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公開番号2024173038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091153
出願日2023-06-01
発明の名称撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/70 20230101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 HDR合成と露出ブラケット機能を組み合わせて行う場合に、処理時間を削減することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が複数の露出の画像を合成して高ダイナミックレンジの画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第1の撮像と、異なる露出の画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第2の撮像を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記撮像手段が前記第1の撮像と前記第2の撮像を並行して行う場合、前記第1の撮像における複数の露出設定のうち少なくとも1つが前記第2の撮像における複数の露出設定の1つ以上と同一の露出設定であれば、前記撮像手段に対し前記同一の露出設定の撮像を前記第1の撮像または前記第2の撮像のいずれか一方のみで行うように制御することを特徴とする撮像装置。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が、高ダイナミックレンジの画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第１の撮像と、異なる露出の画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第２の撮像を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記撮像手段が前記第１の撮像と前記第２の撮像を並行して行う場合、前記第１の撮像における複数の露出設定のうち少なくとも１つが前記第２の撮像における複数の露出設定の１つ以上と同一の露出設定であれば、前記撮像手段に対し前記同一の露出設定の撮像を前記第１の撮像または前記第２の撮像のいずれか一方のみで行うように制御することを特徴とする撮像装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記制御手段は、前記第１の撮像と前記第２の撮像の順序について、高ダイナミックレンジの画像の生成に用いる画像の撮像のタイミングが近くになるように設定することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項３】
撮影モードを選択する選択手段と、をさらに有し、
前記撮像手段は前記選択手段で所定の撮影モードが選択されている場合に、前記第１の撮像と前記第２の撮像を並行して行うことを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項４】
前記前記第１の撮像および前記第２の撮像それぞれの露出設定を設定する設定手段と、をさらに有し、
前記設定手段にて設定された露出設定に基づいて前記第１の撮像および前記第２の撮像
が行なわれることを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項５】
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の表示を制御する表示制御手段と、をさらに有し、
前記表示制御手段は、前記第１の撮像および前記第２の撮影それぞれの露出設定に基づいて、前記表示手段に該露出設定における撮影枚数の情報を表示することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項６】
画像を合成する合成手段をさらに有し、
前記合成手段は、前記第１の撮像と前記第２の撮像で撮像された複数の画像を合成して、高ダイナミックレンジの画像を生成することを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の撮像装置。
【請求項７】
撮像手段が画像を撮像する撮像ステップと、
前記撮像手段が複数の露出の画像を合成して高ダイナミックレンジの画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第１の撮像と、異なる露出の画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第２の撮像を制御する制御ステップと、を有し、
前記制御ステップは、前記撮像ステップにて前記撮像手段が前記第１の撮像と前記第２の撮像を並行して行う場合、前記第１の撮像における複数の露出設定のうち少なくとも１つが前記第２の撮像における複数の露出設定の１つ以上と同一の露出設定であれば、前記撮像手段に対し前記同一の露出設定の撮像を前記第１の撮像または前記第２の撮像のいずれか一方のみで行うように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項８】
請求項６に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータが読み取り、実行が可能なプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮像装置に関し、特に複数枚の画像を合成して一枚の画像を生成する処理方法に関するものである。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、複数枚の画像を撮影したり、一枚の撮影画像に対して複数パターンの現像を行ったりした画像を合成することで、通常の撮影画像よりも特別な効果が得られる画像処理方法が増えてきている。
【０００３】
例えば、異なる露光量（適正露出、アンダー露出、オーバー露出）で撮影した複数枚の画像を合成し、画像のダイナミックレンジを拡大するハイダイナミックレンジ（ＨＤＲ）合成が知られている。各画像における適正露出部分を合成することで、白とびや黒つぶれを抑制し、暗部から明部まで良好な階調性を有する画像を得ることができる。特許文献１ではこの撮影方法の例が開示されている。
【０００４】
また、従来から露出設定を変えながら複数の画像を撮影する露出ブラケット機能がある。これは、カメラで算出された適正露出では撮影者の意図と明るさが合わないことがあるので、露出を一定量下げた場合、上げた場合を連続して撮影するという機能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１４－２３０６２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、複数枚の画像の撮影と合成を行う処理は、処理時間がかかるデメリットがあり、ＨＤＲ合成と露出ブラケット機能の両方を行う場合は、処理時間がさらに増えてしまう。そこで、本発明の目的は、ＨＤＲ合成と露出ブラケット機能を組み合わせて行う場合に、処理時間を削減することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明に係る撮像装置は、画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が複数の露出の画像を合成して高ダイナミックレンジの画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第１の撮像と、異なる露出の画像を生成するために複数の露出設定で撮像を行う第２の撮像を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記撮像手段が前記第１の撮像と前記第２の撮像を並行して行う場合、前記第１の撮像における複数の露出設定のうち少なくとも１つが前記第２の撮像における複数の露出設定の１つ以上と同一の露出設定であれば、前記撮像手段に対し前記同一の露出設定の撮像を前記第１の撮像または前記第２の撮像のいずれか一方のみで行うように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、ＨＤＲ合成と露出ブラケット機能を組み合わせて行う場合に、処理時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係る撮像装置の背面外観を示す外観図
本発明の実施形態に係る機能構成を模式的に示すブロック図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理の概要を示すブロック図
本発明の実施形態に係る現像処理部の概要を示すブロック図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理の合成方法を示す模式図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理と露出ブラケット機能を組み合わせた場合のフローチャート図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理と露出ブラケット機能を組み合わせた場合の露出設定の例を示す図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理と露出ブラケット機能を組み合わせた場合の露出設定の例を示す図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理と露出ブラケット機能を組み合わせた場合のメニュー表示の例を示す図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理と露出ブラケット機能を組み合わせた場合の撮影順序の例を示す図
本発明の実施形態に係るＨＤＲ処理と露出ブラケット機能を組み合わせた場合の撮影画像の時間幅を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
図１に本発明の撮像装置の一例としてのデジタルカメラ１００の外観図を示す。表示部２８は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン６１は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ６０は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ１１２は接続ケーブル１１１とデジタルカメラ１００とのコネクタである。操作部７０はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材より成る操作部である。コントローラホイール７３は操作部７０に含まれる回転操作可能な操作部材である。７２は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。記録媒体２００はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット２０１は記録媒体２００を格納するためのスロットである。記録媒体スロット２０１に格納された記録媒体２００は、デジタルカメラ１００との通信が可能となる。蓋２０２は記録媒体スロット２０１の蓋である。
（【００１１】以降は省略されています）

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