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公開番号
2025111125
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005326
出願日
2024-01-17
発明の名称
電気接続箱
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H02G
3/14 20060101AFI20250723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】引出口の配置変更に伴う設計変更の負荷を低減可能な電気接続箱の提供。
【解決手段】電気接続箱1は、ブロック10と、ブロック10を収容するケース20とを備える。ケース20は、ブロック10を収容する筒状の側壁21及び底壁22と、電子部品からの電線Wをケース20の内外に挿通する引出口23と、を有すると共に、引出口23が複数部分に分割された一部である第1引出口部53と、側壁21が複数部分に分割された一部である第1側壁部51と、底壁22が複数部分に分割された一部であり第1引出口部53と第1側壁部51とを連結する第1底壁部52と、を有する第1カバー50と、引出口23の他の一部である第2引出口部37と、側壁21の他の一部であって第1側壁部51が嵌め合わされる第2側壁部31と、底壁22の他の一部であって第1底壁部52が嵌め合わされる第2底壁部32と、を有する第2カバー30と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電子部品を取付可能なブロックと、前記ブロックを収容するケースと、を備える、電気接続箱であって、
前記ケースは、
前記ブロックを収容する空間を画成する筒状の側壁及び底壁と、前記電子部品に繋がることになる電線を前記空間の内外に挿通可能な引出口と、を有するとともに、
前記引出口が複数部分に分割された一部である第1引出口部と、前記側壁が複数部分に分割された一部である第1側壁部と、前記底壁が複数部分に分割された一部であって前記第1引出口部と前記第1側壁部とを連結する第1底壁部と、を有する第1カバーと、
前記引出口の他の一部である第2引出口部と、前記側壁の他の一部であって前記第1側壁部が嵌め合わされる第2側壁部と、前記底壁の他の一部であって前記第1底壁部が嵌め合わされる第2底壁部と、を有する第2カバーと、を有する、
電気接続箱。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記第1カバー及び前記第2カバーは、
前記第1カバー及び前記第2カバーの一方が有する凸部と他方が有する凹部とが嵌め合わされる凹凸嵌合構造を、有する、
電気接続箱。
【請求項3】
請求項2に記載の電気接続箱であって、
前記第1底壁部及び前記第2底壁部の一方に設けられる前記凸部と他方に設けられる前記凹部とに挟まれるように配置される止水部品を、更に備える、
電気接続箱。
【請求項4】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記第2カバーは、
前記ブロックを前記ケースに係止する係止部を、前記第2側壁部の内周面のうち、前記空間に前記ブロックを収容する収容方向において前記第2引出口部と重複する位置に、有する、
電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品を取付可能なブロックと、ブロックを収容するケースと、を備える、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載される電気接続箱(例えば、リレーボックス)等のように、複数の部品を互いに組み付けて構成される電気接続箱が提案されている。例えば、従来の電気接続箱の一つは、電子部品等を保持するブロックと、そのブロックを内部に収容する箱状のケースと、を備える。ケースは、電線を内外に挿通する筒状の引出口を有する。引出口は上側部品と下側部品とに分割されており、上側部品と一体化されたサイドカバーを、下側部品と一体化されたケース本体に、上方から下方に向けてスライドさせながら組み付けることで、引出口が形成されるようになっている。(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-064881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した電気接続箱では、ブロックを下方に向けて移動させながらケース本体の上方にある収容口からケース本体の内部に収容し、ブロックから延びる電線を引出口の下側部品に載せ置いた後、サイドカバーを下方に向けてスライドさせながらケース本体に組み付けて引出口の上側部品と下側部品とを嵌め合わせることで、引出口を通じて電線をケースの内外に挿通させるようになっている。このとき、ブロックに設けられたロック部と、ケースの内周面に設けられた被ロック部と、が係合することで、ブロックがケースに固定される。このような固定が可能であるように、ロック部及び被ロック部は、ロック部を上方から下方に向けて被ロック部に係合させる構造を、有している。
