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公開番号
2024172748
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090676
出願日
2023-06-01
発明の名称
ガス絶縁開閉装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
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個人
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個人
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個人
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個人
主分類
H02B
13/035 20060101AFI20241205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】接触子の開閉動作に伴い変位するアーク接点の動作不良を防止すること。
【解決手段】開閉装置(10)は、絶縁性ガスが充填される空間内に設けられる固定側接触子(14)と、空間内にて固定側接触子に対し開閉動作する可動側接触子(13)とを備えている。固定側接触子は、可動側接触子と接離可能な固定側主接点(16)と、可動側接触子の開閉動作方向に変位可能に設けられ、且つ、可動側接触子から離間する際にアークが発生するアーク接点(17)とを含んでいる。開閉装置は、内周面にてアーク接点の外周面が摺動することでアーク接点の変位を案内する摺動部(30)と、アーク接点と摺動部の内周面との間への異物(D)の侵入を規制する異物捕獲部(35)とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性ガスが充填される空間内に設けられる固定側接触子と、
前記空間内にて前記固定側接触子に対し開閉動作する可動側接触子とを備えたガス絶縁開閉装置であって、
前記固定側接触子は、前記可動側接触子と接離可能な固定側主接点と、
前記可動側接触子の開閉動作方向に変位可能に設けられ、且つ、前記可動側接触子から離間する際にアークが発生するアーク接点とを含み、
内周面にて前記アーク接点の外周面が摺動することで前記アーク接点の変位を案内する摺動部と、
前記アーク接点と前記摺動部の内周面との間への異物の侵入を規制する異物捕獲部とを備えていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記異物捕獲部は、変位する前記アーク接点の外周面に摺動しつつ、前記可動側接触子の開閉動作に追従して開閉動作方向に変形可能な多孔質体を含んで形成されることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項3】
前記摺動部を支持して前記開閉動作方向に交差する方向に配設される隔壁部を更に備え、
前記異物捕獲部は、前記隔壁部との接触が維持された状態で取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項4】
前記異物捕獲部は、多孔質体と、前記可動側接触子の開閉動作方向へ前記多孔質体を変位可能に支持する弾性体とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項5】
前記アーク接点は、閉路状態で先端が前記可動側接触子と接触し、
前記異物捕獲部は、前記アーク接点の先端側外周面を含む位置に設けられ、且つ、アークの発生による蒸発によってアークを冷却する材質とされることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項6】
前記アーク接点は、開路状態にて、環状をなす前記固定側主接点の内部に位置し、
前記異物捕獲部は、開路状態の前記アーク接点の外周面と前記固定側主接点の内周面とを閉塞することを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス絶縁開閉装置に関し、特に、受配電設備用に用いられるガス絶縁開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるガス絶縁開閉装置にあっては、操作装置により駆動される可動接触子と、固定アーク接触子と、ガイド部材の内周面に沿って軸方向に移動可能な可動導体とを備えている。閉路状態から操作装置により可動接触子を駆動すると、可動導体は、可動接触子の開離動作に伴って可動接触子の先端と接触しながら移動する。その後、可動接触子が固定アーク接触子から開離すると、開路状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-236459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したガス絶縁開閉装置では、アークによる各接触子の損傷によって異物が発生し、該金属異物がガイド部材と可動導体との間や、可動導体と固定アーク接触子との間に入り込み易くなる。このため、可動導体の移動に抗する摩擦力が大きくなって可動導体の動作不良が発生する、という問題がある。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、接触子の開閉動作に伴い変位するアーク接点の動作不良を防止することができるガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一態様のガス絶縁開閉装置は、絶縁性ガスが充填される空間内に設けられる固定側接触子と、前記空間内にて前記固定側接触子に対し開閉動作する可動側接触子とを備えたガス絶縁開閉装置であって、前記固定側接触子は、前記可動側接触子と接離可能な固定側主接点と、前記可動側接触子の開閉動作方向に変位可能に設けられ、且つ、前記可動側接触子から離間する際にアークが発生するアーク接点とを含み、内周面にて前記アーク接点の外周面が摺動することで前記アーク接点の変位を案内する摺動部と、前記アーク接点と前記摺動部の内周面との間への異物の侵入を規制する異物捕獲部を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、異物捕獲部を備えているので、アークの発生によって異物が発生しても、アーク接点と摺動部の内周面との間に異物が入り込むことを規制でき、アーク接点の動作不良を防止することができる。これにより、固定側接触子におけるアークの発生位置を安定してアーク接点にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の開路状態の概略部分断面図である。
第1の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の閉路状態の概略部分断面図である。
第2の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の開路状態の概略部分断面図である。
第2の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の閉路状態の概略部分断面図である。
第3の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の開路状態の概略部分断面図である。
第4の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の開路状態の概略部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置(以下、単に「開閉装置」という)について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。ここで、本明細書及び特許請求の範囲において、「前」、「後」、各図に矢印にて示した方向を基準として用いる。
【0010】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の開路状態の概略部分断面図である。図2は、第1の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の閉路状態の概略部分断面図である。図1及び図2に示すように、開閉装置10は、主回路を形成する導体(支持導体)11を備え、導体11は不図示の筐体の内部空間内に設けられる。該内部空間内には、六フッ化硫黄(SF6)や、乾燥空気等の絶縁性ガスが充填される。
(【0011】以降は省略されています)
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