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公開番号2024171921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089283
出願日2023-05-30
発明の名称バッテリ装置、モータ制御装置及び電動アシスト車
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類B60L 3/00 20190101AFI20241205BHJP(車両一般)
要約【課題】電動アシスト車に備えられていた表示機をバッテリ装置で代替する。
【解決手段】本バッテリ装置は、モータ制御装置に対して着脱可能なバッテリ装置であって、表示部と、電動アシスト車のモータ制御装置から受信した第1の情報に基づき、モータ制御装置の状態を表示部に表示させる制御部とを有する。また、電動アシスト車のモータ制御装置は、表示部を有するバッテリ装置と通信を行う通信部と、通信部を介してバッテリ装置の表示部に、自装置の状態に関する表示を行わせる制御部とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
表示部と、
電動アシスト車のモータ制御装置から受信した第1の情報に基づき、前記モータ制御装置の状態を前記表示部に表示させる制御部と、
を有する、前記モータ制御装置に対して着脱可能なバッテリ装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1の情報は、前記モータ制御装置の状態に関する情報、又は、前記モータ制御装置の状態を表す、前記表示部の表示パターンの情報である
請求項1記載のバッテリ装置。
【請求項3】
前記モータ制御装置の状態は、前記モータ制御装置に対する設定状態と、前記モータ制御装置による前記モータの制御状態と、前記モータ制御装置又は前記モータ制御装置に接続された機器の異常状態とのうち少なくともいずれかである
請求項1記載のバッテリ装置。
【請求項4】
指示スイッチ
をさらに有し、
前記制御部は、起動後に、前記指示スイッチの押下についての第2の情報、又は、前記指示スイッチの押下により特定される指示内容を、前記モータ制御装置に送信する
請求項1記載のバッテリ装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記モータ制御装置への電力供給開始前に、前記指示スイッチの第1態様に係る押下に応じて、前記モータ制御装置への電力供給を開始することと、
前記モータ制御装置への電力供給開始後に、前記指示スイッチの第2態様に係る押下に応じて、前記モータ制御装置への電力供給を停止するすることと
のうち少なくともいずれかを実行する
請求項4記載のバッテリ装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記モータ制御装置から受信する情報に基づき前記電動アシスト車に対する所定操作を検出しないことを特定し且つ前記指示スイッチの押下がなされていない状態が所定時間以上継続した場合、自動的に前記モータ制御装置への電力供給を停止し、
前記状態の直前に前記指示スイッチの押下がなされた場合には、前記所定時間として第1の値を設定し、
前記状態の直前に前記電動アシスト車に対する所定操作を検出したことを特定した場合には、前記所定時間として前記第1の値とは異なる第2の値を設定する
請求項4記載のモータ制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記モータ制御装置から受信する情報に基づき前記電動アシスト車の車速が閾値以上となったことを特定した場合、前記表示部の表示を停止させる
請求項1記載のモータ制御装置。
【請求項8】
表示部を有するバッテリ装置と通信を行う通信部と、
前記通信部を介して前記バッテリ装置の前記表示部に、自装置の状態に関する表示を行わせる制御部と、
を有する、電動アシスト車のモータ制御装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記モータ制御装置の状態に関する情報、又は、前記モータ制御装置の状態を表す、前記表示部の表示パターンの情報を、前記通信部を介して前記バッテリ装置に送信することで、前記自装置の状態に関する表示を前記表示部に行わせる
請求項8記載のモータ制御装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記通信部を介して、前記バッテリ装置の指示スイッチの押下についての情報、又は、前記バッテリ装置の前記指示スイッチの押下により特定される指示内容を受信した場合、受信した前記情報から特定される指示内容又は受信した前記指示内容に対応する動作を実行する
請求項8記載のモータ制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動アシスト車に備えられていた表示機を代替するための技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば電動アシスト自転車である電動アシスト車の一部のものは、バッテリに充電した電力でモータを駆動することに加え、モータで発電した電力をバッテリに充電する回生制動を行うことができる。この回生制動により、商用電源による1回のバッテリ充電で走行できる距離(すなわち航続距離)を延伸することができる。
【0003】
一方、電動アシスト車に備えられる各種電装部品自体も電力を消費するので、さらに航続距離を伸ばすためには、電装部品による電力消費を抑制させたり、電装部品そのものを削減したりすることが好ましい。
【0004】
例えば特許文献1には、電源の入切等の操作やバッテリの残量表示等の状態表示を行うための操作表示部(すなわち表示機)を備えた補助動力付き車両が開示されている。このように、従来の電動アシスト車は、表示機に相当するものを備えているものが多く、表示機がなければ、電動アシスト車に対して指示を与えたり、バッテリの残量などの情報を提示したりすることができない。
【0005】
一方、例えば特許文献2には、電動自転車のハンドル上に取り外し可能なバッテリケースを取り付けるという技術が開示されている。このバッテリケースは、照明用のLED(Light Emitting Diode)と、バッテリの充電残量に応じた個数点灯するLEDと、スイッチとを備えている。より具体的には、スイッチが1回押されると、バッテリ充放電回路、電源供給回路、LED表示回路がオン状態となり、続けてスイッチが押されると、LED点灯回路がオン状態になって照明用のLEDが点灯し、スイッチを長押しすると、全ての回路がオフ状態となる、というものである。この特許文献2では、バッテリケース以外に表示部は設けられていないようであるが、ユーザに提示される情報は、バッテリの充電残量に過ぎない。
【0006】
このようにバッテリ残量を表示機やバッテリケースで表示することは従来から行われてきたが、表示機を電動アシスト車に設けない場合に、バッテリ残量以外の情報を、どのようにユーザに提示するのかという問題が生ずる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-220081号公報
特開2019-93908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、電動アシスト車に備えられていた表示機をバッテリ装置で代替するための新規な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様に係るバッテリ装置は、モータ制御装置に対して着脱可能なバッテリ装置であって、表示部と、電動アシスト車のモータ制御装置から受信した第1の情報に基づき、モータ制御装置の状態を表示部に表示させる制御部とを有する。
【0010】
本発明の第2の態様に係る、電動アシスト車のモータ制御装置は、表示部を有するバッテリ装置と通信を行う通信部と、通信部を介してバッテリ装置の表示部に、自装置の状態に関する表示を行わせる制御部とを有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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