【0005】
上述した組付手順及びロック構造を有することから、従来の電気接続箱では、サイドカバーには、通常、ブロックを係止する被ロック部は設けられない。サイドカバーは、ケース本体に収容済みのブロックに上方から近付くようにスライドすることになるため、上述したロック部と被ロック部との上下関係を考慮すると、被ロック部をサイドカバーに設けられないからである。そのため、サイドカバーは、通常、ブロックのロック部及びケースの本体の被ロック部に干渉しない位置に配置される。逆に言えば、例えば、電気接続箱の仕様に応じて引出口の配置を変更する場合、サイドカバー及びケース本体の構造だけでなく、ブロックの構造も、再設計することになる。一方、このようなブロックの再設計を排除できれば、仕様によらずブロックを汎用的に用いることができる。即ち、引出口の配置変更に伴う設計変更の負荷を低減することができる。
【0006】
本発明の目的の一つは、引出口の配置変更に伴う設計変更の負荷を低減することが可能な電気接続箱の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、以下を特徴としている。
【0008】
電子部品を取付可能なブロックと、前記ブロックを収容するケースと、を備える、電気接続箱であって、
前記ケースは、
前記ブロックを収容する空間を画成する筒状の側壁及び底壁と、前記電子部品に繋がることになる電線を前記空間の内外に挿通可能な引出口と、を有するとともに、
前記引出口が複数部分に分割された一部である第1引出口部と、前記側壁が複数部分に分割された一部である第1側壁部と、前記底壁が複数部分に分割された一部であって前記第1引出口部と前記第1側壁部とを連結する第1底壁部と、を有する第1カバーと、
前記引出口の他の一部である第2引出口部と、前記側壁の他の一部であって前記第1側壁部が嵌め合わされる第2側壁部と、前記底壁の他の一部であって前記第1底壁部が嵌め合わされる第2底壁部と、を有する第2カバーと、を有する、
電気接続箱であること。
【発明の効果】
【0009】
本発明の電気接続箱によれば、ケースを構成する第1カバー(例えば、サイドカバー)が、ケースの引出口が複数部分に分割された一部である第1引出口部と、ケースの側壁が複数部分に分割された一部である第1側壁部と、ケースの底壁が複数部分に分割された一部であって第1引出口部と第1側壁部とを連結する第1底壁部と、を有する。これにより、ケースの引出口の一部(第1引出口部)と、ケースの側壁の一部(第1側壁部)と、をケースの底壁を介して離れた位置に配置することができる。よって、引出口の配置にかかわらず、第1側壁部を、ブロックとケースとの係合に関わりがない箇所(例えば、被ロック部が無い箇所)にも、ブロックとケースとの係合に関わる箇所(例えば、被ロック部を設けるべき箇所)にも、配置することができる。更に、第1引出口部と第1側壁部がケースの底壁の一部(第1底壁部)で連結されているため、第1カバーを第2カバーに組み付けるとき、第1カバーを底壁側から(例えば、下方から)第2カバーに組み付けることになる。よって、従来の電気接続箱とは異なり、引出口の配置を変更する際、ブロックのロック構造を変更する必要がない。具体的には、ブロックとケースとの係合に関わりがない箇所に第1側壁部を配置すれば、ブロックのロック構造を変更する必要がなく、ブロックとケースとの係合に関わる箇所に第1側壁部を配置するとしても、第1カバーを底壁側から(例えば、下方から)組み付けるため、ブロックのロック構造を変更することなくそのまま用いることができる。したがって、ブロックを汎用的に用いることができる。このように、本発明の電気接続箱は、引出口の配置変更に伴う設計変更の負荷を低減することができる。
【0010】
更に、他の効果として、第1カバーを底壁側から(例えば、下方から)第2カバーに組み付けるとき、作業者は、底壁の一部(第1底壁部)に組付向き(例えば、上向き)に抑えるように力を及ぼすことで、第1カバーを第2カバーに組み付けることができる。そのため、従来の電気接続箱に比べて組付作業が容易であるし、第1カバーと第2カバーとを強固に噛み合わせることで第1カバーと第2カバーとの意図しない分離を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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