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公開番号2024167490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083588
出願日2023-05-22
発明の名称壁の施工方法
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E04B 1/35 20060101AFI20241127BHJP(建築物)
要約【課題】柱及び梁からなるフレームと、当該フレームに取り付けられた壁パネルと、を備える壁の施工方法として、施工性を向上させた施工方法を提供する。
【解決手段】建物における壁1の施工方法であって、壁1は、柱11,12及び梁13,14からなるフレーム10と、当該フレーム10に取り付けられた壁パネル20と、を備えており、複数の柱11,12を設置する柱設置ステップの後に、壁パネル20を吊り上げて、柱同士の間(第一柱11と第二柱12との間、第二柱12同士の間)に設置する壁パネル設置ステップを行い、壁パネル設置ステップの後に、梁のうちの天井梁13を吊り上げて、柱の上端部同士の間(第一柱11の上端部同士の間)に設置する天井梁設置ステップを行う。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
建物における壁の施工方法であって、
前記壁は、柱及び梁からなるフレームと、当該フレームに取り付けられた壁パネルと、を備えており、
複数の前記柱を設置する柱設置ステップの後に、前記壁パネルを吊り上げて、前記柱同士の間に設置する壁パネル設置ステップを行い、
前記壁パネル設置ステップの後に、前記梁のうちの天井梁を吊り上げて、前記柱の上端部同士の間に設置する天井梁設置ステップを行うことを特徴とする施工方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の施工方法において、
前記壁パネルに、当該壁パネルを支持する仮筋交いを取り付ける仮固定ステップと、
前記壁パネルを、前記天井梁に固定する本固定ステップと、を有しており、
前記本固定ステップの後に、前記仮筋交いを取り外すことを特徴とする施工方法。
【請求項3】
請求項1に記載の施工方法において、
前記柱同士の間隔寸法は、当該柱同士の間に設置される前記壁パネルの幅寸法よりも長く設定されていることを特徴とする施工方法。
【請求項4】
請求項1に記載の施工方法において、
前記柱を被覆する柱用外装材を設置する外装材設置ステップを有しており、
前記柱用外装材における屋内側部分の幅寸法は、前記壁パネル同士の間隔寸法よりも短く設定されており、
前記柱用外装材における屋外側部分の幅寸法は、前記壁パネル同士の間隔寸法よりも長く設定されていることを特徴とする施工方法。
【請求項5】
請求項4に記載の施工方法において、
前記柱用外装材と、前記壁パネルと、の間に防水手段を設置する防水手段設置ステップを有することを特徴とする施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、壁の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、柱と大梁とからなる建物ユニットを複数並べて構築されるユニット式建物が開示されている。このユニット式建物には、建物外壁部が、建物ユニットの側面部において屋外側に配置される柱、天井大梁及び床大梁に対して取り付けられている。建物外壁部は、柱に対して取り付けられている柱外壁ユニットと、天井大梁又は床大梁に対して取り付けられている梁外壁ユニットと、上下の梁外壁ユニットの間であって柱外壁ユニットに横並びに配置された主外壁ユニットとを有している。
特許文献1の建物ユニットは、ユニット製造工場にて製造される。さらに、ユニット製造工場にて、建物ユニットに対し、主外壁ユニットのうち主断熱部と、梁外壁ユニットのうち先付け断熱部とが取り付けられる。主断熱部は、上下方向に延びる縦枠材と、縦枠材の屋内側に配置された主内壁面材と、縦枠材の屋外側に配置された壁下地面材と、主内壁面材及び壁下地面材の間に設けられた充填断熱材とを有する壁パネルであり、2つの柱の間に配置されているとともに、天井大梁と床大梁との間に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-154063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合は、工場で壁パネル(主外壁ユニットのうち主断熱部)を建物ユニットに取り付けるので問題ないが、例えば、施工現場で壁パネルを建物ユニットに取り付ける場合には、その取付作業が困難である等の問題がある。
