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公開番号
2024176233
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094638
出願日
2023-06-08
発明の名称
収納ボックスの保持構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
9/14 20200101AFI20241212BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】収納ボックスの着脱作業の作業性を向上させる。
【解決手段】収納ボックス(41)の保持構造には、収納ボックスと、収納ボックスに連結された蓋体(15)と、収納ボックスを周囲から覆うカバー(14)と、が設けられている。カバーは、収納ボックスと蓋体の連結側に対向する一壁部(31)と、収納ボックスを挟んで対向する一対の対向壁部(32)と、を有している。一対の対向壁部に一対の掛止部(34)が形成され、収納ボックスに一対の被掛止部(45)が形成され、一対の掛止部の間隔が一対の被掛止部の間隔よりも広くなっている。蓋体が開かれた状態で固定部材(56、57)が取り外されると、収納ボックスの連結側が一壁部に受け止められ、一壁部に作用する押圧力によって一対の対向壁部が内向きに撓んで、一対の掛止部の間隔が一対の被掛止部の間隔よりも狭くなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車体フレームに固定部材で固定される収納ボックスの保持構造であって、
荷物を出し入れするための開口が形成された収納ボックスと、
前記収納ボックスに連結されて前記開口を開閉可能な蓋体と、
前記蓋体の下方で前記収納ボックスを周囲から覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記収納ボックスと前記蓋体の連結側に対向する一壁部と、前記収納ボックスを挟んで対向する一対の対向壁部と、を有し、
前記一対の対向壁部には一対の掛止部が形成され、前記収納ボックスには一対の被掛止部が形成され、前記一対の掛止部の間隔が前記一対の被掛止部の間隔よりも広く、
前記蓋体が開かれた状態で前記固定部材が取り外されていると、前記収納ボックスの連結側が前記一壁部に受け止められ、前記一壁部に作用する押圧力によって前記一対の対向壁部が内向きに撓んで、前記一対の掛止部の間隔が前記一対の被掛止部の間隔よりも狭まることを特徴とする収納ボックスの保持構造。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記一対の対向壁部の対向方向に延びる前記収納ボックスの中心線を挟んで、前記一壁部とは反対側に前記一対の掛止部が位置していることを特徴とする請求項1に記載の収納ボックスの保持構造。
【請求項3】
前記収納ボックスの前端に前記蓋体が上開き可能に連結されており、
前記一壁部が前壁部であり、前記一対の対向壁部が一対の側壁部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納ボックスの保持構造。
【請求項4】
前記蓋体がシートであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納ボックスの保持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収納ボックスの保持構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両として、シート下方に収納ボックスを設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の収納ボックスは車両後方のリアフレームに固定され、リアフレームの外側の車体カバーによって収納ボックスが周囲から覆われている。収納ボックスの前端にヒンジを介してシートが連結され、ヒンジを中心にしてシートが開閉可能に構成されている。シートが収納ボックスの蓋として機能しており、シートが上開きされることで収納ボックスの内部が露出されて、収納ボックス内に対してヘルメット等の荷物が出し入れされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-114185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の収納ボックスの底面がリアフレームにボルトで固定されている。収納ボックスを着脱するためには、シートを開いた状態でボルトを締めたり緩めたりする必要がある。このとき、収納ボックスの前端にシートの荷重が集中するため、シートや収納ボックスを支えながら着脱作業を行わなければならない。収納ボックスの上縁に被さるように、車体カバーの上縁に掛止部を形成することも考えられるが、掛止部に収納ボックスの組付け作業が妨げられて作業性が悪化する。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、収納ボックスの着脱作業の作業性を向上させることができる収納ボックスの保持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の収納ボックスの保持構造は、車体フレームに固定部材で固定される収納ボックスの保持構造であって、荷物を出し入れするための開口が形成された収納ボックスと、前記収納ボックスに連結されて前記開口を開閉可能な蓋体と、前記蓋体の下方で前記収納ボックスを周囲から覆うカバーと、を備え、前記カバーは、前記収納ボックスと前記蓋体の連結側に対向する一壁部と、前記収納ボックスを挟んで対向する一対の対向壁部と、を有し、前記一対の対向壁部には一対の掛止部が形成され、前記収納ボックスには一対の被掛止部が形成され、前記一対の掛止部の間隔が前記一対の被掛止部の間隔よりも広く、前記蓋体が開かれた状態で前記固定部材が取り外されていると、前記収納ボックスの連結側が前記一壁部に受け止められ、前記一壁部に作用する押圧力によって前記一対の対向壁部が内向きに撓んで、前記一対の掛止部の間隔が前記一対の被掛止部の間隔よりも狭まることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の収納ボックスの保持構造によれば、蓋体が開かれた状態で固定部材が取り外されていると、収納ボックスの連結側に蓋体の荷重が集中して収納ボックスが傾けられる。収納ボックスの連結側がカバーの一壁部で受け止められ、一壁部に作用する押圧力に一対の対向壁部が引っ張られて内向きに撓んで、一対の掛止部の間隔が収納ボックスの一対の被掛止部の間隔よりも狭められる。一壁部に収納ボックスが受け止められると共に、一対の掛止部に収納ボックスが掛け止めされ、収納ボックスを安定させた姿勢で収納ボックスの着脱作業を実施できる。また、一壁部に押圧力が作用しない状態では、一対の掛止部の間隔が一対の被掛止部の間隔よりも広いため、一対の掛止部によって収納ボックスの組付け作業が妨げられることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の側面図である。
本実施例のシートを開いた状態の車両後部の上面図である。
本実施例の収納ボックスを取り外した車両後部の上面図である。
本実施例の収納ボックスの受け止め状態を示す図である。
本実施例の収納ボックスの掛け止め状態を示す図である。
本実施例の収納ボックスの掛け止め状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の収納ボックスの保持構造は、車体フレームに固定部材で収納ボックスが固定される。収納ボックスには荷物を出し入れするための開口が形成され、収納ボックスには蓋体が連結されて蓋体によって開口が開閉される。蓋体の下方ではカバーによって収納ボックスが周囲から覆われている。カバーの一壁部は収納ボックスと蓋体の連結側に対向し、カバーの一対の対向壁は収納ボックスを挟んで対向している。一対の対向壁には一対の掛止部が形成され、収納ボックスには被掛止部が形成されており、一対の掛止部の間隔が一対の被掛止部の間隔よりも広くなっている。蓋体が開かれた状態で固定部材が取り外されていると、収納ボックスの連結側に蓋体の荷重が集中して収納ボックスが傾けられる。収納ボックスの連結側がカバーの一壁部で受け止められ、一壁部に作用する押圧力に一対の対向壁部が引っ張られて内向きに撓んで、一対の掛止部の間隔が収納ボックスの一対の被掛止部の間隔よりも狭められる。一壁部に収納ボックスが受け止められると共に、一対の掛止部に収納ボックスが掛け止めされ、収納ボックスを安定させた姿勢で収納ボックスの着脱作業を実施できる。また、一壁部に押圧力が作用しない状態では、一対の掛止部の間隔が一対の被掛止部の間隔よりも広いため、一対の掛止部によって収納ボックスの組付け作業が妨げられることがない。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)
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