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公開番号
2024172285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089893
出願日
2023-05-31
発明の名称
乗物シート用歯車装置
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F16H
1/28 20060101AFI20241205BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 回転抵抗が大きくなることを抑制可能な歯車装置の一例を開示する。
【解決手段】 ボス部14Aの軸端面のうち予め決められた境界部に対して第1歯車の領域にてスラスト軸受部18が当該軸端面に滑り接触する。スラスト軸受部18は、軸端面14Bのうち軌道円Soより第1歯車13側の領域にて当該軸端面14Bに滑り接触する。これにより、軸端面14B全域でスラスト軸受部が滑り接触する構成に比べて回転抵抗が確実に小さくなり得る。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用シートの可動部に回転力を伝達する歯車装置において、
第1歯車と一体的に回転する回転体であって、当該第1歯車と同軸線上に配置された回転体と、
前記第1歯車と噛み合って回転する第2歯車であって、当該第1歯車の回転中心軸線と平行な回転中心軸線を有する第2歯車と、
前記第2歯車と同軸線上に配置され、当該第2歯車と一体的に回転する第3歯車と、
前記第1歯車と同軸線上に配置され、前記第3歯車と噛み合って回転する第4歯車と、
前記回転体に設けられて当該回転体と共に回転するとともに、前記第2歯車の軸端面と滑り接触するスラスト軸受部であって、当該第2歯車が軸線方向に変位することを規制するスラスト軸受部とを備え、
前記スラスト軸受部は、前記軸端面のうち予め決められた境界部に対して前記第1歯車側の領域にて当該軸端面に滑り接触する乗物シート用歯車装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記第1歯車の回転中心軸線と前記第2歯車の回転中心軸線との距離を半径とし、前記第1歯車の回転中心軸線を中心とする仮想円を軌道円としたとき、
前記スラスト軸受部は、前記軸端面のうち前記軌道円より前記第1歯車側の領域にて当該軸端面に滑り接触する請求項1に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項3】
複数の前記第2歯車が設けられているとともに、それらの第2歯車が、前記軌道円上に等間隔で配置されている請求項2に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項4】
前記回転体、前記第1~第4歯車を収納する歯車ケーシングと、
前記第2歯車と前記第3歯車との間に設けられ、凹凸の無い円周面を有する円柱部と、
前記歯車ケーシングに設けられ、前記円柱部を挟んで前記第1歯車と反対側から当該円柱部の円周面に滑り接触する滑り軸受部と
を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項5】
前記第3歯車を挟んで前記円柱部と反対側に設けられたボス部と、
前記歯車ケーシングに設けられ、前記ボス部の円周面全域と滑り接触可能な第2の滑り軸受部と
を備える請求項4に記載の乗物シート用歯車装置。
【請求項6】
前記回転体は、ウォームと噛み合うウォームホィールであり、
当該ウォームホィールの側面には、当該ウォームホィールの歯幅方向に陥没した凹部が設けられており、
さらに、前記スラスト軸受部は、前記凹部の底部に設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乗物シート用歯車装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用シートの可動部に回転力を伝達する歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の遊星歯車装置では、太陽歯車、内歯歯車、太陽歯車及び内歯歯車と噛み合う遊星歯車、並びに遊星歯車を保持するキャリアプレートを備え、遊星歯車の側面とキャリアプレートとの当接面の内周側に環状の突起部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-88151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、歯車に作用する軸方向(スラスト方向ともいう。)の荷重や変位を規制するために、当該歯車の軸端面全域で滑り接触するスラスト軸受を設けると、回転抵抗が大きくなる場合がある。本開示は、上記点に鑑み、回転抵抗が大きくなることを抑制可能な歯車装置の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
乗物用シートの可動部に回転力を伝達する歯車装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、第1歯車(13)と一体的に回転する回転体(12)であって、当該第1歯車(13)と同軸線上に配置された回転体(12)と、第1歯車(13)と噛み合って回転する第2歯車(14)であって、当該第1歯車(13)の回転中心軸線(Lo)と平行な回転中心軸線(L1)を有する第2歯車(14)と、第2歯車(14)と同軸線上に配置され、当該第2歯車(14)と一体的に回転する第3歯車(15)と、第1歯車(13)と同軸線上に配置され、第3歯車(15)と噛み合って回転する第4歯車(16)と、回転体(12)に設けられて当該回転体(12)と共に回転するとともに、第2歯車(14)の軸端面(14B)と滑り接触するスラスト軸受部(18)であって、当該第2歯車(14)が軸線方向に変位することを規制するスラスト軸受部(18)とを備え、スラスト軸受部(18)は、軸端面(14B)のうち予め決められた境界部に対して第1歯車(13)側の領域にて当該軸端面(14B)に滑り接触することである。
【0006】
ところで、当該歯車装置では、回転体(12)の回転の向きと第2歯車(14)の向きとが反対向きとなる。つまり、回転体(12)に設けられたスラスト軸受部(18)に対する第2歯車(14)の軸端面(14B)の相対速度は、当該軸端面(14B)の部位によって異なる。
【0007】
すなわち、巨視的に観察すると、第2歯車(14)の回転中心軸線より第1歯車(13)側の領域においては、上記相対速度が概ね小さくなるのに対して、第2歯車(14)の回転中心軸線より外方側の領域においては、上記相対速度が概ね大きくなる。
【0008】
したがって、当該歯車装置のごとく、軸端面(14B)のうち予め決められた境界部に対して第1歯車(13)側の領域にてスラスト軸受部(18)が当該軸端面(14B)に滑り接触する構成であれば、軸端面(14B)全域でスラスト軸受部が滑り接触する構成に比べて回転抵抗が小さくなり得る。
【0009】
なお、当該歯車装置は、例えば、以下の構成であってもよい。
すなわち、当該歯車装置は、第1歯車(13)の回転中心軸線(Lo)と第2歯車(14)の回転中心軸線(L1)との距離(R)を半径とし、第1歯車(13)の回転中心軸線(Lo)を中心とする仮想円を軌道円(So)としたとき、スラスト軸受部(18)は、軸端面(14B)のうち軌道円(So)より第1歯車(13)側の領域にて当該軸端面(14B)に滑り接触することが望ましい。
【0010】
つまり、当該歯車装置は、上記境界部が軌道円(So)と一致した構成である。これにより、当該歯車装置では、軸端面(14B)全域でスラスト軸受部が滑り接触する構成に比べて回転抵抗が確実に小さくなり得る。
(【0011】以降は省略されています)
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