TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024169180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086429
出願日
2023-05-25
発明の名称
画像読取装置及び画像形成システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
1/48 20060101AFI20241128BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】画像読取装置が読み取る色域内の色を高精度に検知する技術を提供する。
【解決手段】原稿を読み取る画像読取装置は、前記原稿に光を照射する光源と、前記原稿で反射した前記光を受光して画像信号を出力するセンサと、前記原稿で反射した前記光を前記センサに結像させる光学部材と、を備えた読取手段と、前記画像信号を処理する画像処理手段と、を備え、400nmから700nmの波長範囲において、等色関数の第1特性に対する前記読取手段の第1分光特性の誤差と、前記等色関数の第2特性に対する前記読取手段の第2分光特性の誤差と、前記等色関数の第3特性に対する前記読取手段の第3分光特性の誤差は、それぞれ、-15%から15%の範囲内である。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿に光を照射する光源と、前記原稿で反射した前記光を受光して画像信号を出力するセンサと、前記原稿で反射した前記光を前記センサに結像させる光学部材と、を備えた読取手段と、
前記画像信号を処理する画像処理手段と、
を備え、
400nmから700nmの波長範囲において、等色関数の第1特性に対する前記読取手段の第1分光特性の誤差と、前記等色関数の第2特性に対する前記読取手段の第2分光特性の誤差と、前記等色関数の第3特性に対する前記読取手段の第3分光特性の誤差は、それぞれ、-15%から15%の範囲内である、画像読取装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記等色関数の特性に対する前記読取手段の分光特性の誤差は、前記等色関数の特性の値の前記波長範囲に渡る積分値に対する、前記等色関数の特性の値と前記分光特性の値との差分の前記波長範囲に渡る積分値の比である、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記センサは、カラーフィルタを有する、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記センサは、前記カラーフィルタとして第1フィルタ、第2フィルタ及び第3フィルタを有し、
前記第1分光特性は、前記第1フィルタの分光特性に基づく第4分光特性と、前記第3分光特性と、に基づき、
前記第2分光特性は、前記第2フィルタの分光特性に基づき、
前記第3分光特性は、前記第3フィルタの分光特性に基づく、請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記第2分光特性、前記第3分光特性及び前記第4分光特性は、さらに、前記光源の発光スペクトルと、前記光学部材の分光特性と、前記センサの受光素子の受光感度特性と、に基づく、請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記第1分光特性は、前記第3分光特性を調整係数で減衰させた分光特性と、前記第4分光特性と、を合成した特性である、請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記センサは、前記原稿で反射した前記光を、前記第1フィルタを介して受光することで第1画像信号を出力し、前記原稿で反射した前記光を、前記第2フィルタを介して受光することで第2画像信号を出力し、前記原稿で反射した前記光を、前記第3フィルタを介して受光することで第3画像信号を出力し、
前記画像処理手段は、前記第3画像信号が示す輝度値を前記調整係数で減少させて前記第1画像信号が示す輝度値と加算することで第4画像信号を生成する、請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記第4画像信号は、赤の輝度値を示し、
前記第2画像信号は、緑の輝度値を示し、
前記第3画像信号は、青の輝度値を示す、請求項7に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記第4画像信号、前記第2画像信号及び前記第3画像信号が示す輝度値を変換情報に基づき変換する色変換手段をさらに備えている、請求項7に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記センサは、前記カラーフィルタとして第1フィルタ、第2フィルタ、第3フィルタ及び第4フィルタを有し、
前記第1分光特性は、前記第1フィルタの分光特性に基づく第4分光特性と、前記第4フィルタの分光特性に基づく第5分光特性と、に基づき、
前記第2分光特性は、前記第2フィルタの分光特性に基づき、
