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公開番号
2024168447
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085145
出願日
2023-05-24
発明の名称
コネクタ及びコネクタに用いられる固定金具
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
12/71 20110101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小型化を図りつつ挿入開口側の強度を確保することが可能なコネクタ及びコネクタに用いられる固定金具を提供する。
【解決手段】固定金具23は、相手側コネクタ10の相手側ハウジング11が挿入嵌合され得る嵌合空間245を有するハウジング21に取り付けられた状態で基板30に固定することが可能なものである。この固定金具23は、ハウジング21に形成された被取付部2432,2441に取り付けることが可能な取付部2321,2311と、基板30に固定することが可能な基板固定部2322,2342と、を備えている。そして、固定金具23は、ハウジング21における嵌合空間245の挿入開口245a側の端面248を覆うことが可能な端面覆い部234を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
相手側コネクタの相手側ハウジングが挿入嵌合され得る嵌合空間を有するハウジングと、
前記ハウジングに保持され、基板及び前記相手側コネクタの相手側端子に電気的に接続され得る端子と、
前記ハウジングに取り付けられて、前記基板に固定され得る固定金具と、
を備え、
前記固定金具は、
前記ハウジングに形成された被取付部に取り付けられる取付部と、
前記基板に固定され得る基板固定部と、
前記ハウジングにおける前記嵌合空間の挿入開口側の端面を覆う端面覆い部と、
を備える、
コネクタ。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記端面は、前記固定金具を前記ハウジングに取り付けつつ前記基板に固定した状態で、前記相手側ハウジングの挿入方向及び前記基板の厚さ方向と交差する交差方向の両側に位置する一対の側部端面を備えており、
前記端面覆い部が一対の前記側部端面を覆っている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記交差方向の両側に位置する一対の側壁を備えており、
前記固定金具は、前記端面覆い部に連設されて前記側壁の側面を覆うように配置される側面覆い部を備えている、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記交差方向の両側に位置する一対の側壁を備えており、
前記固定金具は、前記側壁の側面の全面を露出させた状態で前記ハウジングに取り付けられている、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
相手側コネクタの相手側ハウジングが挿入嵌合され得る嵌合空間を有するハウジングに取り付けられた状態で基板に固定することが可能な固定金具であって、
前記ハウジングに形成された被取付部に取り付けることが可能な取付部と、
前記基板に固定することが可能な基板固定部と、
前記ハウジングにおける前記嵌合空間の挿入開口側の端面を覆うことが可能な端面覆い部と、
を備える、
固定金具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ及びコネクタに用いられる固定金具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の従来のコネクタとしては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1には、相手側コネクタが挿入嵌合される嵌合空間が形成されたハウジングと、ハウジングに保持された状態で基板に実装され、相手側コネクタの相手側端子と電気的に接続される端子と、を備える基板用のコネクタが開示されている。
【0003】
さらに、この特許文献1に開示のコネクタは、ハウジングに取り付けられて基板に固定される固定金具を備えている。そして、ハウジングの一対の側壁に固定金具をそれぞれ取り付けた状態で、この固定金具を基板に半田で固定することで、ハウジングを回路基板に固定するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-016454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の技術では、例えば、相手側コネクタを、正規の挿入状態から傾けた状態でハウジングをこじるようにして嵌合空間に挿入した場合に、ハウジングにかかる応力によってハウジングに割れなどが発生してしまうおそれがある。
【0006】
また、相手側コネクタの挿入時にハウジングに割れなどが発生してしまうことを抑制するためには、ハウジングの挿入開口側の壁部を厚くすることが考えられるが、ハウジングの壁部を厚くすると、コネクタが全体的に大型化してしまうという問題がある。
【0007】
このように、上記従来の技術では、コネクタの強度確保と小型化との両立を図ることが難しかった。
【0008】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、小型化を図りつつ挿入開口側の強度を確保することが可能なコネクタ及びコネクタに用いられる固定金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の態様に係るコネクタは、相手側コネクタの相手側ハウジングが挿入嵌合され得る嵌合空間を有するハウジングと、前記ハウジングに保持され、基板及び前記相手側コネクタの相手側端子に電気的に接続され得る端子と、前記ハウジングに取り付けられて、前記基板に固定され得る固定金具と、を備え、前記固定金具は、前記ハウジングに形成された被取付部に取り付けられる取付部と、前記基板に固定され得る基板固定部と、前記ハウジングにおける前記嵌合空間の挿入開口側の端面を覆う端面覆い部と、を備える。
【0010】
また、本発明の態様に係る固定金具は、相手側コネクタの相手側ハウジングが挿入嵌合され得る嵌合空間を有するハウジングに取り付けられた状態で基板に固定することが可能なものである。この固定金具は、前記ハウジングに形成された被取付部に取り付けることが可能な取付部と、前記基板に固定することが可能な基板固定部と、前記ハウジングにおける前記嵌合空間の挿入開口側の端面を覆うことが可能な端面覆い部と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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