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公開番号2024167558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083724
出願日2023-05-22
発明の名称自動車
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類B60Q 1/28 20060101AFI20241127BHJP(車両一般)
要約【課題】前照灯から出射した光が直接到達しない位置からも認識されやすい自動車を提供する。
【解決手段】自動車は、車両と、前記車両に配置され、路面の第1領域に向けて第1光を出射すると共に、路面における前記車両の直下に位置し、前記第1領域とは異なる領域である第2領域に向けて第2光を出射する光源と、前記車両に配置され、前記第2領域において正反射された前記第2光を検出するセンサと、前記センサの検出結果に基づいて前記第1光を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
車両と、
前記車両に配置され、路面の第1領域に向けて第1光を出射すると共に、路面における前記車両の直下に位置し、前記第1領域とは異なる領域である第2領域に向けて第2光を出射する光源と、
前記車両に配置され、前記第2領域において正反射された前記第2光を検出するセンサと、
前記センサの検出結果に基づいて前記第1光を制御する制御部と、
を備えた自動車。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記光源は、
前記第1光を出射する第1光源部と、
前記第2光を出射する第2光源部と、
を有する請求項1に記載の自動車。
【請求項3】
前記光源は、
光源部と、
前記光源部から出射した光を前記第1光と前記第2光に分割する光学系と、
を有する請求項1に記載の自動車。
【請求項4】
前記光源は、前記車両の前方に第3光を出射する請求項1に記載の自動車。
【請求項5】
前記制御部は、前記センサが検出した前記第2光の反射光が強いほど、前記第1光を弱くする請求項1に記載の自動車。
【請求項6】
前記センサは、前記第2光の反射光を検出する際に、前記光源から前記センサまでの前記第2光の経路の距離を計測し、
前記制御部は、前記経路の距離が予め設定された基準よりも短いときに前記第1光によって注意喚起画像を投影する請求項1に記載の自動車。
【請求項7】
前記センサは、フォトダイオードまたはイメージセンサである請求項1に記載の自動車。
【請求項8】
前記第1領域は前記車両の前方の路面上に位置する請求項1に記載の自動車。
【請求項9】
前記制御部は、前記車両の走行速度が第1速度であるときの前記第1領域の位置を、前記車両の走行速度が前記第1速度よりも低い第2速度であるときの前記第1領域の位置よりも前方に設定し、前記車両の走行速度が前記第1速度であるときの前記第1光を、前記車両の走行速度が前記第2速度であるときの前記第1光よりも明るくする請求項8に記載の自動車。
【請求項10】
前記第1領域は前記車両の後方の路面上に位置する請求項1に記載の自動車。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、自動車に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車の前照灯の光源として発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)が用いられることにより、前照灯の小型化が進んでいる。今後、前照灯がさらに小型化していくと、前照灯から出射した光が直接到達しない位置からは、自動車の存在を認識しにくくなることが予想され、安全性が低下するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平07-144577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、安全性が向上した自動車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態に係る自動車は、車両と、前記車両に配置され、路面の第1領域に向けて第1光を出射すると共に、路面における前記車両の直下に位置し、前記第1領域とは異なる領域である第2領域に向けて第2光を出射する光源と、前記車両に配置され、前記第2領域において正反射された前記第2光を検出するセンサと、前記センサの検出結果に基づいて前記第1光を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によれば、安全性が向上した自動車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係る自動車を示す図である。
図2は、第1の実施形態における自動車、第1領域及び第2領域を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係る自動車の光源を示す図である。
図4Aは、第1の実施形態に係る自動車の光源部を示す平面図である。
図4Bは、図4Aに示す領域IVBを示す一部拡大平面図である。
図5は、横軸にセンサによる第2光の検出強度をとり、縦軸に第1光の強度をとって、制御部の動作を示すグラフである。
図6Aは、横軸に車両の走行速度をとり、縦軸に第1光の出射方向の角度をとって、制御部の動作を示すグラフである。
図6Bは、横軸に車両の走行速度をとり、縦軸に第1光の強度をとって、制御部の動作を示すグラフである。
図7は、第2の実施形態に係る自動車を示す図である。
図8は、第3の実施形態に係る自動車を示す図である。
図9は、第3の実施形態に係る自動車の光源を示す図である。
図10は、第4の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図11は、第4の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図12は、第5の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図13Aは、第5の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図13Bは、第5の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図14Aは、第5の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図14Bは、第5の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図14Cは、第5の実施形態における第1光の照射パターンの例を示す図である。
図15は、第6の実施形態に係る自動車を示す図である。
図16は、第7の実施形態における自動車、第1領域及び第2領域を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、各実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、適宜簡略化又は強調されている。例えば、各構成要素の位置関係や大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法比率や位置関係が異なって表される場合もある。さらに、本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0009】
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る自動車を示す図である。
図2は、本実施形態における自動車、第1領域及び第2領域を示す図である。
図3は、本実施形態に係る自動車の光源を示す図である。
図4Aは、本実施形態に係る自動車の光源部を示す平面図である。
図4Bは、図4Aに示す領域IVBを示す一部拡大平面図である。
【0010】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る自動車1は、車両10と、光源20と、センサ30と、制御部40と、を備える。光源20は車両10に配置され、路面100の第1領域R1に向けて第1光L1を出射すると共に、路面100の第2領域R2に向けて第2光L2を出射する。第1領域R1は車両10の前方の路面100上に位置する。第2領域R2は第1領域R1とは異なる領域であり、車両10の直下に位置する。センサ30は、車両10に配置され、第2領域R2において正反射された第2光L2を検出する。制御部40はセンサ30の検出結果に基づいて、第1光L1を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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