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公開番号
2024159176
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075007
出願日
2023-04-28
発明の名称
車両用配線板
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
B60R
16/02 20060101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約
【課題】配線のインストルメントパネル付近への組付け作業を容易にすること。
【解決手段】車体50に取り付けられ、車体の車室とフロントコンパートメントとを仕切るパネル11と、パネルの表面上に配置されパネルと一体化された電気配線12と、パネルの表面上に配置されパネルと一体化された1つ以上の箱状体15~17と、を備え、箱状体が電気回路を内蔵する車両用の配線板10。パネル11は樹脂等で構成し、その面上にプリント配線等で電気配線12を形成する。J/B、ECU等の箱状体をパネル11の表面に貼り付ける状態で装着する。表面実装コネクタ等を用いて、電気配線12に重ねた状態で各箱状体の回路を電気的に直接接続する。又は中継用の配線を用いて接続する。配線板10のボディアースを配線板固定部31~35で車体50の金属部位と電気的に接続する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車体に取り付けられ、前記車体の車室とフロントコンパートメントとを仕切るパネルと、
前記パネルの表面上に配置され前記パネルと一体化された電気配線と、
前記パネルの表面上に配置され前記パネルと一体化された1つ以上の箱状体と、
を備え、前記箱状体が電気回路を内蔵する、
車両用配線板。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記箱状体は、その一部分が前記電気配線の一部分の表面と重なる状態で前記パネルに固定される、
請求項1に記載の車両用配線板。
【請求項3】
前記電気配線は、表面に露出した導電体を含む第1端子部を有し、
前記箱状体は、前記第1端子部と対向する表面に露出した導電体を含む第2端子部を有し、
前記箱状体が前記電気配線上に重なって前記パネルに固定された状態で、前記第1端子部と前記第2端子部とが電気的に接続される、
請求項1に記載の車両用配線板。
【請求項4】
前記パネルは、前記箱状体の取り付け位置を規制する位置決め部を有する、
請求項1に記載の車両用配線板。
【請求項5】
前記車体に前記パネルを取り付けるための導電性の固定部を備え、
前記電気配線および前記箱状体はボディアース線をそれぞれ有し、
前記箱状体のボディアース線は、前記パネル上の前記電気配線および前記固定部を経由して、前記車体のボディアースと電気的に接続される、
請求項1に記載の車両用配線板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用配線板に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
車両において、車室内の運転席、助手席の前方にあるインストルメントパネルには、様々な電子機器が搭載されている。したがって、車載バッテリーなどの電源から各電子機器に対して電源電力を供給する経路や、各電子機器が必要とする信号を入出力する経路や、複数の電子機器の間で通信するための経路の配線を実施する必要がある。そこで、一般的にはインストルメントパネル周辺に、電子機器に接続されるワイヤハーネス(配線)が設置される。
【0003】
また、インストルメントパネルには、左右に延びるリンフォースと呼ばれる補強材が設けられている。従来、電子機器に接続されるワイヤハーネスは、このリンフォースに支持されている(特許文献1)。具体的には、ワイヤハーネスは、左右方向に延びる幹線がリンフォースによって支持され、幹線から分岐した分岐線が下方向に延びて電子機器にそれぞれ接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-119287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、分岐線が複数設けられたワイヤハーネスは形状が複雑となっているため、車両への組付けも手作業で行う必要があり、組付け作業が煩雑となる、という課題があった。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、配線のインストルメントパネル付近への組付け作業が容易となる車両用配線板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
車体に取り付けられ、前記車体の車室とフロントコンパートメントとを仕切るパネルと、
前記パネルの表面上に配置され前記パネルと一体化された電気配線と、
前記パネルの表面上に配置され前記パネルと一体化された1つ以上の箱状体と、
を備え、前記箱状体が電気回路を内蔵する、
車両用配線板。
【発明の効果】
【0008】
本発明の車両用配線板によれば、ワイヤハーネス等の配線をインストルメントパネル付近で組み付けるための作業を容易にすることができる。すなわち、電気配線および1つ以上の箱状体が前記パネルと一体化されているので、パネル上の配線と車体側の配線とを接続するワイヤハーネスの分岐線を減らし、単純な形状にすることが容易になる。したがって、ワイヤハーネスの配索作業や取り付けが容易になる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、箱状体を装着する前の配線板の外観概要を示す斜視図である。
図2は、箱状体を装着した後の配線板の外観概要を示す斜視図である。
図3は、車体に装着した状態の配線板の外観概要を示す斜視図である。
図4は、樹脂パネルと箱状体との接続部位の構造の例を示す縦断面図である。
図5は、配線板と車体との接続部位の構造の例を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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