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公開番号2024171059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087926
出願日2023-05-29
発明の名称端末装置のためのコンピュータプログラム、端末装置、端末装置を制御するための方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20241204BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザが、対応する印刷プログラムがインストール済みである印刷装置の装置識別情報を容易に認識することができる技術を提供する。
【解決手段】端末装置は、検索信号を送信し、複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置を識別する装置識別情報を含む応答信号を受信する。端末装置は、複数個の印刷装置のうちのM個の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが端末装置にインストール済みであると共に、複数個の印刷装置のうちのN個(Nは1以上の整数)の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが端末装置にインストール済みでない状態において、複数個の印刷装置のそれぞれから応答信号が受信される特定の場合に、M個の印刷装置を識別するM個の装置識別情報を、N個の印刷装置を識別するN個の装置識別情報と区別して、端末装置の表示部に表示させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
検索信号を送信する検索信号送信部と、
前記検索信号が送信されることに応じて、複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置を識別する装置識別情報を含む応答信号を受信する応答信号受信部と、
前記複数個の印刷装置のうちのＭ個（前記Ｍは１以上の整数）の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みであると共に、前記複数個の印刷装置のうちのＮ個（前記Ｎは１以上の整数）の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みでない状態において、前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信される特定の場合に、前記Ｍ個の印刷装置を識別するＭ個の装置識別情報を、前記Ｎ個の印刷装置を識別するＮ個の装置識別情報と区別して、前記端末装置の表示部に表示させる表示制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記表示制御部は、前記特定の場合に、前記Ｍ個の印刷装置を識別する前記Ｍ個の装置識別情報のそれぞれに関連付けて、当該印刷装置に対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みであることを示すインストール済み情報を前記表示部に表示させる、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項３】
前記表示制御部は、前記特定の場合に、前記Ｍ個の装置識別情報と前記Ｎ個の装置識別情報とを含むリストであって、前記Ｍ個の装置識別情報が前記Ｎ個の装置識別情報よりも上位に位置する前記リストを前記表示部に表示させる、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項４】
前記表示制御部は、前記特定の場合であり、かつ、前記Ｍ個の印刷装置のうちの第１の印刷装置がデフォルトの印刷装置として前記端末装置に設定されている場合に、前記第１の印刷装置を識別する第１の装置識別情報に関連付けて、前記第１の印刷装置がデフォルトの印刷装置であることを示すデフォルト情報を前記表示部に表示させる、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項５】
前記表示制御部は、前記特定の場合であり、かつ、前記第１の印刷装置がデフォルトの印刷装置として前記端末装置に設定されている場合に、前記Ｍ個の装置識別情報を含むリストであって、前記第１の装置識別情報が最上位に位置する前記リストを前記表示部に表示させる、請求項４に記載のコンピュータプログラム。
【請求項６】
前記表示制御部は、前記特定の場合であり、かつ、前記Ｍ個の印刷装置のうちの第２の印刷装置を識別する第２の装置識別情報が対象情報として前記端末装置に過去に記憶されていた場合に、前記第２の装置識別情報に関連付けて、前記第２の装置識別情報が前記対象情報として前記端末装置に過去に記憶されていたことを示す登録情報を前記表示部に表示させ、
前記対象情報は、前記コンピュータプログラムが、印刷実行指示を取得する場合に、前記対象情報として記憶されている装置識別情報によって識別される印刷装置に対応する印刷プログラムを印刷実行要求の供給先として特定するための情報である、
請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項７】
前記表示制御部は、前記特定の場合であり、かつ、前記第２の装置識別情報が前記対象情報として前記端末装置に過去に記憶されていた場合に、前記Ｍ個の装置識別情報を含むリストであって、前記第２の装置識別情報が最上位に位置する前記リストを前記表示部に表示させる、請求項６に記載のコンピュータプログラム。
【請求項８】
