TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024170096
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023087063
出願日
2023-05-26
発明の名称
燃料電池モジュールの制御装置、燃料電池モジュールの制御方法
出願人
株式会社豊田自動織機
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
8/04858 20160101AFI20241129BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】供給配管の内圧を好適に低下させるとともに、循環流路から排気された水素ガスの濃度を低下させる。
【解決手段】診断ツール200は、ラジエータファン73を駆動させ、インジェクタ62から水素ガスを噴射させた後にインジェクタ62からの水素ガスの噴射を停止させ、インジェクタ62からの水素ガスの噴射を停止させた状態で排気排水弁67を開弁させることによって循環流路64から水素ガスを排気させた後に排気排水弁67を閉弁させて、供給配管63の内圧を低下させる内圧低下処理を行い、内圧低下処理の後に供給配管63の内圧が所定内圧以上であると、内圧低下処理を再び行い、内圧低下処理の後に供給配管の内圧が所定内圧未満であると、供給配管63の内圧の低下が完了したと判定する内圧判定処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水素ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、
水素ガスを噴射するインジェクタと、
前記インジェクタに一端が接続され、水素ガス供給部に他端が接続され、前記水素ガス供給部から供給された水素ガスを前記インジェクタに供給する供給配管と、
前記供給配管の内圧を検出する内圧センサと、
前記インジェクタから噴射された水素ガスを前記燃料電池スタックに循環させる循環流路と、
前記循環流路から水素ガスを排気させる排気排水弁と、を備えた燃料電池モジュールを制御する燃料電池モジュールの制御装置であって、
前記燃料電池モジュールは、前記排気排水弁を介して前記循環流路から排気された水素ガスを攪拌させるファンを備え、
前記制御装置は、
前記供給配管の内圧低下要求があった場合に行う処理であって、前記ファンを駆動させ、前記インジェクタから水素ガスを噴射させた後に前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させ、前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させた状態で前記排気排水弁を開弁させることによって前記循環流路から水素ガスを排気させた後に前記排気排水弁を閉弁させて、前記供給配管の内圧を低下させる内圧低下処理を行い、
前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が所定内圧以上であると、前記内圧低下処理を再び行い、前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が前記所定内圧未満であると、前記供給配管の内圧の低下が完了したと判定する内圧判定処理を行う、ことを特徴とする燃料電池モジュールの制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記燃料電池モジュールは、前記燃料電池スタックを冷却するための冷媒を空気と熱交換させるラジエータを備え、
前記ファンは、前記ラジエータに向けて送風することによって前記ラジエータに空気を供給するラジエータファンである、請求項1に記載の燃料電池モジュールの制御装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記内圧判定処理において、前記供給配管の内圧の低下が完了したと判定されずに前記内圧低下処理が行われた回数が所定回数以上であると、異常と判定する、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池モジュールの制御装置。
【請求項4】
前記燃料電池モジュールは、前記インジェクタからの水素ガスの噴射と、前記排気排水弁の開閉と、を制御する制御部を備え、
前記制御装置は、前記制御部に接続された状態で前記制御部に前記供給配管の内圧低下要求を指令することで前記内圧低下処理を開始する診断ツールである、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池モジュールの制御装置。
【請求項5】
水素ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、
水素ガスを噴射するインジェクタと、
前記インジェクタに一端が接続され、水素ガス供給部に他端が接続され、前記水素ガス供給部から供給された水素ガスを前記インジェクタに供給する供給配管と、
前記供給配管の内圧を検出する内圧センサと、
前記インジェクタから噴射された水素ガスを前記燃料電池スタックに循環させる循環流路と、
前記循環流路から水素ガスを排気させる排気排水弁と、を備えた燃料電池モジュールを制御装置によって制御する燃料電池モジュールの制御方法であって、
前記燃料電池モジュールは、前記排気排水弁を介して前記循環流路から排気された水素ガスを攪拌させるファンを備え、
前記供給配管の内圧低下要求があった場合に行う処理であって、
前記制御装置が前記ファンを駆動させるステップと、
前記制御装置が前記インジェクタから水素ガスを噴射させた後に前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させるステップと、
前記制御装置が前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させた状態で前記排気排水弁を開弁させることによって前記循環流路から水素ガスを排気させた後に前記排気排水弁を閉弁させるステップと、を含み、前記供給配管の内圧を低下させる内圧低下処理を行い、
前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が所定内圧以上であると、前記制御装置が前記内圧低下処理を再び行うステップと、
前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が前記所定内圧未満であると、前記制御装置が前記供給配管の内圧の低下が完了したと判定するステップと、を含む内圧判定処理を行う、ことを特徴とする燃料電池モジュールの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池モジュールの制御装置、燃料電池モジュールの制御方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の燃料電池モジュールは、水素ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、水素ガスを噴射するインジェクタと、水素ガス供給部から供給された水素ガスをインジェクタに供給する供給配管と、循環流路と、排気排水弁と、を備える。循環流路は、インジェクタから噴射された水素ガスを燃料電池スタックに循環させる。排気排水弁は、水素ガスを含む排ガスを循環流路の内部から排気させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-172027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料電池モジュールから供給配管を取り外す場合などには、供給配管の内圧を低下させる必要がある。