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公開番号
2024170493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-10
出願番号
2024151102,2023030803
出願日
2024-09-03,2017-12-26
発明の名称
表示制御装置
出願人
パイオニア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
17/05 20110101AFI20241203BHJP(計算;計数)
要約
【課題】点群情報を利用して、エンタテインメント性を向上させることができる表示制御装置を提供する。
【解決手段】表示制御装置1は、ライダ2が点群情報を取得し、ライダ2が点群情報を取得し、表示制御部3が点群情報に基づく画像を表示部4に表示させる際に、点群情報に含まれる地物に対して予め定められた属性基づいて点群情報に基づく画像のうち地物に対応する部分の表示態様を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置であって、
前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得部と、
前記点群情報に基づく画像を前記表示部に表示させる際、当該点群情報に含まれる所定の地物に対して予め定められた属性に基づいて、当該点群情報に基づく画像のうち当該地物に対応する部分の表示態様を変更する表示制御部と、
を備えることを特徴とする表示制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部に画像を表示する表示制御装置に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レーザレーダを用いて、車両の前方等の検出領域(すなわち、物体を検出するための対象となる領域)に存在する物体上の複数の点に対して3次元空間上の位置を取得し、その物体を認識する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、前記位置が取得された点をクラスタリングしてクラスタ点群を取得し、そのクラスタ点群に係る測定量の時間的変動に基づき、クラスタ点群に対応する物体を識別することとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-151043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、レーザレーダ(以下、LiDAR(Light Detection And Ranging)
とも称する)は、移動体としての車両等の周辺に存在する物体の認識に用いられている。しかしながら、レーザレーダによって取得された情報(所謂点群情報)は、このような物体の認識以外に利用されてはいない。
【0005】
一方で、今後自動運転機能を搭載した車両において、自動運転中の移動時間におけるエンタテインメント性の向上が期待されている。しかし、レーザレーダによって取得された情報を、エンタテインメント性の向上に利用するという思想は、従来は存在していなかった。
【0006】
本発明が解決しようとする課題としては、所謂点群情報を利用して、エンタテインメント性を向上させることが一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体に配置され、画像を表示させる表示装置であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得部と、取得した点群情報を表示する表示部と、前記表示部に表示された点群情報を、前記点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様に加工して表示させる表示制御部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、自動運転が可能な移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得部と、前記移動体が前記自動運転を行っている最中である場合に、前記点群情報取得部で取得した前記点群情報に基づいて、当該点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様とした画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記地物に対応する部分を、進行方向に沿って色彩の移動または色彩や光を表現した図形が移動するように表示させることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得部と、前記点群情報取得部で取得した前記点群情報に基づいて、当該点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様とした画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記地物に対応する部分を、当該地物の高さ及び距離に基づいて色彩またはコントラストを変化させるように表示させ、前記地物に対応する部分を、進行方向に沿って色彩の移動または色彩や光を表現した図形が移動するように表示させる、ことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得部と、前記点群情報取得部で取得した前記点群情報に基づいて、当該点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様とした画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記地物に対応する部分を、当該地物の高さ方向に沿って色彩が移動または色彩や光を表現した図形が移動するように表示させる、ことを特徴としている。
【0008】
請求項7に記載の発明は、移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置で実行される表示制御方法であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得工程と、取得した点群情報を表示する表示工程と、前記表示工程で表示された点群情報を、前記点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様に加工して表示させる表示制御工程と、を含むことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、自動運転が可能な移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置で実行される表示制御方法であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得工程と、前記移動体が前記自動運転を行っている最中である場合に、前記点群情報取得工程で取得した前記点群情報に基づいて、当該点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様とした画像を前記表示部に表示させる表示制御工程と、を含み、前記表示制御工程は、前記地物に対応する部分を、進行方向に沿って色彩の移動または色彩や光を表現した図形が移動するように表示させることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置で実行される表示制御方法であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得工程と、前記点群情報取得工程で取得した前記点群情報に基づいて、当該点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様とした画像を前記表示部に表示させる表示制御工程と、を含み、前記表示制御工程は、前記地物に対応する部分を、当該地物の高さ及び距離に基づいて色彩またはコントラストを変化させるように表示させ、前記地物に対応する部分を、進行方向に沿って色彩の移動または色彩や光を表現した図形が移動するように表示させる、ことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、移動体に配置された表示部に画像を表示させる表示制御装置で実行される表示制御方法であって、前記移動体の周囲の地物を複数の点により表した点群情報を取得する点群情報取得工程と、前記点群情報取得工程で取得した前記点群情報に基づいて、当該点群情報に含まれる所定の地物に対応する部分を当該地物に対して予め定められた属性に応じて決定される表示態様とした画像を前記表示部に表示させる表示制御工程と、を含み、前記表示制御工程は、前記地物に対応する部分を、当該地物の高さ方向に沿って色彩が移動または色彩や光を表現した図形が移動するように表示させる、ことを特徴としている。
【0009】
請求項11に記載の発明は、請求項7から10のうちいずれか一項に記載の表示制御方法を、コンピュータにより実行させることを特徴としている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施例にかかる表示制御装置のブロック構成図である。
図1に示された表示制御装置が記憶する地物データ構造の例を示した表である。
図1に示された表示制御装置の表示動作のフローチャートである。
図1に示された表示制御装置の表示態様の例である。
本発明の第2の実施例にかかる表示制御装置と記憶装置とからなるシステムの概略構成図である。
図5に示されたサーバ装置の機能構成図である。
図5に示された表示制御装置のブロック構成図である。
本発明の第3の実施例にかかる表示制御装置のブロック構成図である。
図8に示された表示制御装置における距離ごとの色の設定例である。
図8に示された表示制御装置における高さごとの色の設定例である。
図7に示された表示制御装置の表示動作のフローチャートである。
本発明の変形例のブロック構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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