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公開番号
2024175997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094165
出願日
2023-06-07
発明の名称
ウェザーストリップ
出願人
西川ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60R
13/06 20060101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約
【課題】フランジに対する保持力を一層高めて組付け作業性を容易にする。
【解決手段】自動車100のボディBのドア開口周縁部に沿って設けられたフランジFに取付けられ、車内側側壁11と車外側側壁12と底壁13からなる断面略U字形で長手方向に延びる取付基部10と、取付基部10の内部には略U字形に曲げられた芯材17が埋設され、
両側壁内側には突条片15,16が設けられ、ドアD閉時にドアDに弾接する中空シール部20とを備えるウェザーストリップ1で、取付基部10の車内側側壁11の先端側に、長手方向に延び取付基部10を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車内側帯状部材30を設け、取付基部10の車外側側壁12の先端側に、長手方向に延び取付基部10を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車外側帯状部材40を設けた。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車ボディのドア開口周縁部に沿って設けられたフランジに取付けられ、車内側側壁と車外側側壁と両側壁を接続する底壁からなる断面略U字形で長手方向に延びる取付基部と、前記取付基部の内部に略U字形に曲げられた芯材が埋設され、前記両側壁の内側にはそれぞれ前記フランジの面に接する突条片が設けられ、前記取付基部の前記車外側側壁の車外側面には前記取付基部と一体的に押出成形されるとともに、前記ドア閉時には前記ドアに弾接する中空シール部とを備えるウェザーストリップにおいて、
前記取付基部の前記車内側側壁の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車内側帯状部材を設けるとともに、
前記取付基部の前記車外側側壁の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車外側帯状部材を設けたことを特徴とするウェザーストリップ。
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【請求項2】
自動車ボディのドア開口周縁部に沿って設けられたフランジに取付けられ、車内側側壁と車外側側壁と両側壁を接続する底壁からなる断面略U字形で長手方向に延びる取付基部と、前記取付け基部の内部に略U字形に曲げられた芯材が埋設され、前記両側壁の内側にはそれぞれ前記フランジの面に接する突条片が設けられ、前記取付基部の前記車外側側壁の車外側面には前記取付基部と一体的に押出成形されるとともに、前記ドア閉時には前記ドアに弾接する中空シール部とを備え、前記芯材は押出成形後に前記取付基部内でバラバラに分離されるタイプのウェザーストリップであって、
前記取付基部の前記車内側側壁の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車内側帯状部材を設けるとともに、
前記取付基部の前記車外側側壁の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車外側帯状部材を設けたことを特徴とするウェザーストリップ。
【請求項3】
前記車内側帯状部材は、前記取付基部の前記車内側側壁の先端側を断面L字形状に覆う、前記取付基部の前記車内側側壁の先端に設けられた車内側帯状部材先端部と、前記車内側帯状部材先端部の車内側端部から前記車内側側壁の車内側面に沿って前記底壁側に向かって延びる車内側帯状部材車内側部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェザーストリップ。
【請求項4】
前記車内側帯状部材の前記車内側帯状部材先端部の幅は、前記芯材の厚さよりも大きく、前記車内側帯状部材車内側部は、前記芯材の車内側端部よりも前記底壁側まで延び、
前記車外側帯状部材は、前記取付基部の前記車外側側壁の先端側を断面L字形状に覆う、前記取付基部の前記車外側側壁の先端に設けられた車外側帯状部材先端部と、前記車外側帯状部材先端部の車外側端部から前記車外側側壁の車外側面に沿って前記底壁側に向かって延びる車外側帯状部材車外側部を有するとともに、
前記車外側帯状部材の前記車外側帯状部材先端部の幅は、前記芯材の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のウェザーストリップ。
【請求項5】
前記取付基部の前記車外側側壁に対する前記中空シール部の2つの付け根部のうち、第一付け根部は前記取付基部の前記車外側側壁の前記底壁側に、第二付け根部は前記取付基部の前記車外側側壁の先端に設けられ、前記車外側帯状部材は、前記第二付け根部を構成することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェザーストリップ。
【請求項6】
前記取付基部の前記車外側側壁に設けられた前記突条片の一つは、前記取付基部の前記車外側側壁の先端から車内側に向けて延びる車外側第一突条片であり、前記車外側第一突条片の付け根部は、前記車外側帯状部材先端部を覆うとともに前記自動車ボディに弾接することを特徴とする請求項3に記載のウェザーストリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のボディのドア開口部に沿って取付けられ、ドア閉時にドアに弾接して車内外をシールするウェザーストリップに関する。
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【背景技術】
【0002】
自動車ボディのドア開口周縁部に沿って設けられたフランジFに対して、図5に示すようなウェザーストリップ50が取付けられている(例えば、特許文献1の図3参照)。
このようなウェザーストリップ50は、自動車のサイドドアやスライドドアの開口部周縁部に沿って設けられたフランジFに挿入されるようにして取付けられ、車内側側壁61と車外側側壁62と両側壁61,62を接続する底壁63からなる断面略U字形の取付基部60と、その取付基部60の車外側側壁62に一体成形され、ドア閉時にそのドアに弾接する中空シール部70とからなる。
