TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024171232
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023088197
出願日
2023-05-29
発明の名称
細胞培養計画作成装置及び細胞培養システム
出願人
オムロン株式会社
,
中外製薬株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20241204BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】例えば後続の実験のために所定量の細胞が必要とされるような場合において、必要とされる量の細胞を培養するための計画を作成する。
【解決手段】細胞培養計画作成装置40において、入力部142が、細胞の培養終了時期及び培養終了時期における目標細胞量の入力を受け付け、計画作成部144が、培養終了時期において目標細胞量が得られるように順次実行される1以上の継代処理についての第1実行指定と、それぞれの継代処理に続いて実行される培養処理についての第2実行指定とを含む細胞培養計画であって、第1実行指定が、継代処理の種類を特定する情報及び継代処理を実行する時期を特定する情報を含む細胞培養計画を作成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞の培養終了時期及び前記培養終了時期における目標細胞量の入力を受け付ける入力部と、
前記培養終了時期において前記目標細胞量が得られるように順次実行される1以上の継代処理についての第1実行指定と、それぞれの前記継代処理に続いて実行される培養処理についての第2実行指定とを含む細胞培養計画であって、前記第1実行指定が、前記継代処理の種類を特定する情報及び前記継代処理を実行する時期を特定する情報を含む前記細胞培養計画を作成する計画作成部と、
を含む細胞培養計画作成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記細胞培養計画は、さらに、最初の前記継代処理に先行して実行される、前記細胞の解凍処理についての第3実行指定、及び解凍された前記細胞の初期培養処理についての第4実行指定を含み、
前記第3実行指定は、前記解凍処理を実行する時期を特定する情報を含む、
請求項1に記載の細胞培養計画作成装置。
【請求項3】
前記第1実行指定において特定される前記継代処理の種類は、維持継代処理に属する継代処理の種類、及び拡大継代処理に属する継代処理の種類の少なくとも一方を含む、請求項1又は請求項2に記載の細胞培養計画作成装置。
【請求項4】
前記計画作成部は、前記第1実行指定において、前記維持継代処理に属する継代処理の種類及び前記拡大継代処理に属する継代処理の種類の両方を特定する場合は、前記維持継代処理に属する継代処理を実行する時期よりも前記拡大継代処理に属する継代処理を実行する時期の方が遅くなるように、それぞれの前記継代処理を実行する時期を特定する、請求項3に記載の細胞培養計画作成装置。
【請求項5】
前記計画作成部は、さらに、作成した前記細胞培養計画を、前記継代処理を表す第1図形及び前記培養処理を表す第2図形を、前記継代処理及び前記培養処理のそれぞれが実行される順序に従い第1方向に並べて表示器に表示させるための信号として出力する、請求項1又は請求項2に記載の細胞培養計画作成装置。
【請求項6】
前記第2図形は、前記第1方向における時間の経過に従って前記第1方向と直交する第2方向に大きくなる図形である、請求項5に記載の細胞培養計画作成装置。
【請求項7】
細胞の培養終了時期及び前記培養終了時期における目標細胞量の入力を受け付ける入力部と、前記培養終了時期において前記目標細胞量が得られるように順次実行される1以上の継代処理についての第1実行指定と、それぞれの前記継代処理に続いて実行される培養処理についての第2実行指定とを含む細胞培養計画であって、前記第1実行指定が、前記継代処理の種類を特定する情報及び前記継代処理を実行する時期を特定する情報を含む前記細胞培養計画を作成する計画作成部と、を含む細胞培養計画作成装置と、
床上を移動するための機構及び物体を把持するための機構を備えたモバイルマニピュレータ、及びワークベンチに対して固定されており前記ワークベンチ上の物体を把持するための機構を備えたワークベンチロボットを含み、前記細胞培養計画に従い細胞培養実験を実行するロボットシステムと、
を含む細胞培養システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、細胞培養計画作成装置及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
細胞を対象としたアッセイのような実験を行うためには、実験に必要な量の細胞を培養して準備する必要がある。
【0003】
細胞培養の分野における作業計画に関連して、被採取者から採取した細胞を培養し、分離、成長させ幹細胞を形成し、培養細胞又は培養組織を得る細胞培養システムが提案されている。このシステムは、培養細胞を使用する日から培養細胞又は培養組織を出荷する出荷予定日を設定すると、標準培養スケジュールに基づいて、培養完了時期、継代の実施時期、成長因子の投入時期、培養開始時期、分離作業時期、受入検査時期、受入時期の順に各項目について自動的に演算し、該各項目のスケジュールを特定する(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-290147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のシステムでは、患者から採取した細胞を培養して当該患者に移植する組織を作成することに向けた作業計画を作成するものであり、そこでは癌化等の細胞の異常を監視することや移植組織としての品質を確認することに注意が払われている。しかし、特許文献1には、培養後の細胞量についての言及はなく、必要な量の細胞を培養するための計画を作成することに関する示唆は得られない。
【0006】
本開示は、例えば後続の実験のために所定量の細胞が必要とされるような場合において、必要とされる量の細胞を培養するための計画を作成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示に係る細胞培養計画作成装置は、細胞の培養終了時期及び前記培養終了時期における目標細胞量の入力を受け付ける入力部と、前記培養終了時期において前記目標細胞量が得られるように順次実行される1以上の継代処理についての第1実行指定と、それぞれの前記継代処理に続いて実行される培養処理についての第2実行指定とを含む細胞培養計画であって、前記第1実行指定が、前記継代処理の種類を特定する情報及び前記継代処理を実行する時期を特定する情報を含む前記細胞培養計画を作成する計画作成部と、を含む。
