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公開番号
2024167000
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083501
出願日
2023-05-19
発明の名称
記録制御システム及び記録制御プログラム
出願人
ソフトバンクグループ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06N
3/004 20230101AFI20241122BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザ又はロボットの感情に応じてデータを適切に記録すること。
【解決手段】ロボットは、ロボットに備えられたセンサによって検出された情報に基づいて、ロボット又はユーザの感情の強さを示す感情値、又は感情の種類を決定する。ロボットは、センサによって検出されたユーザに関する情報を示すデータを記録する記録態様を、決定した情報に基づいて特定する。ロボットは、特定した記録態様に基づいて、データを記録する。
【選択図】図17
特許請求の範囲
【請求項1】
ロボットに備えられたセンサによって検出された情報に基づいて、前記ロボット又はユーザの感情の強さを示す感情値、又は感情の種類を決定する感情決定部と、
前記センサによって検出された前記ユーザに関する情報を示すデータを記録する態様を、前記感情決定部によって決定された情報に基づいて特定する特定部と、
前記特定部によって特定された態様に基づいて、前記データを記録する記録制御部と、
を備える記録制御システム。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記特定部は、前記データにテキスト、音声、静止画像、動画像のいずれが含まれるかを、前記データを記録する態様として特定する
請求項1に記載の記録制御システム。
【請求項3】
前記特定部は、前記データの最大の容量を、前記データを記録する態様として特定する
請求項1に記載の記録制御システム。
【請求項4】
前記特定部は、時間を定義可能な前記データの最大の長さを、前記データを記録する態様として特定する
請求項1に記載の記録制御システム。
【請求項5】
前記特定部は、前記データに、前記ロボットが存在する場所の匂い、気温、湿度、位置、天候、近くのユーザの人数及び詳細のうちのいずれを含めるかを、前記データを記録する態様として特定する
請求項1に記載の記録制御システム。
【請求項6】
ロボットに備えられたセンサによって検出された情報に基づいて、前記ロボット又はユーザの感情の強さを示す感情値、又は感情の種類を決定する感情決定ステップと、
前記センサによって検出された前記ユーザに関する情報を示すデータを記録する態様を、前記感情決定ステップによって決定された情報に基づいて特定する特定ステップと、
前記特定ステップによって特定された態様に基づいて、前記データを記録する記録制御ステップと、
をコンピュータに実行させる記録制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録制御システム及び記録制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ユーザと通話相手との会話を学習してユーザの問いかけに対する通話相手の返答を返答テーブルに蓄積する端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ユーザ情報、機器情報及び自身の現在の感情状態を入力して次回の感情状態を出力するニューラルネットを備える感情生成装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、方向性人工シナプス接続性を有するレイヤ・ニューラルネット関係を有する複数の電子ニューロンを含む連想メモリに時空パターンを記憶する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-253389号公報
特開平10-254592号公報
特表2013-535067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、ユーザ又はロボットの感情に応じてデータを適切に記録することができない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る記録制御システムは、ロボットに備えられたセンサによって検出された情報に基づいて、前記ロボット又はユーザの感情の強さを示す感情値、又は感情の種類を決定する感情決定部と、前記センサによって検出された前記ユーザに関する情報を示すデータを記録する態様を、前記感情決定部によって決定された情報に基づいて特定する特定部と、前記特定部によって特定された態様に基づいて、前記データを記録する記録制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
実施形態の一態様によれば、ユーザ又はロボットの感情に応じてデータを適切に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。
ロボット100がユーザ10に対して実行する行動を概略的に示す。
ロボット100がデータの記録を実行する場面を概略的に示す。
ロボット100の機能構成を概略的に示す。
サーバ200の機能構成を概略的に示す。
知覚処理部416が知覚する情報を概略的に示す。
意味理解部418が理解する情報を概略的に示す。
反応ルール421に含まれる情報をテーブル形式で示す。
反応ルールに基づく処理を概略的に示す。
ロボット100による動作フローの一例を概略的に示す。
サーバ200が格納している反応ルール統計情報522の一例を示す。
サーバ200に記録させる情報に付帯するラベルを決定するために実行する行動を概略的に示す。
記録形式を切り換えるための記録形式切換ルール471の一例を示す。
記録形式の切り換えに関する動作フローの一例を概略的に示す。
パターンテーブルの例を示す。
記録態様テーブルの例を示す。
感情に応じた記録態様でデータを記録する処理のフローの例を示す。
ロボット100及びサーバ200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0009】
図1は、本実施形態に係るシステム5の一例を概略的に示す。システム5は、ロボット100、ロボット101、ロボット102、及びサーバ200を備える。ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dは、ロボット100のユーザである。ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cは、ロボット101のユーザである。ユーザ12a及びユーザ12bは、ロボット102のユーザである。なお、本実施形態の説明において、ユーザ10a、ユーザ10b、ユーザ10c、及びユーザ10dを、ユーザ10と総称する場合がある。また、ユーザ11a、ユーザ11b及びユーザ11cを、ユーザ11と総称する場合がある。また、ユーザ12a及びユーザ12bを、ユーザ12と総称する場合がある。ロボット101及びロボット102は、ロボット100と略同一の機能を有する。そのため、ロボット100の機能を主として取り上げてシステム5を説明する。
【0010】
ロボット100は、ユーザ10と会話を行ったり、ユーザ10に映像を提供したりする。このとき、ロボット100は、通信網20を介して通信可能なサーバ200等と連携して、ユーザ10との会話や、ユーザ10への映像等の提供を行う。例えば、ロボット100は、自身で適切な会話を学習するだけでなく、サーバ200と連携して、ユーザ10とより適切に会話を進められるように学習を行う。また、ロボット100は、撮影したユーザ10の映像データ等をサーバ200に記録させ、必要に応じて映像データ等をサーバ200に要求して、ユーザ10に提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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