具体的には、施工現場で壁パネルを建物ユニットに取り付ける場合には、壁パネルをクレーンで吊り上げて、建物ユニットにおける柱間及び梁間に嵌め込むことになる。壁パネルの上端面に吊具を付けると、当該壁パネルを柱間及び梁間に嵌め込む途中(当該壁パネルを設置する途中)で天井梁が邪魔になるので、吊り位置を変更するために途中で玉外しを行う必要があり、煩わしい、危険である等の問題がある。
【0005】
一方、壁パネルの表面(例えば、屋外側の面)に吊具を付ければ、途中で吊り位置を変更する必要がない。しかしながら、壁パネルの表面に吊具を付けると、壁パネルを垂直に吊るすことが難しいので、当該壁パネルを梁間に嵌め込みにくい(当該壁パネルを設置しにくい)等の問題がある。さらに、外壁材等の外装材が壁パネルに予め装着されている場合があり、そのような場合に、壁パネルの表面に吊具を付けると、吊具の取付位置を、外装材を配慮した位置に設定する必要があるといった問題もある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、柱及び梁からなるフレームと、当該フレームに取り付けられた壁パネルと、を備える壁の施工方法として、施工性を向上させた施工方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図16に示すように、建物における壁1の施工方法であって、
前記壁1は、柱11,12及び梁13,14からなるフレーム10と、当該フレーム10に取り付けられた壁パネル20と、を備えており、
複数の前記柱11,12を設置する柱設置ステップの後に、前記壁パネル20を吊り上げて、前記柱同士の間に設置する壁パネル設置ステップを行い、
前記壁パネル設置ステップの後に、前記梁のうちの天井梁13を吊り上げて、前記柱11の上端部同士の間に設置する天井梁設置ステップを行うことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、天井梁設置ステップの前に壁パネル設置ステップを行うので、壁パネル20の上端面に吊具を付けても、当該壁パネル20を設置する途中で天井梁13が邪魔になることがない。
よって、壁パネル20を設置する途中で、吊り位置を変更するために玉外しを行う必要がないので、煩わしい、危険である等の問題がない。また、壁パネル20の上端面に吊具を付けることで、壁パネル20を垂直に吊るすのが容易になるので、壁パネル20を設置しにくい等の問題もない。さらに、壁パネル20の上端面に吊具を付けることで、外装材(外壁材31等)が壁パネル20に予め装着されている場合であっても、吊具の取付位置を、外装材を配慮した位置に設定する必要がない。
したがって、柱11,12及び梁13,14からなるフレーム10と、当該フレーム10に取り付けられた壁パネル20と、を備える壁1の施工方法として、施工性を向上させた施工方法を提供することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、例えば図4~図16に示すように、請求項1に記載の施工方法において、
前記壁パネル20に、当該壁パネル20を支持する仮筋交い100を取り付ける仮固定ステップと、
前記壁パネル20を、前記天井梁13に固定する本固定ステップと、を有しており、
前記本固定ステップの後に、前記仮筋交い100を取り外すことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、設置した壁パネル20に仮筋交い100を取り付ける仮固定ステップを行うので、壁パネル20を設置してから、当該壁パネル20を天井梁13に固定するまでの間、当該壁パネル20を仮筋交い100によって支持することができる。したがって、壁パネル設置ステップの後に天井梁設置ステップを行っても、天井梁13を設置する前(具体的には、本固定ステップの前)に壁パネル20が倒れてしまうことがないので、安全性を確保できる。
また、壁パネル20が倒れる可能性がある場合には、壁パネル20が倒れないように配慮しながら作業する必要があるので、その分、手間がかかり、仮固定ステップ(仮筋交い100の取り外しも含む)を行うよりも手間がかかる。これに対し、請求項2に記載の発明によれば、仮固定ステップを行うことで、壁パネル20が倒れる可能性を排除しているので、仮固定ステップ(仮筋交い100の取り外しも含む)を行ったとしても、施工性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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