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公開番号2024168744
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085662
出願日2023-05-24
発明の名称保持装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類H01M 50/242 20210101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電装置を保持する保持装置であって、保持部に対して蓄電装置を着脱するときの該蓄電装置の着脱速度を適正な範囲内に調整することができ、蓄電装置の着脱時に発生する蓄電装置及び保持装置の衝撃を確実に抑制することができる保持装置を提供する。
【解決手段】保持装置である電力装置10において、第1モータ及び第2モータは、電気エネルギを運動エネルギに変換する。第1ローラ70及び第2ローラ90は、スロット18に対してバッテリ16を着脱するときに、該運動エネルギをバッテリ16に作用させる。バッテリ16は、第1ローラ70及び第2ローラ90から作用された運動エネルギによって、該バッテリ16の着脱方向に移動する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置を保持する保持装置であって、
前記蓄電装置が着脱可能に保持される保持部と、
電気機械変換部と、
を備え、
前記電気機械変換部は、
電気エネルギを運動エネルギに変換する変換部と、
前記保持部に対して前記蓄電装置を着脱するときに、前記変換部で変換された前記運動エネルギを前記蓄電装置に作用させて該蓄電装置の運動が生じるように配置された出力部と、
を有する、保持装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1記載の保持装置において、
前記出力部は、前記保持部に対して前記蓄電装置を着脱するときの該蓄電装置の移動軌跡上で、該蓄電装置と接触可能な位置に配置される、保持装置。
【請求項3】
請求項2記載の保持装置において、
前記出力部は、
前記蓄電装置が前記保持部に保持されたときの位置である第1位置と、
前記蓄電装置が前記保持部から取り外されたときの位置である第2位置と、
を移動可能に設けられる、保持装置。
【請求項4】
請求項3記載の保持装置において、
前記出力部は、前記第2位置に位置するときに、前記移動軌跡上に位置するように配置される、保持装置。
【請求項5】
請求項4記載の保持装置において、
前記出力部は、前記第2位置に位置するときに、前記蓄電装置が該出力部に当接して前記保持部側に進入することを阻止するように設けられる、保持装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の保持装置において、
前記保持部に保持される前記蓄電装置の接続部が接続される他の接続部をさらに備える、保持装置。
【請求項7】
請求項5に従属する請求項6記載の保持装置において、
前記出力部は、前記第2位置に位置するときに、前記接続部が前記他の接続部に接続される前に、前記蓄電装置が該出力部に当接するように配置される、保持装置。
【請求項8】
請求項3~5、請求項3~5のいずれかに従属する請求項6、及び、請求項7のいずれか1項に記載の保持装置において、
前記電気エネルギを前記変換部に供給する蓄電部をさらに備え、
前記変換部は、前記蓄電部と電気的に接続される回転電機を有し、
前記回転電機は、前記蓄電部から供給される前記電気エネルギである電力で力行駆動することによって、前記運動エネルギである回転動力を発生可能に設けられると共に、発生した前記回転動力を前記出力部に出力可能に設けられ、
前記出力部は、前記回転電機と機械的に接続される回転部と、該回転部を回転可能に支持する回転軸部と、を有する、保持装置。
【請求項9】
請求項8記載の保持装置において、
前記電気機械変換部は、前記出力部が前記第1位置と前記第2位置とを移動するように前記回転軸部を移動させる駆動部を有する、保持装置。
【請求項10】
請求項9記載の保持装置において、
前記第2位置に位置している前記出力部への前記蓄電装置の当接の有無を検知する検知部をさらに備え、
前記駆動部は、前記検知部が前記出力部への前記蓄電装置の当接を検知したときに、前記出力部が前記第2位置から前記第1位置に移動するように前記回転軸部を移動させる、保持装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保持装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリパック(蓄電装置)を収納するケーシング(保持部)を備えたバッテリパック保護構造(保持装置)が開示されている。ケーシングの底部の中央部には、雄型コネクタが配置されている。また、ケーシングの底部には、雄型コネクタを囲むように複数のダイラタント体が配置されている。バッテリパックがケーシングに挿入され、複数のダイラタント体に当接したときに、複数のダイラタント体は、硬質体として機能し、バッテリパックを停止させる。その後、複数のダイラタント体は、軟質体として機能し、バッテリパックの自重によって徐々に圧縮される。複数のダイラタント体が徐々に圧縮されることで、バッテリパックは、ケーシングの底部に向かって徐々に下降する。バッテリパックがケーシングの底部に到達することで、雄型コネクタと、バッテリパックの底部に設けられた雌型コネクタとが嵌合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-116770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
保持部に対する蓄電装置の着脱速度を適正な範囲内に調整することで、蓄電装置の着脱時に発生する蓄電装置及び保持装置の衝撃を一層抑制することが望まれている。
【0005】
本発明は、上記した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、蓄電装置を保持する保持装置であって、前記保持装置は、前記蓄電装置が着脱可能に保持される保持部と、電気機械変換部と、を備え、前記電気機械変換部は、電気エネルギを運動エネルギに変換する変換部と、前記保持部に対して前記蓄電装置を着脱するときに、前記変換部で変換された前記運動エネルギを前記蓄電装置に作用させて該蓄電装置の運動が生じるように配置された出力部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、着脱対象である蓄電装置を保持部に対して着脱するときに、出力部は、変換部で電気エネルギから変換された運動エネルギを蓄電装置に作用(伝達)させる。蓄電装置は、伝達された運動エネルギによって、該蓄電装置の着脱方向への運動を行う。これにより、保持部に対して蓄電装置を着脱するときの該蓄電装置の着脱速度を適正な範囲内に調整することができる。この結果、蓄電装置の着脱時に発生する蓄電装置及び保持装置の衝撃を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る電力装置の斜視図である。
図2は、スロットにバッテリが装着された状態を示す図である。
図3は、電気機械変換部の一部構成を示す図である。
図4は、電力装置のブロック図である。
図5は、電力装置の動作を示すフローチャートである。
図6は、バッテリのスロットへの挿入前の状態を示す図である。
図7は、バッテリをスロットに挿入している状態を示す図である。
図8は、図7での電気機械変換部の状態を示す図である。
図9は、バッテリに対してローラを移動させた状態を示す図である。
図10は、図9での電気機械変換部の状態を示す図である。
図11は、ローラを回転させた状態を示す図である。
図12は、図11での電気機械変換部の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本実施形態に係る電力装置10(保持装置)の斜視図である。
【0010】
電力装置10は、筐体12を備える。筐体12の形状は、略直方体状である。筐体12は、内部空間14を有する。内部空間14には、バッテリ16(蓄電装置)を収容するためのスロット18(保持部)が設けられている。バッテリ16は、スロット18に対して着脱可能である。バッテリ16は、スロット18に収容されることで、電力装置10に保持される。
(【0011】以降は省略されています)

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