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公開番号2024172220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089786
出願日2023-05-31
発明の名称接続システム、コネクタ、および、配線構造の製造方法
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/64 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタが差し替えられた場合に、端子間の接触抵抗が増加することを抑制できる技術の提供。
【解決手段】接続システム100は、オスコネクタ101と、第1メスコネクタ102aと、第2メスコネクタ102bとを備える。オスコネクタ101に第1メスコネクタ102aが接続された状態において、第1メス端子40aが、オス端子20における第1接触領域に接触し、オスコネクタ101に第2メスコネクタ102bが接続された状態において、第2メス端子40bが、オス端子20における、第1接触領域からずれた位置にある第2接触領域に接触する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
オス端子と前記オス端子が収容されるオスハウジングとを備えるオスコネクタと、
第1メス端子と前記第1メス端子が収容される第1メスハウジングとを備える第1メスコネクタと、
第2メス端子と前記第2メス端子が収容される第2メスハウジングとを備える第2メスコネクタと、
を備え、
前記オスコネクタに前記第1メスコネクタが接続された状態において、前記第1メス端子が、前記オス端子における第1接触領域に接触し、
前記オスコネクタに前記第2メスコネクタが接続された状態において、前記第2メス端子が、前記オス端子における、前記第1接触領域からずれた位置にある第2接触領域に接触する、
接続システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の接続システムであって、
前記第2接触領域の少なくとも一部が、前記第1接触領域よりも前記オス端子の基端側にある、
接続システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の接続システムであって、
前記第2接触領域が、前記第1接触領域と全体的に重ならない領域である、
接続システム。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の接続システムであって、
前記第1メスハウジングが、
前記オスハウジングと接触して、前記オスハウジングに対する前記第1メスハウジングの接続位置を、前記オスハウジングに対する前記第2メスハウジングの接続位置からずれた位置に規制する規制面、
を備える、接続システム。
【請求項5】
請求項4に記載の接続システムであって、
前記第1メス端子と前記第2メス端子とが同じ形状である、
接続システム。
【請求項6】
請求項4に記載の接続システムであって、
前記第1メスハウジングが、前記規制面を有する突起部を備える、
接続システム。
【請求項7】
請求項6に記載の接続システムであって、
前記規制面が、前記オスハウジングにおける前記第1メスハウジングが差し込まれる側の端面と接触する、
接続システム。
【請求項8】
請求項6に記載の接続システムであって、
前記オスハウジングが溝を備え、
前記突起部が前記溝に収容されるとともに、前記規制面が前記溝の延在方向の端面と接触する、
接続システム。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の接続システムであって、
前記第1メスハウジングが、
前記オスハウジングと接触して、前記オスハウジングに対する前記第1メスハウジングの接続位置を第1位置に規制する第1規制面、
を備え、
前記第2メスハウジングが、
前記オスハウジングと接触して、前記オスハウジングに対する前記第2メスハウジングの接続位置を、前記第1位置からずれた第2位置に規制する第2規制面、
を備える、接続システム。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の接続システムであって、
前記オスハウジングの凹部に前記第1メスハウジングが差し込まれて、前記オスコネクタに前記第1メスコネクタが接続された状態において、前記凹部の奥の面とこれと対向する前記第1メスハウジングの端面との間に、隙間が設けられる、
接続システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、接続システム、コネクタ、および、配線構造の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタは、電線の端部に設けられた端子(端子金具)が、コネクタハウジングに設けられたキャビティに収容された構成を備える(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-002074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、自動車などの車両において、車両に搭載される各種の機器が、車体側の機器に対して、コネクタを介して接続されることがある。この場合、例えば、車載側の機器が交換される際に(例えば、車両購入後の機器機能追加などに伴って新バージョンの機器がリリースされ、旧バージョンの機器から新バージョンの機器に交換される際に)、コネクタの差し替えが行われる。コネクタが差し替えられた場合に、差し替え後の状態においても、端子間の接触抵抗が増加することなく低い状態に保たれることが求められる。
【0005】
そこで、本開示は、コネクタが差し替えられた場合に、端子間の接触抵抗が増加することを抑制できる技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の接続システムは、オス端子と前記オス端子が収容されるオスハウジングとを備えるオスコネクタと、第1メス端子と前記第1メス端子が収容される第1メスハウジングとを備える第1メスコネクタと、第2メス端子と前記第2メス端子が収容される第2メスハウジングとを備える第2メスコネクタと、を備え、前記オスコネクタに前記第1メスコネクタが接続された状態において、前記第1メス端子が、前記オス端子における第1接触領域に接触し、前記オスコネクタに前記第2メスコネクタが接続された状態において、前記第2メス端子が、前記オス端子における、前記第1接触領域からずれた位置にある第2接触領域に接触する、接続システムである。
【0007】
本開示のコネクタは、メス端子と前記メス端子が収容されるメスハウジングとを備えるコネクタであって、前記メスハウジングが、オスハウジングと接触して、前記オスハウジングに対する前記メスハウジングの接続位置を規制する規制面、を備え、前記規制面で前記接続位置が規制されることによって、前記オスハウジングに収容されるオス端子における前記メス端子が接触する領域が、前記規制面で前記接続位置が規制されない場合に前記メス端子が接触する領域からずれた位置となる、コネクタである。
【0008】
本開示の配線構造の製造方法は、オス端子と前記オス端子が収容されるオスハウジングとを備えるオスコネクタから、第1メス端子と前記第1メス端子が収容される第1メスハウジングとを備える第1メスコネクタを取り外す取り外し工程と、前記第1メスコネクタが取り外された前記オスコネクタに、第2メス端子と前記第2メス端子が収容される第2メスハウジングとを備える第2メスコネクタを接続して、前記オス端子における、前記第1メス端子が接触していた第1接触領域からずれた位置にある第2接触領域に、前記第2メス端子を接触させる接続工程と、を備える、配線構造の製造方法である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、コネクタが差し替えられた場合に端子間の接触抵抗が増加することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は実施形態1に係る接続システムを示す斜視図である。
図2は接続システムを示す側断面図である。
図3はオスコネクタに第1メスコネクタが接続された状態を示す斜視図である。
図4はオスコネクタに第1メスコネクタが接続された状態を示す側断面図である。
図5はオスコネクタに第2メスコネクタが接続された状態を示す斜視図である。
図6はオスコネクタに第2メスコネクタが接続された状態を示す側断面図である。
図7は実施形態2に係る接続システムを示す斜視図である。
図8はオスコネクタに第1メスコネクタが接続された状態を示す斜視図である。
図9はオスコネクタに第2メスコネクタが接続された状態を示す斜視図である。
図10は変形例に係る接続システムを示す斜視図である。
図11は変形例に係る接続システムを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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