TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024173232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091521
出願日2023-06-02
発明の名称クラッシュボックス
出願人豊田鉄工株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60R 19/48 20060101AFI20241205BHJP(車両一般)
要約【課題】固縛フックを取付可能なクラッシュボックスにおいて、固縛フックを支持する部位を補強部材で補強することにより、スポット溶接にて接合したクラッシュボックスでも固縛フックの支持強度を確保可能とし、製造コストや重量の増加を抑制する。
【解決手段】内部に中空部を形成するように筒状に形成され、中空部の貫通方向に入力される衝突荷重を受けて衝突エネルギを吸収する筒体11と、中空部を閉じるように筒体11の端部に被せられて筒体11にスポット溶接にて接合された板状の蓋体13と、固縛フック18を突出させて支持し、蓋体13に重ねて配置され、蓋体13と共に中空部を閉じるように筒体11の端部に被せられて蓋体13に結合された固縛ブラケット15と、筒体11の中空部の貫通方向を横断するように筒体11内で固縛ブラケット15に沿って配置され、両端部が筒体11に結合された長尺カシメピン12と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
内部に中空部を形成するように筒状に形成され、前記中空部の貫通方向に入力される衝突荷重を受けて圧壊されて衝突エネルギを吸収する筒体と、
前記中空部を閉じるように前記筒体の端部に被せられて前記筒体にスポット溶接にて接合された板状の蓋体と、
車体を他の物体に結合する際に使用される固縛フックを突出させて支持し、前記蓋体に重ねて配置され、前記蓋体と共に前記中空部を閉じるように前記筒体の端部に被せられて前記蓋体に結合された固縛ブラケットと、
前記筒体の前記中空部の貫通方向を横断するように前記筒体内で前記固縛ブラケットに沿って配置され、両端部が前記筒体に結合された補強部材と、を備える
クラッシュボックス。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記蓋体は、前記筒体に当接する端部に前記筒体を成す板の表面に沿って延びるフランジ部を備え、
前記補強部材の両端部は、前記蓋体の前記フランジ部及び前記筒体に結合されている
クラッシュボックス。
【請求項3】
請求項1において、
前記固縛ブラケットは、前記筒体に当接する端部に前記筒体を成す板の表面に沿って延びるフランジ部を備え、
前記補強部材の両端部は、前記固縛ブラケットの前記フランジ部を貫通して前記筒体に結合されており、前記固縛ブラケットの前記フランジ部の貫通孔は、該貫通孔に挿通された前記補強部材が挿通方向と直交する方向へ移動するのを実質的に規制する大きさとされている
クラッシュボックス。
【請求項4】
請求項1において、
前記蓋体及び前記固縛ブラケットは、前記筒体に当接する端部に前記筒体を成す板の表面に沿って延びるフランジ部をそれぞれ備え、
前記蓋体及び前記固縛ブラケットの前記各フランジ部は、両者間に前記筒体の端部をそれぞれの板厚方向で挟んで配置され、
前記補強部材の両端部は、前記固縛ブラケットの前記フランジ部を貫通して前記筒体及び前記蓋体の前記フランジ部に結合されている
クラッシュボックス。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかにおいて、
前記筒体は、共に一対の半割体により構成され、該半割体の分割方向は、前記補強部材が自らの両端部に向けて延びる方向と一致されている
クラッシュボックス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固縛フックを取付可能なクラッシュボックスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車体前後のバンパは、車体前後左右のサイドメンバに、それぞれクラッシュボックスを介して結合されている。クラッシュボックスの前面側もしくは後面側には、必要に応じて車両の牽引もしくは固縛時に使用する固縛フックが取り付けられている。固縛フックは、バンパを貫通して車両の前方もしくは後方に突出するように取り付けられて、固縛フックにロープやワイヤをつなぐことにより、自車もしくは他車の牽引を可能とし、輸送船舶内での自らの車体の固縛を可能としている。特許文献1には、固縛フック取付可能なクラッシュボックスが開示されている。
【0003】