取付基部60の両側壁61,62の内側には挿入時にフランジFの面に接する複数の突条片65が設けられ、車内側側壁61には舌状のリップ部66が設けられている。また、取付基部60の内部には略U字形に曲げられた芯材67が埋設されている。
【0003】
芯材67としては、ウェザーストリップ50の押出加硫成形後に取付基部60の内部にバラバラに分離せず、そのままの状態で存在するもの(いわゆる連結タイプ)や、複数の連結部を設けて魚の骨状にしたものを使用し、ウェザーストリップ50の押出加硫成形後に取付基部60の内部で連結部をバラバラに分離するもの(いわゆるブレイクタイプ)がある。
【0004】
連結タイプの芯材67を使用しているウェザーストリップ50は、取付基部60の中で芯材67が分離されてなく連結しているので、長手方向に引っ張ってもほどんど伸びない。その結果、保持力に優れる。また、近年の自動車の軽量化の関係上、ウェザーストリップ50の芯材67は従来の板厚よりも薄いものが使用されるようになってきている。連結タイプの芯材67は、自動車に組付ける際にも連結している必要があるため、板厚が薄い連結部であっても破断しないように剛性の高い金属材、例えばハイテンション材を使用する必要がある。一般的に、ハテインション材は材料が高価な為、コストが高くなる。
これに対して、ブレイクタイプの芯材67を使用しているウェザーストリップ50は、取付基部60の中で芯材67が分離された状態となっているので、長手方向に引っ張ると容易に伸びる。その結果、保持力が小さくフランジFに取付けられた後、短時間の間に脱落し易いという問題がある。また、ブレイクタイプの芯材67の場合は、板厚が薄い連結部であっても、ウェザーストリップ50を押出加硫成形する時のみ連結していれば良い為、剛性の高い金属材であるハイテンション材を使用する必要がなく、原材料費が比較的安価な従来金属材料を使用可能であり製造コストを抑えることが可能である。
また、保持力が小さいと、図6に実線で示すように、曲がりやすく垂れ下がるため組付け作業には作業者2名が必要である。つまり、図6のように、ウェザーストリップ50をフランジFに仮組付けした場合、ウェザーストリップ50はフランジFから短時間内で脱落し易いため作業者は片手で仮組付けした部分を常時押さえる必要があり、作業者1名による作業は困難であった。
【0005】
特許文献1では、図5に示すように、取付基部60の車内側側壁61端末部の車内側に、長手方向に延びる硬質材料からなる一条の帯状部材75を設けて車外側側壁62をフランジFの面に押付けるようにしたので、保持力が向上するが、これはウェザーストリップ50のコーナー部における構造に関するものであり、直線部においての保持力は十分に向上するものではなく組付け作業性が悪いことには変わりない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-230595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明の目的とするところは、フランジに対する保持力を一層高めて組付け作業性を容易にするウェザーストリップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、自動車(100)のボディ(B)のドア(D)開口周縁部に沿って設けられたフランジ(F)に取付けられ、車内側側壁(11)と車外側側壁(12)と両側壁(11,12)を接続する底壁(13)からなる断面略U字形で長手方向に延びる取付基部(10)と、前記取付基部(10)の内部に略U字形に曲げられた芯材(17)が埋設され、前記両側壁(11,12)の内側にはそれぞれ前記フランジ(F)の面に接する突条片(15,16)が設けられ、前記取付基部(10)の前記車外側側壁(12)の車外側面には前記取付基部(10)と一体的に押出成形されるとともに、前記ドア(D)閉時には前記ドア(D)に弾接する中空シール部(20)とを備えるウェザーストリップ(1)において、
前記取付基部(10)の前記車内側側壁(11)の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部(10)を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車内側帯状部材(30)を設けるとともに、
前記取付基部(10)の前記車外側側壁(12)の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部(10)を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車外側帯状部材(40)を設けたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、自動車(100)のボディ(B)のドア(D)開口周縁部に沿って設けられたフランジ(F)に取付けられ、車内側側壁(11)と車外側側壁(12)と両側壁(11,12)を接続する底壁(13)からなる断面略U字形で長手方向に延びる取付基部(10)と、前記取付基部(10)の内部に略U字形に曲げられた芯材(17)が埋設され、前記両側壁(11,12)の内側にはそれぞれ前記フランジ(F)の面に接する突条片(15,16)が設けられ、前記取付基部(10)の前記車外側側壁(12)の車外側面には前記取付基部(10)と一体的に押出成形されるとともに、前記ドア(D)の閉時には前記ドア(D)に弾接する中空シール部(20)とを備え、前記芯材(17)は押出成形後に前記取付基部(10)内でバラバラに分離されるタイプのウェザーストリップ(1)において、
前記取付基部(10)の前記車内側側壁(11)の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部(10)を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車内側帯状部材(30)を設けるとともに、
前記取付基部(10)の前記車外側側壁(12)の先端側に、前記長手方向に延び前記取付基部(10)を構成する材質よりも硬度の高い硬質材料からなる車外側帯状部材(40)を設けたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記車内側帯状部材(30)は、前記取付基部(10)の前記車内側側壁(11)の先端側を断面L字形状に覆う、前記取付基部(10)の前記車内側側壁(11)の先端に設けられた車内側帯状部材先端部(31)と、前記車内側帯状部材先端部(31)の車内側端部から前記車内側側壁(11)の車内側面に沿って前記底壁(13)側に向かって延びる車内側帯状部材車内側部(32)を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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