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公開番号
2024174723
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092707
出願日
2023-06-05
発明の名称
店舗内空気調和機の運転制御システム
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24F
11/65 20180101AFI20241210BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】日射に起因して店舗内の快適性が損なわれることを効果的に抑制することが可能な店舗内空気調和機の運転制御システムを提供する。
【解決手段】この店舗内空気調和機の運転制御システム100では、店舗内制御装置3は、日射量取得部7において取得された日射量と、店舗内の快適性の指標値とに基づいて、店舗内空気調和機1の運転を切り替える制御を行うように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
店舗内に配置されるとともに、冷房運転と暖房運転と送風運転と停止とが切り替え可能な空気調和機と、
店舗に配置される、日射量を取得する日射量取得部と、
前記空気調和機の運転モードを切り替える制御部と、を備え、
前記制御部は、前記日射量取得部において取得された日射量と、店舗内の快適性の指標値とに基づいて、前記空気調和機の運転を切り替える制御を行うように構成されている、店舗内空気調和機の運転制御システム。
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【請求項2】
前記制御部は、前記日射量取得部において取得された日射量に基づいて、前記空気調和機の送風運転と停止とを切り替える快適性の指標値の境界値をシフトする制御を行うように構成されている、請求項1に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記日射量取得部において取得した日射量が第1所定値以下である場合、または、前記日射量取得部において取得した日射量が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上である場合に、前記空気調和機の送風運転と停止とを切り替える快適性の指標値の境界値をシフトする制御を行うように構成されている、請求項2に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記日射量取得部において取得した日射量が前記第1所定値以下である場合に、前記空気調和機の停止と店舗内の室温を上昇させるための送風運転である暖房運転寄りの送風運転とを切り替える快適性の指標値の境界値を暖房運転側にシフトさせて、前記空気調和機を停止させる快適性の指標値の範囲を大きくする制御を行うように構成されている、請求項3に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記空気調和機の停止と暖房運転寄りの送風とを切り替える快適性の指標値の境界値を暖房運転側にシフトさせることにより、前記空気調和機を停止させる快適性の指標値の範囲と暖房運転寄りの送風運転を行う快適性の指標値の範囲とが重複する場合は、暖房運転寄りの送風を行わずに、前記空気調和機を停止させる制御を行うように構成されている、請求項4に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記日射量取得部において取得した日射量が前記第2所定値以上である場合に、前記空気調和機の停止と店舗内の室温を低下させるための送風運転である冷房運転寄りの送風とを切り替える快適性の指標値の境界値を停止側にシフトさせて、冷房運転寄りの送風運転を行う快適性の指標値の範囲を大きくする制御を行うように構成されている、請求項3に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記日射量取得部において取得した日射量が前記第2所定値以上であって、所定時間範囲内に快適性の指標値が小さくなることが予測される場合は、前記空気調和機の停止と冷房運転寄りの送風とを切り替える快適性の指標値の境界値を停止側にシフトさせる制御を行わないように構成されている、請求項6に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記空気調和機の暖房運転を開始した場合に、暖房運転と暖房運転寄りの送風運転とが短時間に切り替わることを抑制するために、暖房運転と暖房運転寄りの送風との快適性の指標値の境界値を暖房運転寄りの送風側にシフトする制御を行うように構成されている、請求項4に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記空気調和機の冷房運転を開始した場合に、冷房運転と冷房運転寄りの送風運転とが短時間に切り替わることを抑制するために、冷房運転と冷房運転寄りの送風との快適性の指標値の境界値を冷房運転寄りの送風側にシフトする制御を行うように構成されている、請求項6に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
【請求項10】
前記日射量取得部は、店舗に設けられる日射計または太陽光発電機の少なくとも一方を含み、