前記表示制御部は、前記特定の場合であり、かつ、前記Ｎ個の印刷装置のうちの第３の印刷装置から受信された応答信号が、前記第３の印刷装置がスキャン機能を実行可能であることを示す場合に、前記第３の印刷装置を識別する第３の装置識別情報に関連付けて、前記第３の印刷装置が前記スキャン機能を実行可能であることを示すスキャン情報を前記表示部に表示させる、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項９】
前記表示制御部は、前記特定の場合であり、かつ、前記Ｎ個の印刷装置のうちの第４の印刷装置から受信された応答信号が、前記第４の印刷装置がスキャン機能を実行可能であることを示さない場合に、前記コンピュータプログラムが前記第４の印刷装置を利用不可能であることに対応する表示態様で、前記第４の印刷装置を識別する第４の装置識別情報を前記表示部に表示させる、請求項８に記載のコンピュータプログラム。
【請求項１０】
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記表示部に表示される前記Ｍ個の装置識別情報のうちの特定の装置識別情報を選択するための操作をユーザから受け付ける場合に、前記特定の装置識別情報を対象情報として前記端末装置に記憶させる記憶制御部であって、前記対象情報は、前記コンピュータプログラムが、印刷実行指示を取得する場合に、前記対象情報として記憶されている装置識別情報によって識別される印刷装置に対応する印刷プログラムを印刷実行要求の供給先として特定するための情報である、前記記憶制御部として機能させる、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、装置識別情報を表示する端末装置に関する技術を開示する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、端末装置と複数個の複合機とを備える通信システムが開示されている。端末装置は、ホーム画面上の選択ボタンが選択される場合に、複数個の複合機のそれぞれのモデル名、ＩＰアドレスを示すデバイスリストを表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－８７２９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の通信システムでは、複合機に対応する印刷プログラムが端末装置にインストール済みであるのか否かについて、何ら考慮されていない。
【０００５】
本明細書では、ユーザが、対応する印刷プログラムがインストール済みである印刷装置の装置識別情報を容易に認識することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書は、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、検索信号を送信する検索信号送信部と、前記検索信号が送信されることに応じて、複数個の印刷装置のそれぞれから、当該印刷装置を識別する装置識別情報を含む応答信号を受信する応答信号受信部と、前記複数個の印刷装置のうちのＭ個（前記Ｍは１以上の整数）の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みであると共に、前記複数個の印刷装置のうちのＮ個（前記Ｎは１以上の整数）の印刷装置のそれぞれに対応する印刷プログラムが前記端末装置にインストール済みでない状態において、前記複数個の印刷装置のそれぞれから前記応答信号が受信される特定の場合に、前記Ｍ個の印刷装置を識別するＭ個の装置識別情報を、前記Ｎ個の印刷装置を識別するＮ個の装置識別情報と区別して、前記端末装置の表示部に表示させる表示制御部と、として機能させてもよい。
【０００７】
上記の構成によると、端末装置は、特定の場合に、Ｍ個の装置識別情報をＮ個の装置識別情報と区別して表示部に表示する。従って、ユーザは、対応する印刷プログラムがインストール済みである印刷装置の装置識別情報を容易に認識することができる。
【０００８】
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体、上記のコンピュータプログラムによって実現される端末装置、及び、端末装置を制御するための方法も、新規で有用である。また、端末装置と複数個の印刷装置とを含む通信システムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
通信システムの構成を示す。
各テーブルの一例を示す。
ＰＣに表示されるホーム画面の一例である。
ＰＣによって実行される選択リスト表示処理のフローチャートを示す。
ＰＣに表示される選択リスト、及び、ホーム画面の一例である。
ＰＣによって実行される選択リストデータ生成処理のフローチャートを示す。
ケースＡの場合にＰＣに表示される選択リストを示す。
ケースＡにおけるリストテーブル３８の変遷を示す。
第２実施例に係るケースＢの場合にＰＣに表示される選択リストを示す。
第２実施例に係るケースＢにおけるリストテーブル３８の変遷を示す。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
（第１実施例）
（通信システム２の構成；図１）
図１に示されるように、通信システム２は、ＰＣ１０と、ＭＦＰ１００、１１０と、プリンタ１２０、１３０と、を備える。ＰＣ１０、ＭＦＰ１００、１１０、及び、プリンタ１２０、１３０は、Local Area Network（ＬＡＮ）４に接続されている。ＰＣ１０、ＭＦＰ１００、１１０、及び、プリンタ１２０、１３０は、ＬＡＮ４を介して、通信可能である。以下では、ＭＦＰ１００、１１０、プリンタ１２０、１３０のことを、「印刷装置」と記載することがある。
（【００１１】以降は省略されています）

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