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公開番号
2024164353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023079766
出願日
2023-05-15
発明の名称
電源制御装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
B60R
16/02 20060101AFI20241120BHJP(車両一般)
要約
【課題】電源を適正に制御することができる電源制御装置を提供する。
【解決手段】電源制御装置1において、制御部Mは、バッテリBから負荷部L及び制御部Mに駆動電流を流す駆動モードと、駆動電流を遮断して暗電流を流す待機モードと、暗電流を遮断する遮断モードとに切り替え可能である。そして、制御部Mのリレー制御部42は、待機モードの際に、バッテリセンサ30により検出されたバッテリBの充電率が、暗電流遮断用の閾値以下である場合、リレー41を切り替えてバッテリBから負荷部L及び制御部Mに流れる暗電流を遮断し、待機モードから遮断モードに切り替える。スイッチ機構50は、遮断モードの際に、押下操作によって当該スイッチ機構50がオンされた場合、制御部Mの制御を介さずに遮断後のリレー41を切り替えてバッテリBから負荷部L及び制御部Mに暗電流を流し、遮断モードから待機モードに切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電力モードを切り替えて、車両に搭載されるバッテリから負荷部に供給される電力を制御する制御部と、
前記バッテリと前記負荷部との間に設けられ前記バッテリから前記負荷部に供給される電力を遮断可能なリレーと、
前記バッテリの充電率を検出する検出部と、
前記制御部による前記電力モードの切り替えとは別に、前記電力モードを切り替えるスイッチ機構と、を備え、
前記制御部は、前記電力モードの切り替えとして、前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に当該負荷部及び当該制御部を駆動させる駆動電流を流す駆動モードと、前記駆動電流を遮断しかつ前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に暗電流を流す待機モードと、前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に流れる暗電流を遮断する遮断モードとに切り替え可能であり、前記待機モードの際に、前記検出部により検出された前記バッテリの充電率が、予め定められる暗電流遮断用の閾値以下である場合、前記リレーを切り替えて前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に流れる暗電流を遮断し、前記待機モードから前記遮断モードに切り替え、
前記スイッチ機構は、前記遮断モードの際に、押下操作によって当該スイッチ機構がオンされた場合、前記制御部の制御を介さずに遮断後の前記リレーを切り替えて前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に暗電流を流し、前記遮断モードから前記待機モードに切り替えることを特徴とする電源制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記スイッチ機構は、前記車両の鍵を差し込むキーシリンダー内に設けられ、前記鍵を前記キーシリンダー内に差し込んだ際に当該鍵によって押下されてオンし、前記制御部の制御を介さずに遮断後の前記リレーを切り替える請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記駆動モードから前記待機モードに切り替える電源制御部、及び、前記待機モードから前記遮断モードに切り替えるリレー制御部を有し、
前記リレーは、第1接点が前記バッテリの正極に接続され、第2接点が前記負荷部に接続されオンオフされる接点部、及び、一端が前記接点部の第1接点と前記バッテリの正極との間の接続線に接続され、他端が前記リレー制御部に接続され、前記バッテリから供給される電力により励磁されることで前記接点部をオンするコイル部を有し、
前記リレー制御部は、第1接点が前記コイル部の他端に接続され、第2接点がグランドに接続される制御スイッチを有し、一端が前記リレーと前記負荷部との間の接続線に接続され、他端が当該リレー制御部に接続される電力供給線を介して前記バッテリから電力が供給され、
前記スイッチ機構は、第1接点が前記コイル部と前記制御スイッチとの間の接続線に接続され、第2接点がグランドに接続される請求項1又は2に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記駆動モードから前記待機モードに切り替える電源制御部、及び、前記待機モードから前記遮断モードに切り替えるリレー制御部を有し、
前記リレーは、第1接点が前記バッテリの正極に接続され、第2接点が前記負荷部に接続されオンオフされる接点部、及び、一端が前記接点部の第1接点と前記バッテリの正極との間の接続線に接続され、他端が前記リレー制御部に接続され、前記バッテリから供給される電力により励磁されることで前記接点部をオンする第1コイル部と、一端が前記接点部の第1接点と前記バッテリの正極との間の接続線に接続され、他端が前記リレー制御部に接続され、前記バッテリから供給される電力により励磁されることで前記接点部をオフする第2コイル部とを有するラッチ回路を含み、
前記リレー制御部は、第1接点が前記第1コイル部の他端に接続され、第2接点がグランドに接続される第1制御スイッチ、及び、第1接点が前記第2コイル部の他端に接続され、第2接点がグランドに接続される第2制御スイッチを有し、一端が前記リレーと前記負荷部との間の接続線に接続され、他端が当該リレー制御部に接続される電力供給線を介して前記バッテリから電力が供給され、
