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公開番号2024174022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024166166,2024533633
出願日2024-09-25,2023-06-29
発明の名称化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類C07D 239/26 20060101AFI20241206BHJP(有機化学)
要約【課題】高性能な有機EL素子及び当該有機EL素子を実現可能な化合物を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024174022000157.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">67</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される化合物。
TIFF
2024174022000151.tif
67
170
[式(1)中、


及びX

は、それぞれ独立に、N又はCHであり、X

及びX

のうちいずれか1つはNである。
Ar

及びAr

は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。


~L

は、それぞれ独立に、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
n1は0~4の整数であり、n1が0である場合、(L


n1
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n2は0~4の整数であり、n2が0である場合、(L


n2
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n3は0~4の整数であり、n3が0である場合、(L


n3
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。

11
~R
19
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。R
11
~R
19
のうち隣接する2つ以上からなる組は互いに結合しない。

21
及びR
22
は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、あるいは置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
21
及びR
22
は、それぞれ独立に、水素原子、又は置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基である。
置換基Rは、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記式(1)で表される化合物が、下記式(11)で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2024174022000152.tif
61
170
[式(11)中、


、X

、Ar

、Ar

、L

、L

、n1、n2、R
11
~R
19
、R
21
、及びR
22
は、前記式(1)で定義した通りである。]
【請求項3】

21
及びR
22
が、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】

21
及びR
22
が、置換もしくは無置換の炭素数1~5のアルキル基である、請求項1~3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】

21
及びR
22
が、メチル基である、請求項1~4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】


がNであり、X

がCHである請求項1~5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
前記式(11)で表される化合物が、下記式(111)又は式(112)で表される化合物である、請求項1~6のいずれかに記載の化合物。
TIFF
2024174022000153.tif
144
170
[式(111)中、


、L

、n1、n2、及びR
11
~R
19
は、前記式(1)で定義した通りである。

111
~R
115
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、又は互いに結合しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
111
~R
115
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。

116
~R
120
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、又は互いに結合しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
116
~R
120
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。
式(112)中、


、L

、n1、n2、及びR
11
~R
19
は、前記式(1)で定義した通りである。


は、N(R
129
)、C(R
130a
)(R
130b
)、O、又はSである。

121
~R
129
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、又は互いに結合しない。
縮合環構造を含む括弧内の構造における結合可能な位置のいずれか1つは(L


n2
との結合を表す。
互いに結合せず、(L


n2
との結合を表さないR
121
~R
129
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。

130a
及びR
130b
は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、あるいは置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
130a
及びR
130b
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。

131
~R
135
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、又は互いに結合しない。
【請求項8】
前記式(111)及び前記式(112)において、

111
~R
115
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上が互いに結合せず、

116
~R
120
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上が互いに結合せず、

121
~R
129
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上が互いに結合せず、

131
~R
135
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上が互いに結合しない、
請求項7に記載の化合物。
【請求項9】


がCHであり、X

がNである請求項1~5のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
前記式(1)で表される化合物が、下記式(21)で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2024174022000154.tif
67
170
[式(21)中、


、X

、Ar

、Ar

、L

、L

、n1、n2、R
11
~R
19
、R
21
、及びR
22
は、前記式(1)で定義した通りである。

21
は、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
n21は1~4の整数である。L
21
が複数存在する場合、複数のL
21
のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。]
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子ともいう。)に電圧を印加すると、陽極から正孔が、また陰極から電子が、それぞれ発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。
【0003】
従来の有機EL素子は素子性能が未だ十分ではなかった。素子性能を高めるべく有機EL素子に用いる材料の改良は徐々に進められているが、さらなる高性能化が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/105141号
国際公開第2022/181157号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、高性能な有機EL素子及び当該有機EL素子を実現可能な化合物を提供することである。
【0006】
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有する化合物が、有機EL素子の高性能化に資することを見出し、本発明を完成した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、以下の化合物等が提供される。
1.下記式(1)で表される化合物。
TIFF
2024174022000001.tif
67
170
[式(1)中、


及びX

は、それぞれ独立に、N又はCHであり、X

及びX

のうちいずれか1つはNである。
Ar

及びAr

は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。


~L

は、それぞれ独立に、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
n1は0~4の整数であり、n1が0である場合、(L


n1
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n2は0~4の整数であり、n2が0である場合、(L


n2
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n3は0~4の整数であり、n3が0である場合、(L


n3
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。

11
~R
19
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。R
11
~R
19
のうち隣接する2つ以上からなる組は互いに結合しない。

21
及びR
22
は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、あるいは置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
21
及びR
22
は、それぞれ独立に、水素原子、又は置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基である。
置換基Rは、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高性能な有機EL素子及び当該有機EL素子を実現可能な化合物が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一態様に係る有機EL素子の概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[定義]
本明細書において、水素原子とは、中性子数が異なる同位体、即ち、軽水素(protium)、重水素(deuterium)、及び三重水素(tritium)を包含する。
(【0011】以降は省略されています)

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