【0008】
また、本開示に係る細胞培養システムは、細胞の培養終了時期及び前記培養終了時期における目標細胞量の入力を受け付ける入力部と、前記培養終了時期において前記目標細胞量が得られるように順次実行される1以上の継代処理についての第1実行指定と、それぞれの前記継代処理に続いて実行される培養処理についての第2実行指定とを含む細胞培養計画であって、前記第1実行指定が、前記継代処理の種類を特定する情報及び前記継代処理を実行する時期を特定する情報を含む前記細胞培養計画を作成する計画作成部と、を含む細胞培養計画作成装置と、床上を移動するための機構及び物体を把持するための機構を備えたモバイルマニピュレータ、及びワークベンチに対して固定されており前記ワークベンチ上の物体を把持するための機構を備えたワークベンチロボットを含み、前記細胞培養計画に従い細胞培養実験を実行するロボットシステムと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る細胞培養計画作成装置及び細胞培養システムによれば、例えば後続の実験のために所定量の細胞が必要とされるような場合において、必要とされる量の細胞を培養するための計画を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
細胞培養計画装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る細胞培養計画装置の機能構成の例を示すブロック図である。
細胞DBの一例を示す図である。
プロトコルデータの一例を示す図である。
第1実施形態に係る細胞培養計画作成処理の流れを示すフローチャートである。
第1事例の細胞培養計画の概略の一例を示す図である。
第1事例の細胞培養計画の表示例を示す図である。
第2図形の他の例を示す図である。
第2事例の細胞培養計画の概略の一例を示す図である。
第2事例の細胞培養計画の表示例を示す図である。
第3事例の細胞培養計画の概略の一例を示す図である。
第3事例の細胞培養計画の表示例を示す図である。
細胞培養システムが稼働する実験環境の一例を示す概略平面図である。
第2実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示すブロック図である。
モバイルマニピュレータの外観斜視図である。
ワークベンチロボットの外観斜視図である。
第2実施形態に係る作業指示装置の機能構成の例を示すブロック図である。
解凍処理の実験定義データの一例を示す図である。
維持継代処理の実験定義データの一例を示す図である。
拡大継代処理の実験定義データの一例を示す図である。
後続実験データの一例を示す図である。
第2実施形態に係る作業指示処理の流れを示すフローチャートである。
統括コントローラによる制御処理の流れを示すフローチャートである。
継代処理の流れを示すフローチャートである。
第2容器への細胞の播種を説明するための図である。
第3実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示すブロック図である。
第3実施形態に係る細胞培養計画装置の機能構成の例を示すブロック図である。
第3実施形態に係る作業指示装置の機能構成の例を示すブロック図である。
第3実施形態に係る細胞培養計画作成処理の流れを示すフローチャートである。
コントローラの構成の他の例を説明するための図である。
コントローラの構成の他の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
オムロン株式会社
基板カセット移載装置
9日前
オムロン株式会社
樹脂組成物、及び部品
11日前
オムロン株式会社
操作装置及び操作システム
3日前
オムロン株式会社
非接触給電装置及び受電装置
9日前
オムロン株式会社
制御装置、制御プログラム、及び制御方法
9日前
オムロン株式会社
導光板、表示装置、遊技機、および車載表示器
1日前
オムロン株式会社
ラインの動作を再現する装置、方法及びプログラム
11日前
オムロン株式会社
不正行為推定装置、不正行為推定方法、および不正行為推定プログラム
3日前
オムロン株式会社
設備による電力の消費を管理するためのシステム、方法およびプログラム
9日前
オムロン株式会社
学習済みモデル生成装置、制御装置、学習済みモデル生成方法、及び学習済みモデル生成プログラム
1か月前
オムロン株式会社
血圧計、血圧計測方法、血圧計測プログラム、学習モデルの構築方法及び学習モデルの構築プログラム
1か月前
個人
酒類
1か月前
東レ株式会社
RNAの検出方法
2か月前
株式会社オシキリ
発酵検査装置
1か月前
株式会社 資生堂
融解装置
3か月前
株式会社日本バイオデータ
品質管理方法
2か月前
松谷化学工業株式会社
澱粉分解物の製造方法
1か月前
株式会社GSP研究所
miRNA検出方法
9日前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
1か月前
株式会社雷神の風
試料採取装置
2か月前
インヒブルクス バイオサイエンシズ インコーポレイテッド
CLEC12a結合性ポリペプチド及びその使用
1か月前
株式会社写真化学
菌体観察装置
2か月前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
1日前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
1日前
豊田合成株式会社
細胞培養膜及び細胞培養方法
1か月前
本田技研工業株式会社
培養システム
1か月前
住友化学株式会社
積層体
1か月前
国立大学法人東京海洋大学
ウイルス不活化用組成物
1か月前
株式会社エムスタイル
微生物群の賦活化方法
9日前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルスのスクリーニング方法
1か月前
株式会社渡辺オイスター研究所
脂肪細胞の成長抑制剤
1か月前
三井化学株式会社
培養容器
1か月前
住友化学株式会社
細胞チップ
1か月前
花王株式会社
抗アミラーゼ抗体
2か月前
日本バイリーン株式会社
細胞培養基材、および、その製造方法
2か月前
花王株式会社
濾過速度向上方法
2か月前
続きを見る
他の特許を見る