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公開番号
2025110778
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004817
出願日
2024-01-16
発明の名称
導電モジュール
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01M
50/296 20210101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池パックの体格の小型化を図ること。
【解決手段】複数の電池セルBCが配列された電池モジュールBMの1つ又は一対の電池セルBCの電極端子BCbに対して物理的且つ電気的に接続させるバスバ10と、それぞれの電池セルBCの電池状態を監視する電池監視装置SBMにそれぞれの電池セルBCの電池状態情報を送る第1回路導体21と、電池監視装置SBMと電池モジュールBMに対する電池管理制御を行う電池管理装置BMSとの間での信号の送受信を担う第2回路導体22と、電池監視装置SBMにコネクタ接続させることで、第1回路導体21から電池監視装置SBMに電池状態情報を送り、かつ、第2回路導体22と電池監視装置SBMとの間で信号を送受信させる第1コネクタ31と、電池管理装置BMSにコネクタ接続させることで、第2回路導体22と電池管理装置BMSとの間で信号を送受信させる第2コネクタ32と、を備えること。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルが配列された電池モジュールの1つ又は一対の前記電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、
それぞれの前記電池セルの電池状態を監視する電池監視装置にそれぞれの電池セルの電池状態情報を送る第1回路導体と、
前記電池監視装置と前記電池モジュールに対する電池管理制御を行う電池管理装置との間での信号の送受信を担う第2回路導体と、
前記電池監視装置にコネクタ接続させることで、前記第1回路導体から前記電池監視装置に前記電池状態情報を送り、かつ、前記第2回路導体と前記電池監視装置との間で信号を送受信させる第1コネクタと、
前記電池管理装置にコネクタ接続させることで、前記第2回路導体と前記電池管理装置との間で信号を送受信させる第2コネクタと、
を備えることを特徴とした導電モジュール。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記第1回路導体と前記第2回路導体とが設けられた回路導体部品を備え、
前記回路導体部品には、前記第1コネクタと前記第2コネクタが物理的且つ電気的に接続されることを特徴とした請求項1に記載の導電モジュール。
【請求項3】
前記第1回路導体としての第1導体パターンと前記第2回路導体としての第2導体パターンとが設けられた回路導体部品を備え、
前記回路導体部品には、前記第1コネクタと前記第2コネクタが物理的且つ電気的に接続されることを特徴とした請求項1に記載の導電モジュール。
【請求項4】
前記第1回路導体は、前記バスバ毎に設けられ、前記バスバを前記電池監視装置に電気接続させることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の導電モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電モジュールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電池パックは、複数の電池セルが配列された電池モジュールと、電池モジュールの安全性を担保するための電池管理制御を行う電池管理装置と、電池モジュールに組み付けられ、かつ、それぞれの電池セルの電池状態を監視する電池監視装置と、電池モジュールに組み付けられた導電モジュールと、電池管理装置と電池監視装置の間で信号の送受信を担う電線等の第2回路導体と、を備える。例えば、導電モジュールは、電池モジュールの1つ又は一対の電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、それぞれの電池セルの電池状態情報を電池監視装置に送る第1回路導体と、を備える。電池監視装置は、導電モジュールの第1回路導体から受け取った電池状態情報の信号に基づいて電池状態を演算や判定し、その電池状態の監視結果を電池管理装置に第2回路導体を介して送信する。電池管理装置は、電池監視装置から受け取った電池状態の監視結果に基づいて、それぞれの電池セルに対する充放電制御を行ったり、それぞれの電池セルのSOC(state of charge)の演算を行ったりなどする。この種の電池パックについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-95261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の電池パックにおいては、第1回路導体と第2回路導体がそれぞれに別の部品として用意されている。このため、第1回路導体は、電池モジュールに導電モジュールを組み付けることによって、その電池モジュール上に配索される。一方、第2回路導体は、電池管理装置の設置場所に合わせて、第1回路導体の配索経路と連関することなく、個別の配索経路で電池管理装置まで配索され且つ組み付けられる。このように、従来の電池パックにおいては、電池モジュール上に導電モジュールを設置し且つ固定するための設置スペースとは別に、第2回路導体を電池管理装置まで配策するための配索スペースが第2回路導体を電池モジュール等に固定するための固定構造と共に必要になる。よって、従来の電池パックは、その体格の小型化を図る上で改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は、電池パックの体格の小型化が可能な導電モジュールを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の電池セルが配列された電池モジュールの1つ又は一対の前記電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、それぞれの前記電池セルの電池状態を監視する電池監視装置にそれぞれの電池セルの電池状態情報を送る第1回路導体と、前記電池監視装置と前記電池モジュールに対する電池管理制御を行う電池管理装置との間での信号の送受信を担う第2回路導体と、前記電池監視装置にコネクタ接続させることで、前記第1回路導体から前記電池監視装置に前記電池状態情報を送り、かつ、前記第2回路導体と前記電池監視装置との間で信号を送受信させる第1コネクタと、前記電池管理装置にコネクタ接続させることで、前記第2回路導体と前記電池管理装置との間で信号を送受信させる第2コネクタと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように、本発明に係る導電モジュールは、電池モジュールのそれぞれの電池セルの電池状態情報を電池監視装置に送る第1回路導体と、電池監視装置と電池管理装置との間での信号の送受信を担う第2回路導体と、を備えている。そして、この導電モジュールは、第1回路導体から電池監視装置に電池状態情報を送り、かつ、第2回路導体と電池監視装置との間で信号を送受信させる第1コネクタと、第2回路導体と電池管理装置との間で信号を送受信させる第2コネクタと、を備えている。よって、この導電モジュールを備える電池パックは、従来のものと比較して、電池モジュール上での第1回路導体と第2回路導体の設置スペースを狭めることができる。従って、本発明に係る導電モジュールは、電池モジュールの体格の小型化を可能にし、これ故、電池パックの体格の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の導電モジュールについて説明する斜視図である。
図2は、実施形態の導電モジュールについて説明する平面図である。
図3は、電池モジュールを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る導電モジュールの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係る導電モジュールの実施形態の1つを図1から図3に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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