前記第3分光特性は、前記第3フィルタの分光特性に基づく、請求項3に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置及び当該画像読取装置を含む画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シート上の画像を測色する分光測色器が知られている(特許文献1)。分光測色器から出力された値は、例えば、人間の色覚に対応する等色関数を用いて、CIE Lab空間の色値(以下、Lab値)に変換される。また、赤色(R)のフィルタ、緑色(G)のフィルタ及び青色(B)のフィルタを備えるイメージセンサを用いてシート上の画像を測色する画像読取装置が知られている。イメージセンサで測色する場合、イメージセンサが出力した赤(R)、緑(G)、青(B)の輝度値(以下、RGB値)がCIE Lab空間の色値(以下、Lab値)に変換される。RGB値をLab値に変換するために、色変換テーブルであるルックアップテーブル(LUT)が使用される。色変換テーブルのサイズを抑えるため、色変換テーブルは、総てのRGB値ではなく、一部のRGB値について、RGB値とLab値との関係を示す様に作成される。特許文献2は、色変換テーブルに含まれないRGB値については、色変換テーブルに含まれるRGB値とLab値との関係に基づき補間計算で求めることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020―019150号公報
特開2002-64719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イメージセンサが出力するRGB値は、画像読取装置(イメージセンサ、光源、ミラー、レンズ等)の分光特性に依存する。画像読取装置の分光特性が等色関数とは異なると、分光測色器による測色の精度に比べて、イメージセンサによる測色の精度が低下してしまう可能性がある。
【0005】
上記課題に鑑み、本発明は、画像読取装置が読み取る色域内の色を高精度に検知する技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によると、原稿を読み取る画像読取装置は、前記原稿に光を照射する光源と、前記原稿で反射した前記光を受光して画像信号を出力するセンサと、前記原稿で反射した前記光を前記センサに結像させる光学部材と、を備えた読取手段と、前記画像信号を処理する画像処理手段と、を備え、400nmから700nmの波長範囲において、等色関数の第1特性に対する前記読取手段の第1分光特性の誤差と、前記等色関数の第2特性に対する前記読取手段の第2分光特性の誤差と、前記等色関数の第3特性に対する前記読取手段の第3分光特性の誤差は、それぞれ、-15%から15%の範囲内である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、画像形成装置が読み取る色域内の色を高精度に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
幾つかの実施形態による、画像形成システムの構成図。
幾つかの実施形態による、白色LEDの発光スペクトルを示す図。
幾つかの実施形態による、白色LEDの特性を示す図。
幾つかの実施形態による、ミラーの分光特性を示す図。
幾つかの実施形態による、レンズの分光特性を示す図。
幾つかの実施形態による、IRカットフィルタの分光特性を示す図。
幾つかの実施形態による、イメージセンサの分光特性を示す図。
図2及び図4~図7の特性を合成した画像読取装置の分光特性を示す図。
CIE 1931の等色関数を示す図。
幾つかの実施形態による、画像読取装置の分光特性を等色関数に近づけるための処理の説明図。
幾つかの実施形態による、画像読取装置の分光特性を示す図。
幾つかの実施形態による、画像処理部の構成図。
分光特性の誤差の説明図。
マイナス方向の誤差と色差との関係を示す図。
プラス方向の誤差と色差との関係を示す図。
幾つかの実施形態による、画像処理部の構成図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成システムの構成図である。画像形成システムは、画像読取装置1000と、画像形成装置2000と、を含む。まず、画像読取装置1000について説明する。原稿台ガラス101には、被測色物である原稿100が置かれる。イメージセンサ109は、図の奥行方向に沿って配列された複数の受光素子を有する。図の奥行方向は主走査方向とも呼ばれる。受光素子は、例えば、CMOSセンサやCCDセンサである。光源である白色LED103は、原稿100に光を照射する。原稿100で反射した光は、ミラー104、105及び106で反射され、赤外線(IR)カットフィルタ107及びレンズ108を介してイメージセンサ109に入射する。これにより、イメージセンサ109は、1回の走査で、原稿100の主走査方向に渡る読取結果である画像信号を画像処理部110に出力する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
記録装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
乾燥装置
9日前
キヤノン株式会社
検出装置
8日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
定着装置
3日前
キヤノン株式会社
防水構造体
8日前
キヤノン株式会社
露光ヘッド
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
振動波モータ
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
9日前
キヤノン株式会社
記録素子基板
1日前
キヤノン株式会社
分析デバイス
1日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
3日前
キヤノン株式会社
分析デバイス
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
指輪型デバイス
8日前
キヤノン株式会社
指輪型デバイス
8日前
キヤノン株式会社
指輪型デバイス
8日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
8日前
キヤノン株式会社
電子機器用操作装置
3日前
続きを見る
他の特許を見る