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公開番号
2024175740
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023093694
出願日
2023-06-07
発明の名称
燃料ガス充填装置
出願人
トキコシステムソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20241212BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】充填ノズルをそれぞれ支持する複数の吊りアームの干渉を防止する。
【解決手段】燃料ガス充填装置1は、ガス供給管路4と、ガス供給管路4に接続された充填ホース5A,5Bにそれぞれ取付けられる充填ノズル6A,6Bと、ノズル吊り装置27とを備え、ノズル吊り装置27は、ディスペンサ筐体3に対して回転しつつ充填ノズル6A,6Bをそれぞれロープ36,38を介して吊り下げる下側吊りアーム31,上側吊りアーム35を有し、これら下側吊りアーム31および上側吊りアーム35は、上下方向に重なり合う状態で同一の中心軸Aを中心として個別に回転する。これにより、接近した位置に2つの接続口105A,105Bが設けられた燃料タンク105に対し、2つの充填ノズル6A,6Bを用いて水素ガスの充填作業を行う場合に、下側吊りアーム31と上側吊りアーム35とが干渉するのを防止できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ディスペンサ筐体内に設けられ、ガス蓄圧器に貯留された燃料ガスが供給される一又は複数のガス供給管路と、
前記一又は複数のガス供給管路に接続された複数の充填ホースにそれぞれ取付けられ、燃料タンクに接続される複数の充填ノズルと、
前記ディスペンサ筐体の上部に設けられ、前記ディスペンサ筐体に対して回転しつつ前記複数の充填ノズルをそれぞれ索具を介して吊り下げる複数の吊りアームを有するノズル吊り装置とを備え、
前記ノズル吊り装置の前記複数の吊りアームは、上下方向に重なり合う状態で同一の中心軸を中心として個別に回転する構成としたことを特徴とする燃料ガス充填装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記複数の吊りアームのうち上下方向の上側に配置された吊りアームは、上下方向の下側に配置された吊りアームよりも長さ寸法が大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ガス充填装置。
【請求項3】
前記ディスペンサ筐体には、前記ディスペンサ筐体に対して前記複数の吊りアームが回転可能な範囲を規制するアーム回転規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料ガス充填装置。
【請求項4】
ディスペンサ筐体内に設けられ、ガス蓄圧器に貯留された燃料ガスが供給される一又は複数のガス供給管路と、
前記一又は複数のガス供給管路に接続された複数の充填ホースにそれぞれ取付けられ、燃料タンクに接続される複数の充填ノズルと、
前記ディスペンサ筐体の上部に設けられ、前記ディスペンサ筐体に対して回転しつつ前記複数の充填ノズルをそれぞれ索具を介して吊り下げる複数の吊りアームを有するノズル吊り装置とを備え、
前記ディスペンサ筐体の上部には、前記ディスペンサ筐体の上面に沿って回転するベース部材が設けられ、
前記複数の吊りアームは、互いに異なる中心軸を中心として前記ベース部材にそれぞれ回転可能に取付けられていることを特徴とする燃料ガス充填装置。
【請求項5】
前記ノズル吊り装置の前記複数の吊りアームは、長さ方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料ガス充填装置。
【請求項6】
前記ディスペンサ筐体には、前記ディスペンサ筐体に対して前記ベース部材が回転可能な範囲を規制するベース回転規制部材が設けられ、
前記ベース部材には、前記複数の吊りアームが回転可能な範囲を規制するアーム回転規制部材が設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載の燃料ガス充填装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば水素ガス等の燃料ガスを車両の燃料タンクに充填するのに好適に用いられる燃料ガス充填装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、水素ガス等の高圧な燃料ガスを被燃料供給体(4輪自動車等の車両に搭載した燃料タンク)に充填・供給するようにした燃料ガス充填装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。従来技術による燃料ガス充填装置は、ディスペンサ筐体内に設けられ、ガス蓄圧器に貯留された燃料ガスが供給されるガス供給管路と、前記ガス供給管路に接続された充填ホースに取付けられ、燃料タンクの接続口に接続される充填ノズルと、前記充填ノズルを吊り下げて支持するノズル吊り装置とを備えている。
