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公開番号2024169976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086869
出願日2023-05-26
発明の名称通信装置の制御プログラム、通信装置の制御方法および通信システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04W 48/10 20090101AFI20241129BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線通信の迅速な接続が可能となる通信装置の制御プログラム、通信装置の制御方法および通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】制御プログラムは、画像形成装置104等の複数の画像形成装置との間で無線通信が可能に接続される携帯端末101を制御する制御プログラムである。この制御プログラムは、各画像形成装置との間での無線通信の電波強度を検出する電波検出工程と、各画像形成装置を識別する識別情報を取得する情報取得工程と、電波検出工程での検出結果と、情報取得工程での取得結果とに基づいて、複数の画像形成装置の中から、携帯端末101とペアリングがされる候補となる候補画像形成装置を決定する決定工程とを有し、各工程を、コンピュータであるCPU202に実行させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数の外部装置との間で無線通信が可能に接続される通信装置を制御する制御プログラムであって、
前記各外部装置との間での前記無線通信の電波強度を検出する電波検出工程と、
前記各外部装置を識別する識別情報を取得する情報取得工程と、
前記電波検出工程での検出結果と、前記情報取得工程での取得結果とに基づいて、前記複数の外部装置の中から、前記通信装置とペアリングがされる候補となる候補外部装置を決定する決定工程と、を有し、
前記各工程をコンピュータに実行させることを特徴とする通信装置の制御プログラム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記通信装置と前記候補外部装置との間の距離を検出する距離検出工程を有し、
前記決定工程では、前記電波検出工程での検出結果として、前記電波強度が高い順に、前記距離検出工程で前記距離が検出される前記候補外部装置の距離検出順番を決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項3】
前記距離検出順番に従って、前記候補外部装置との前記ペアリングを行う通信工程を有することを特徴とする請求項2に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項4】
前記距離が閾値以下であるか否かを判断する判断工程を有し、
前記判断工程での判断結果として、前記距離が閾値以下であると判断された場合には、前記ペアリングが行われた前記候補外部装置と前記無線通信が可能であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項5】
前記判断工程での判断結果として、前記距離が閾値以下ではないと判断された場合には、前記距離検出順番が次の前記候補外部装置との前記無線通信が可能であることを特徴とする請求項4に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項6】
前記距離検出工程では、UWB(Ultra Wide Band)を用いた測距機能により、前記距離を検出することを特徴とする請求項2に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項7】
前記決定工程では、前記外部装置の使用頻度と前記外部装置が有する機能とのうちの少なくとも1つの条件に応じて、前記複数の外部装置の中から、前記通信装置とペアリングがされる候補となる候補外部装置を優先的に決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項8】
前記電波検出工程での検出結果と、前記情報取得工程での取得結果とを紐づけて記憶する記憶工程を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項9】
前記無線通信には、BLE(Bluetooth Low Energy)による通信が含まれることを特徴とする請求項1に記載の通信装置の制御プログラム。
【請求項10】
複数の外部装置との間で無線通信が可能に接続される通信装置を制御する方法であって、
前記各外部装置との間での前記無線通信の電波強度を検出する電波検出工程と、
前記各外部装置を識別する識別情報を取得する情報取得工程と、
前記電波検出工程での検出結果と、前記情報取得工程での取得結果とに基づいて、前記複数の外部装置の中から、前記通信装置とペアリングがされる候補となる候補外部装置を決定する決定工程と、を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置の制御プログラム、通信装置の制御方法および通信システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、スマートフォン等の高性能な携帯端末が普及している。携帯端末は、例えばLANを介して、画像形成装置と通信可能に接続される。この場合、携帯端末には、画像形成装置と連携するためのアプリケーションとして、画像形成装置連携アプリがインストールされることがある。画像形成装置連携アプリは、例えば、スキャン機能、プリント機能、ジョブ送信機能等を実行させることができる。例えば、プリント機能では、LAN上の画像形成装置を探索するとともに、文書データと、カラー印刷や両面印刷等の情報印刷設定情報とが付加された印刷ジョブを構成する。そして、この印刷ジョブを、LAN上で探索された画像形成装置に送信することにより、画像形成装置の印刷が行われる。