前記制御部は、前記日射計の測定値または前記太陽光発電機の発電量と、店舗内の快適性の指標値とに基づいて、前記空気調和機の運転を切り替える制御を行うように構成されている、請求項1に記載の店舗内空気調和機の運転制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、店舗内空気調和機の運転制御システムに関し、特に、空気調和機の運転を行う店舗内空気調和機の運転制御システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、空気調和機の運転を行う店舗内空気調和機の運転制御システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、空調負荷を予測する空調負荷予測装置と、空調負荷予測装置で予測された空調負荷に基づいて空調制御を行うビルコントローラとを備えるビル制御装置が開示されている。空調負荷予測装置は、ビル内環境設定値と、空調負荷データと、カレンダ情報とに基づいて、暑い場合は数値が大きくなるとともに寒い場合は数値が小さくなる快適性の指標値(PMV値)を算出し、快適性を維持できる範囲内での省エネルギーを意図した空調負荷を予測する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-21650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示されているように快適性の指標値に基づいて空気調和機(空調)の運転を制御する場合、快適性の指標値を算出するための値には日射量が含まれていないため、日射量とは関係なく快適性が維持できるように空気調和機が制御される。この場合に、室温が大きく上昇すると、快適性の指標値が変化し空気調和機の運転が制御されるが、日射による室温の上昇は緩やかな上昇であるため、日射量が大きくなってから室温が大きく上昇するまでの時間が掛かり、快適性の指標値に反映されるまでの時間が掛かる。このため、日射量が大きく、人が暑さを感じやすくなる場合であっても、快適性の指標値に反映されて快適性を維持するように空気調和機の運転が制御されるまでの時間が掛かる分、快適性が損なわれるという問題点がある。また、室温が大きく低下すると、快適性の指標値が変化し空気調和機の運転が制御されるが、日射量が小さくなったことに起因する室温の低下は、緩やかな低下であるため、日射量が小さくなってから快適性の指標値に反映されるまでの時間が掛かる。このため、日射量が小さくなり、人が寒さを感じやすくなる場合であっても、快適性の指標値に反映されて快適性を維持するように空気調和機の運転が制御されるまでの時間が掛かる分、快適性が損なわれるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、日射に起因して店舗内の快適性が損なわれることを効果的に抑制することが可能な空気調和機の運転システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による店舗内空気調和機の運転制御システムは、店舗内に配置されるとともに、冷房運転と暖房運転と送風運転と停止とが切り替え可能な空気調和機と、店舗に配置される、日射量を取得する日射量取得部と、空気調和機の運転モードを切り替える制御部と、を備え、制御部は、日射量取得部において取得された日射量と、店舗内の快適性の指標値とに基づいて、空気調和機の運転を切り替える制御を行うように構成されている。
【0008】
この発明の一の局面による店舗内空気調和機の運転制御システムでは、上記のように、制御部は、日射量取得部において取得された日射量と、店舗内の快適性の指標値とに基づいて、空気調和機の運転を切り替える制御を行うように構成されている。これにより、快適性の指標値に加えて、日射量に基づいて空気調和機の運転が切り替わるため、たとえば、日射量が大きく、室温が徐々に上昇することにより暑さを感じやすくなる場合に、予め送風運転により風を送ることによって室温を下げて、涼しく感じさせることができるため、快適性が損なわれることを効果的に抑制することができる。また、日射量が小さくなり、店舗内の温度が徐々に低下することにより寒さを感じやすくなる場合に、予め空気調和機の運転を停止させることにより、空気調和機から吹き出される風に起因して寒さを感じることを抑制することができるため、快適性が損なわれることを効果的に抑制することができる。これらの結果、日射に起因して店舗内の快適性が損なわれることを効果的に抑制することができる。
【0009】
上記一の局面による店舗内空気調和機の運転制御システムにおいて、好ましくは、制御部は、日射量取得部において取得された日射量に基づいて、空気調和機の送風運転と停止とを切り替える快適性の指標値の境界値をシフトする制御を行うように構成されている。このように構成すれば、日射量に応じて空気調和機の送風運転と停止とのうち快適性の指標値を損なうことを効果的に抑制することができる最適な空気調和機の運転が行えるように、空気調和機の送風運転と停止とを切り替える快適性の指標値の境界値をシフトすることができるため、日射に起因して日射熱が得られない条件下において送風の風量によって生じる店舗内の快適性が損なわれることをより効果的に抑制することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、制御部は、日射量取得部において取得した日射量が第1所定値以下である場合、または、日射量取得部において取得した日射量が第1所定値よりも大きい第2所定値以上である場合に、空気調和機の送風運転と停止とを切り替える快適性の指標値の境界値をシフトする制御を行うように構成されている。このように構成すれば、たとえば、送風運転によって空気を送ることに起因して人が寒さを感じやすくなるため、停止したほうが好ましい境界の日射量を第1所定値に設定することによって、第1所定値以下の日射量が小さい場合に、空気調和機を停止させて、快適性を向上させることができる。また、たとえば、停止運転よりも送風運転を行って風を送ることによって人が涼しさを感じやすくなる境界の日射量を第2所定値に設定することにより、第2所定値以上の日射量が大きい場合に、送風運転を積極的に行って快適性を向上させることができる。これらの結果、日射量が大きい場合と、日射量が小さい場合との両方において、快適性の指標値を損なわないように空気調和機を運転することができるため、日射に起因して店舗内の快適性が損なわれることをより効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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