また、仮に供給配管の内部の水素ガスが循環流路を介して排気排水弁から排気されると、排気された水素ガスの濃度を低下させる必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する燃料電池モジュールの制御装置は、水素ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、水素ガスを噴射するインジェクタと、前記インジェクタに一端が接続され、水素ガス供給部に他端が接続され、前記水素ガス供給部から供給された水素ガスを前記インジェクタに供給する供給配管と、前記供給配管の内圧を検出する内圧センサと、前記インジェクタから噴射された水素ガスを前記燃料電池スタックに循環させる循環流路と、前記循環流路から水素ガスを排気させる排気排水弁と、を備えた燃料電池モジュールを制御する燃料電池モジュールの制御装置であって、前記燃料電池モジュールは、前記排気排水弁を介して前記循環流路から排気された水素ガスを攪拌させるファンを備え、前記制御装置は、前記供給配管の内圧低下要求があった場合に行う処理であって、前記ファンを駆動させ、前記インジェクタから水素ガスを噴射させた後に前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させ、前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させた状態で前記排気排水弁を開弁させることによって前記循環流路から水素ガスを排気させた後に前記排気排水弁を閉弁させて、前記供給配管の内圧を低下させる内圧低下処理を行い、前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が所定内圧以上であると、前記内圧低下処理を再び行い、前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が前記所定内圧未満であると、前記供給配管の内圧の低下が完了したと判定する内圧判定処理を行う、ことを特徴とする。
【0006】
上記課題を解決する燃料電池モジュールの制御方法は、水素ガスを用いて発電を行う燃料電池スタックと、水素ガスを噴射するインジェクタと、前記インジェクタに一端が接続され、水素ガス供給部に他端が接続され、前記水素ガス供給部から供給された水素ガスを前記インジェクタに供給する供給配管と、前記供給配管の内圧を検出する内圧センサと、前記インジェクタから噴射された水素ガスを前記燃料電池スタックに循環させる循環流路と、前記循環流路から水素ガスを排気させる排気排水弁と、を備えた燃料電池モジュールを制御装置によって制御する燃料電池モジュールの制御方法であって、前記燃料電池モジュールは、前記排気排水弁を介して前記循環流路から排気された水素ガスを攪拌させるファンを備え、前記供給配管の内圧低下要求があった場合に行う処理であって、前記制御装置が前記ファンを駆動させるステップと、前記制御装置が前記インジェクタから水素ガスを噴射させた後に前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させるステップと、前記制御装置が前記インジェクタからの水素ガスの噴射を停止させた状態で前記排気排水弁を開弁させることによって前記循環流路から水素ガスを排気させた後に前記排気排水弁を閉弁させるステップと、を含み、前記供給配管の内圧を低下させる内圧低下処理を行い、前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が所定内圧以上であると、前記制御装置が前記内圧低下処理を再び行うステップと、前記内圧低下処理の後に前記内圧センサから検出された前記供給配管の内圧が前記所定内圧未満であると、前記制御装置が前記供給配管の内圧の低下が完了したと判定するステップと、を含む内圧判定処理を行う、ことを特徴とする。
【0007】
上記の構成および上記の方法によれば、内圧低下処理において、供給配管の内部の水素ガスをインジェクタによって循環流路に供給することで、供給配管の内圧を低下させることができる。内圧低下処理において、排気排水弁を開弁させることで、循環流路の内部の水素ガスを循環流路から排気させることができる。内圧判定処理において、内圧センサから検出された供給配管の内圧が所定内圧未満になるまで内圧低下処理が繰り返し行われる。これにより、内圧センサから検出された供給配管の内圧が所定内圧未満になるまで、インジェクタからの水素ガスの噴射による供給配管の内圧の低下と、排気排水弁の開弁による循環流路からの水素ガスの排気と、を繰り返し行える。したがって、供給配管の内圧を好適に低下させることができる。また、制御装置は、内圧低下処理において、ファンを駆動させる。これにより、ファンにて発生する送風によって、循環流路から排気された水素ガスを攪拌させることができる。したがって、循環流路から排気された水素ガスの濃度を低下させることができる。
【0008】
燃料電池モジュールの制御装置において、前記燃料電池モジュールは、前記燃料電池スタックを冷却するための冷媒を空気と熱交換させるラジエータを備え、前記ファンは、前記ラジエータに向けて送風することによって前記ラジエータに空気を供給するラジエータファンであってもよい。
【0009】
上記の構成によれば、排気排水弁を介して循環流路から排気された水素ガスを攪拌させるために、ラジエータファンとは別にファンを燃料電池モジュールに設ける場合と比較して、燃料電池モジュールに搭載される部品点数を低減できる。
【0010】
燃料電池モジュールの制御装置において、前記制御装置は、前記内圧判定処理において、前記供給配管の内圧の低下が完了したと判定されずに前記内圧低下処理が行われた回数が所定回数以上であると、異常と判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電波吸収体
10日前
東レ株式会社
二次電池
1日前
愛知電機株式会社
変圧器
8日前
個人
タワー式増設端子台
23日前
電建株式会社
端子金具
15日前
SMK株式会社
コネクタ
15日前
株式会社水素パワー
接続構造
10日前
三菱電機株式会社
端子カバー
1日前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
28日前
富士電機株式会社
半導体装置
15日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
10日前
株式会社カネカ
接着加工装置
10日前
株式会社カネカ
接着加工装置
10日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
15日前
個人
電波散乱方向制御板
1日前
株式会社村田製作所
コイル部品
8日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
15日前
TDK株式会社
電子部品
22日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
29日前
日機装株式会社
半導体発光装置
8日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
セルケース
15日前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
15日前
日本電気株式会社
波長可変レーザ
14日前
住友電装株式会社
コネクタ
1日前
三菱製紙株式会社
熱暴走抑制耐火シート
9日前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
21日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
29日前
ローム株式会社
半導体装置
22日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
23日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
3日前
ローム株式会社
半導体装置
22日前
日本航空電子工業株式会社
接続器
22日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
22日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
15日前
ローム株式会社
半導体装置
22日前
続きを見る
他の特許を見る