【0003】
また、このときの携帯端末と画像形成装置との間の通信は、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy(「Bluetooth」は登録商標))、UWB(Ultra Wide Band)の通信プロトコルに従って確立される。その他、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、NFC(Near Field Communication)等の通信プロトコルに従っても確立が可能である。特にBLEやUWBにより、携帯端末と画像形成装置との間の距離を測定することができる。そして、携帯端末と画像形成装置との間の距離が一定以内である場合には、携帯端末から画像形成装置への自動ログインを行うことができる。例えば特許文献1には、画像形成装置との距離を、画像形成装置から送信される信号の強度に基づいて算出して、当該強度が所定の強度を越えた場合に、画像形成装置にログイン可能な状態にする技術が開示されている。また、より精度よく距離情報を知りたい場合、UWB通信を用いることでBLEの電波強度から算出する方法よりも高精度に距離情報を取得することが可能である。また、特許文献2には、UWBによる測距(通信)を行うために必要な情報を、BLEによる通信で取得してから、UWBによる測距を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-125031号公報
特開2022-50385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、電波強度の安定度によっては、測距精度が低くなる(例えば数メートル単位となる)という問題があった。そこで、特許文献2に記載の技術では、UWBを用いることにより、測距精度の低下を抑制している。また、特許文献2に記載の技術では、UWBによる測距を行う場合、接続対象の画像形成装置の識別情報(Config情報)を取得する必要がある。また、特許文献2に記載の技術では、携帯端末1台に対して、接続対象となる画像形成装置が1台であることが前提である。しかしながら、特許文献2に記載の技術では、携帯端末の周囲に複数の画像形成装置がある場合には、各画像形成装置との距離を測距することについては考慮されていない。UWBで各画像形成装置との距離を測距する場合、全画像形成装置に対して1台ずつBLEによる通信のペアリングをし、識別情報の取得を行う必要がある。また、携帯端末から一番近い画像形成装置への自動ログインを行いたい場合には、接続対象の画像形成装置との測距に時間がかかるという問題もある。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、無線通信の迅速な接続が可能となる通信装置の制御プログラム、通信装置の制御方法および通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の通信装置の制御プログラムは、複数の外部装置との間で無線通信が可能に接続される通信装置を制御する制御プログラムであって、前記各外部装置との間での前記無線通信の電波強度を検出する電波検出工程と、前記各外部装置を識別する識別情報を取得する情報取得工程と、前記電波検出工程での検出結果と、前記情報取得工程での取得結果とに基づいて、前記複数の外部装置の中から、前記通信装置とペアリングがされる候補となる候補外部装置を決定する決定工程と、を有し、前記各工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、無線通信の迅速な接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。
図1示す通信システムが有する携帯端末のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
図1示す通信システムが有する画像形成装置のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
図1示す通信システムが有する携帯端末のソフトウェアの構成例を示すブロック図である。
図1示す通信システムが有する画像形成装置のソフトウェアの構成例およびソフトウェアが管理するデータ領域を示すブロック図である。
図1に示す通信システムで適応される測距方式を説明するための図である。
図2に示す携帯端末のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
図7(d)に示す接続確認用デバイス検索画面を操作して、目の前の画像形成装置と接続するまでの処理を示すフローチャートである。
画像形成装置の識別情報と、画像形成装置の電波強度と、UWBで測距を行う画像形成装置の優先順位との関係の表を示す図である。
第2実施形態に係る通信システムの携帯端末のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
目の前の画像形成装置と接続するまでの処理を示すフローチャートである。
画像形成装置の識別情報と、画像形成装置の電波強度と、優先条件の一致結果と、UWBで測距を行う画像形成装置の優先順位との関係の表を示す図である。
第3実施形態に係る通信システムの携帯端末のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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