固縛フックを取付可能なクラッシュボックスは、鋼板を箱形状に接合して形成される。鋼板の接合は、製造の容易さからスポット溶接にて行われることが望ましい。しかし、クラッシュボックスの形状によっては、スポット打点数を必要量確保することに制約がある。そこで、固縛フックの支持強度を確保するためアーク溶接にて接合して形成される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5366608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、アーク溶接は、スポット溶接にて接合する場合に比べて溶接個所の鋼板の板厚を薄くすることが難しく、クラッシュボックスの製造コストや重量が増加する問題がある。
【0006】
本発明の課題は、固縛フックを取付可能なクラッシュボックスにおいて、固縛フックを支持する部位を補強部材で補強することにより、スポット溶接にて接合したクラッシュボックスでも固縛フックの支持強度を確保可能とし、製造コストや重量の増加を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1発明のクラッシュボックスは、内部に中空部を形成するように筒状に形成され、前記中空部の貫通方向に入力される衝突荷重を受けて圧壊されて衝突エネルギを吸収する筒体と、前記中空部を閉じるように前記筒体の端部に被せられて前記筒体にスポット溶接にて接合された板状の蓋体と、車体を他の物体に結合する際に使用される固縛フックを突出させて支持し、前記蓋体に重ねて配置され、前記蓋体と共に前記中空部を閉じるように前記筒体の端部に被せられて前記蓋体に結合された固縛ブラケットと、前記筒体の前記中空部の貫通方向を横断するように前記筒体内で前記固縛ブラケットに沿って配置され、両端部が前記筒体に結合された補強部材と、を備える。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記蓋体は、前記筒体に当接する端部に前記筒体を成す板の表面に沿って延びるフランジ部を備え、前記補強部材の両端部は、前記蓋体の前記フランジ部及び前記筒体に結合されている。
【0009】
本発明の第3発明は、上記第1発明において、前記固縛ブラケットは、前記筒体に当接する端部に前記筒体を成す板の表面に沿って延びるフランジ部を備え、前記補強部材の両端部は、前記固縛ブラケットの前記フランジ部を貫通して前記筒体に結合されており、前記固縛ブラケットの前記フランジ部の貫通孔は、該貫通孔に挿通された前記補強部材が挿通方向と直交する方向へ移動するのを実質的に規制する大きさとされている。
【0010】
本発明の第4発明は、上記第1発明において、前記蓋体及び前記固縛ブラケットは、前記筒体に当接する端部に前記筒体を成す板の表面に沿って延びるフランジ部をそれぞれ備え、前記蓋体及び前記固縛ブラケットの前記各フランジ部は、両者間に前記筒体の端部をそれぞれの板厚方向で挟んで配置され、前記補強部材の両端部は、前記固縛ブラケットの前記フランジ部を貫通して前記筒体及び前記蓋体の前記フランジ部に結合されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

豊田鉄工株式会社
バッテリ装置
2か月前
豊田鉄工株式会社
車体の衝撃緩和構造
14日前
豊田鉄工株式会社
クラッシュボックス
7日前
豊田鉄工株式会社
車両用ドアの制御装置
今日
個人
車両
1か月前
個人
自動車運転補助装置
28日前
井関農機株式会社
作業車両
7日前
個人
空気圧調節式ホイール。
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
2日前
日本精機株式会社
車載表示装置
27日前
日本精機株式会社
車外表示装置
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
28日前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
3か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
21日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
14日前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
27日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
2か月前
豊田合成株式会社
車両
3か月前
豊田合成株式会社
車両
3か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
2か月前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
7日前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
20日前
日本精機株式会社
車両用撮影システム
1か月前
株式会社アイシン
車高調整装置
1か月前
個人
ブレーキ踏み間違い救済システム
3か月前
続きを見る