【0003】
ノズル吊り装置は、一端側がディスペンサ筐体に回転可能に取付けられた吊りアームを有し、充填ノズルは吊りアームの他端側に索具を介して支持されている。これにより、燃料ガスの充填作業時に燃料タンクの接続口に対して充填ノズルを取付け、取外しするときに、誤って充填ノズルが落下してしまうのを防止できる。これにより、充填ノズルが地面等に衝突して損傷するのを抑え、燃料ガス充填装置の操作性、信頼性を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-133825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、燃料ガス充填装置を構成するディスペンサ筺体に、2つの充填ノズルと2つのノズル吊り装置を設けることが考えられている。このような燃料ガス充填装置によれば、2台の車両にそれぞれ搭載された燃料タンク、1台の車両に搭載された2つの燃料タンク、あるいは2つの接続口を有する1個の燃料タンクに対し、2つの吊りアームにそれぞれ支持された2つの充填ノズルを用いて燃料ガスを充填することができ、燃料ガスの充填作業を効率良く行うことができる。
【0006】
しかし、例えば2つの接続口を有する1個の燃料タンクに対し、2つの充填ノズルから燃料ガスを充填する場合には、2つの吊りアームの先端が1個の燃料タンクに向かうことになり、吊りアーム同士が互いに接触して損傷する可能性がある。
【0007】
本発明の一実施形態の目的は、充填ノズルをそれぞれ支持する複数の吊りアームが干渉するのを防止できる燃料ガス充填装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態による燃料ガス充填装置は、ディスペンサ筐体内に設けられ、ガス蓄圧器に貯留された燃料ガスが供給される一又は複数のガス供給管路と、前記一又は複数のガス供給管路に接続された複数の充填ホースにそれぞれ取付けられ、燃料タンクに接続される複数の充填ノズルと、前記ディスペンサ筐体の上部に設けられ、前記ディスペンサ筐体に対して回転しつつ前記複数の充填ノズルをそれぞれ索具を介して吊り下げる複数の吊りアームを有するノズル吊り装置とを備え、前記ノズル吊り装置の前記複数の吊りアームは、上下方向に重なり合う状態で同一の中心軸を中心として個別に回転する構成としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、複数の吊りアームが、上下方向に重なり合う状態で同一の中心軸を中心として個別に回転するので、複数の充填ノズルを用いて燃料ガスの充填作業を行うときに、複数の吊りアームが干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態による燃料ガス充填装置を模式的に示す全体構成図である。
第1の実施形態による燃料ガス充填装置を示す正面図である。
燃料ガス充填装置を左側方から見た左側面図である。
2台の車両に搭載された燃料タンクに対し、2つの充填ノズルを用いて燃料ガスを充填する状態を示す平面図である。
車両に搭載された1個の燃料タンクに設けられた2つの接続口に対し、2つの充填ノズルを用いて燃料ガスを充填する状態を示す平面図である。
第1の実施形態によるノズル吊り装置を示す分解斜視図である。
ディスペンサ筺体に対する下側吊りアームおよび上側吊りアームの取付け構造を、図5中の矢示VII-VII方向から見た断面図である。
第2の実施形態による燃料ガス充填装置を左側方から見た左側面図である。
第2の実施形態によるノズル吊り装置を示す斜視図である。
ベース部材、ベースストッパ等を示す斜視図である。
ディスペンサ筺体にベース部材を取付けた状態を示す平面図である。
ベース部材の可動範囲を示す平面図である。
ベース部材に第1吊りアーム、第2吊りアームを取付けた状態を示す平面図である。
2台の車両に搭載された燃料タンクに対し、2つの充填ノズルを用いて燃料ガスを充填する状態を示す平面図である。
車両に搭載された1個の燃料タンクに設けられた2つの接続口に対し、2つの充填ノズルを用いて燃料ガスを充填する状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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