前記スイッチ機構は、第1接点が前記第1コイル部と前記第1制御スイッチとの間の接続線に接続され、第2接点がグランドに接続される請求項1又は2に記載の電源制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電源制御装置として、例えば、特許文献1には、エンジン停止後にバッテリ電源によって動作する各種の負荷に対し、電源線開閉手段を介して、バッテリ電源を供給するバッテリ上がり防止装置が記載されている。このバッテリ上がり防止装置は、バッテリ電圧を検知するバッテリ電圧検知手段と、第1のバッテリ残存容量に対応した電圧値を記憶する第1のスレッシュホールド電圧記憶手段と、第1のバッテリ残存容量よりも少ないバッテリ残存容量に対応した電圧値を記憶する第2のスレッシュホールド電圧記憶手段と、車両の使用状態を検出する使用状態検出手段と、エンジンが停止したことを検出するエンジン停止検出手段と、エンジン停止検出手段によりエンジンの停止が検出されると、使用状態検出手段により検出された車両の使用状態に応じて、第1または第2のスレッシュホールド電圧記憶手段よりスレッシュホールド電圧を読み出し、該スレッシュホールド電圧と、バッテリ電圧検知手段により検知されたバッテリ電圧とを比較する電圧比較手段と、電圧比較手段により、バッテリ電圧がスレッシュホールド電圧以下であると判別されると、電源線開閉手段を制御し、各種の負荷全てに対して電源の供給を停止する電源供給停止手段とを備えたことを特徴とする。なお、特許文献2~5には、電源を制御する電源制御装置に関連する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-334498号公報
特開2008-290604号公報
特開2008-179221号公報
特開2015-120465号公報
特開2018-038116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載のバッテリ上がり防止装置は、バッテリ電圧がスレッシュホールド電圧以下である場合に、暗電流負荷を含む負荷全てに対して電源の供給を停止しているが、この場合に、電源供給停止手段を含む遮断制御回路には電源が供給されており、このため、電源が無駄に消費されるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電源を適正に制御することができる電源制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電源制御装置は、電力モードを切り替えて、車両に搭載されるバッテリから負荷部に供給される電力を制御する制御部と、前記バッテリと前記負荷部との間に設けられ前記バッテリから前記負荷部に供給される電力を遮断可能なリレーと、前記バッテリの充電率を検出する検出部と、前記制御部による前記電力モードの切り替えとは別に、前記電力モードを切り替えるスイッチ機構と、を備え、前記制御部は、前記電力モードの切り替えとして、前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に当該負荷部及び当該制御部を駆動させる駆動電流を流す駆動モードと、前記駆動電流を遮断しかつ前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に暗電流を流す待機モードと、前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に流れる暗電流を遮断する遮断モードとに切り替え可能であり、前記待機モードの際に、前記検出部により検出された前記バッテリの充電率が、予め定められる暗電流遮断用の閾値以下である場合、前記リレーを切り替えて前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に流れる暗電流を遮断し、前記待機モードから前記遮断モードに切り替え、前記スイッチ機構は、前記遮断モードの際に、押下操作によって当該スイッチ機構がオンされた場合、前記制御部の制御を介さずに遮断後の前記リレーを切り替えて前記バッテリから前記負荷部及び前記制御部に暗電流を流し、前記遮断モードから前記待機モードに切り替えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電源制御装置は、バッテリの充電率が暗電流遮断用の閾値以下である場合、バッテリから負荷部及び制御部に流れる暗電流を遮断するので、バッテリの充電率がゼロになることを抑制できる。このとき、電源制御装置は、制御部に流れる暗電流も遮断するので、暗電流を無駄に消費することを抑制できる。そして、電源制御装置は、押下操作によってスイッチ機構がオンされた場合、バッテリから負荷部及び制御部に暗電流を流すので、車両を始動させることができる。このように、電源制御装置は、電源を適正に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電源制御装置の構成例を示す回路図である。
図2は、実施形態に係る暗電流遮断用の閾値を示す図である。
図3は、実施形態に係る電源制御装置の動作例を示すフローチャートである。
図4は、実施形態の変形例に係る電源制御装置の構成例を示す回路図である。
図5は、実施形態の変形例に係るスイッチ機構の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0010】
図面を参照しながら実施形態に係る電源制御装置1について説明する。電源制御装置1は、車両に搭載されるバッテリBを制御するものであり、特に、バッテリBの充電率に基づいて暗電流を制御することで、バッテリBの充電率がゼロになることを抑制するものである。以下、電源制御装置1について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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