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公開番号2024172453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090182
出願日2023-05-31
発明の名称中子除去装置
出願人株式会社五十鈴製作所,トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B22D 29/00 20060101AFI20241205BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】中子除去性能の向上を図ること。
【解決手段】中子破砕に際し、細長い穴構成部90b,90b,90b,90bに存在する中子を、ドリル66によって直接的に破砕した後に、ハンマ64によって鋳造成形体90を打撃する。これにより、細長い穴に存在する中子のように、ハンマ64によって鋳造成形体90を打撃するのみでは、破砕しきれない中子であっても効果的に破砕することができる。また、ドリル66およびハンマ64による中子の破砕後に、治具本体26を揺動させることで鋳造成形体90に打撃(衝撃力)を与える。これにより、鋳造成形体90の内壁から剥離した中子や砕かれた中子同士、あるいは、これら剥離した中子や砕かれた中子と鋳造成形体90の内壁とを衝突させて、中子をより細かく砕くことができると共に、鋳造成形体90から中子を振り落とす(除去する)ことができる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
中子を有する鋳造成形体から前記中子を除去する中子除去装置であって、
前記中子に直接作用して前記中子を破砕可能な第1中子破砕部と、
該第1中子破砕部によって破砕された破砕中子を含む前記中子に、前記鋳造成形体を介して作用することにより、前記中子を破砕可能な第2中子破砕部と、
を備える中子除去装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1中子破砕部は、ドリルを有している
請求項1に記載の中子除去装置。
【請求項3】
前記ドリルの異常を検知可能な検知部をさらに備える
請求項2に記載の中子除去装置。
【請求項4】
前記検知部は、基台と、第1状態と第2状態との間で揺動可能に前記基台に支持された揺動体と、前記基台と前記揺動体とに接続されたバネと、前記揺動体の揺動を検出可能な揺動検出部と、を有しており、
前記揺動体は、前記ドリルが当接可能な第1当接部を有しており、
前記バネは、前記揺動体を前記第1状態に維持可能であると共に前記第2状態にある前記揺動体を前記第1状態に復帰可能なバネ力を有している
請求項3に記載の中子除去装置。
【請求項5】
前記第1当接部は、前記ドリルが進入可能な貫通孔を有するドリル進入部を有している
請求項4に記載の中子除去装置。
【請求項6】
前記第2中子破砕部は、前記鋳造成形体を打撃可能な打撃部を有している
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の中子除去装置。
【請求項7】
ロボットアームを有するロボットをさらに備え、
前記ドリルおよび前記打撃部は、前記ロボットアームに配置されている
請求項2に従属する請求項6に記載の中子除去装置。
【請求項8】
前記鋳造成形体を支持可能な支持部をさらに備え、
前記第2中子破砕部は、前記支持部を介して前記鋳造成形体に振動を付与可能な振動部を有している
請求項1または2に記載の中子除去装置。
【請求項9】
前記鋳造成形体を支持可能な支持部をさらに備え、
前記第2中子破砕部は、前記鋳造成形体を打撃可能な打撃部と、前記支持部を介して前記鋳造成形体に振動を付与可能な振動部と、を有している
請求項1または2に記載の中子除去装置。
【請求項10】
中子を有する鋳造成形体から前記中子を除去する中子除去方法であって、
(a)前記中子に直接破砕作用を施し、
(b)前記ステップ(a)で破砕された破砕中子を含む前記中子に、前記鋳造成形体を介して破砕作用を施すことで前記鋳造成形体から前記中子を除去する
中子除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中子を有する鋳造成形体から中子を除去する中子除去装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-192949号公報(特許文献1)には、枠体と、当該枠体に固定された打撃部と、枠体に固定された振動発生部と、打撃部および振動発生部を制御する制御部と、を備え、受け台を介して枠体にセットされた鋳造成形体を、打撃部によって打撃しながら、振動発生部によって枠体を介して鋳造成形体を振動させることで、鋳造成形体から中子を除去する中子除去装置が記載されている。
【0003】
当該中子除去装置は、打撃部によって、中子を砕いて、鋳造成形体の内壁から当該中子を剥離させ、振動発生部によって、砕かれた中子同士あるいは砕かれた中子と鋳造成形体の内壁とを衝突させることができるため、中子をより細かく砕くことができ、鋳造成形体から中子を適正に除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-192949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、鋳造成形体と中子との結合状態によっては、上述した公報に記載の中子除去装置のように、鋳造成形体を介して中子に打撃と振動を与えるのみでは、鋳造成形体から中子を適正に除去できない場合があり、中子除去性能の向上という点において、なお改良の余地がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、中子除去性能の向上に資する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の中子除去装置は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本発明に係る中子除去装置の好ましい形態によれば、中子を有する鋳造成形体から中子を除去する中子除去装置が構成される。当該中子除去装置は、第1中子破砕部と、第2中子破砕部と、を備えている。第1中子破砕部は、中子に直接作用して中子を破砕可能である。第2中子破砕部は、第1中子破砕部によって破砕された破砕中子を含む中子に、鋳造成形体を介して作用することにより、中子を破砕可能である。
【0009】
本発明によれば、第1中子破砕部を中子に直接作用させて中子を破砕した後に、鋳造成形体を介して第2中子破砕部を,当該第1中子破砕部によって破砕された破砕中子を含む中子に作用させるため、中子を効果的に破砕することができる。これにより、中子除去性能を向上することができる。
【0010】
本発明に係る中子除去装置の更なる形態によれば、第1中子破砕部は、ドリルを有している。
(【0011】以降は省略されています)

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