【請求項９】
前記竿体に設けられる通信部をさらに備え、
前記通信部は、前記空中線部へ信号を送信する送信部を含む、
請求項１に記載の釣竿。
【請求項１０】
前記空中線部と前記通信部とを接続する、接続線を有する、
請求項８または９に記載の釣竿。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、釣竿に関する。
続きを表示（約 980 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、無線装置を備える釣竿が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－４５７２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
釣竿は、炭素繊維強化樹脂によって構成されることがある。一般に、炭素繊維強化樹脂には、電波を遮蔽する性質（電波遮蔽性）がある。炭素繊維強化樹脂などの電波遮蔽性がある材料で釣竿を構成した場合、無線通信の電波を効率よく送受信することができないという課題があった。
【０００５】
本発明は、上記した課題を考慮して、竿体が電波遮蔽性を有する材料で構成されている場合であっても、無線通信の電波を効率よく送受信させることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
（１）上述した課題を解決する本発明の一態様は、電波遮蔽性を有する遮蔽部、及び、電波透過性を有する透過部、を含む、竿体と、前記竿体の前記透過部に配置される空中線部と、を備える釣竿である。
【０００７】
上記構成によれば、透過部が電波透過性の材料で構成されているため、竿体が電波遮蔽の材料で構成されている場合であっても、アンテナで送受信する電波を効率よく透過させることができ、通信距離の延長や消費電力の低減を図ることができる。
また、釣竿の内部に通信用のアンテナを配置するため、外付けアンテナの場合に生じる、釣竿使用時のアンテナの破損や、アンテナ取り付け部分の重量増を避け、耐久性の向上と軽量化を図ることができる。
【０００８】
（２）本発明の一態様は、（１）に記載の釣竿であって、前記空中線部は、無指向性の特性を有する、無指向性空中線であってよい。
【０００９】
上記構成によれば、広範囲に無線電波を送受信できるため、他の釣竿や他の無線通信装置との通信を円滑に行うことができる。
【００１０】
（３）本発明の一態様は、（１）に記載の釣竿であって、前記空中線部は、一定の方向に指向特性がある指向性空中線であってよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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