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公開番号
2024166664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082898
出願日
2023-05-19
発明の名称
フロントトランク構造
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B60R
5/02 20060101AFI20241122BHJP(車両一般)
要約
【課題】トランクボックスの結露や凍結を抑制可能なフロントトランク構造を提供する。
【解決手段】フロントトランク22は、一方に開口する箱状の部材であって内部に収容空間を形成するトランクボックス30を主体として構成され、トランクボックス30には、車両の走行中において熱を発生する熱源体16aが隣接して配されており、トランクボックス30は、外側の表面の少なくとも一部に金属層46が形成された構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車室の前方にその車室と区画して形成される収容空間であるフロントトランクの構造であって、
前記フロントトランクは、一方に開口する箱状の部材であって内部に前記収容空間を形成するトランクボックスを主体として構成され、
前記トランクボックスには、車両の走行中において熱を発生する熱源体が隣接して配されており、
前記トランクボックスは、外側の表面の少なくとも一部に金属層が形成されているフロントトランク構造。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記トランクボックスは、前記金属層が格子状に形成されている請求項1に記載のフロントトランク構造。
【請求項3】
前記トランクボックスは、前記金属層が、外側の表面の全域に形成されている請求項2に記載のフロントトランク構造。
【請求項4】
前記金属層は、前記熱源体と対向する部分に形成された熱源対向部と、前記熱源体から離間する方向に前記熱源対向部から延び出した延出部と、を有している請求項1に記載のフロントトランク構造。
【請求項5】
前記トランクボックスは、前記金属層が形成されている部分の表面積が、前記トランクボックスの外側全体の表面積の10%以上20%以下とされている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のフロントトランク構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のフロントトランク構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の駆動系(エンジン)が車体の中央部に配されるミッドエンジン車や、車体の後方部に配されるリアエンジン車においては、車体の前方に収容空間(フロントトランク、いわゆるフランク)が設けられる場合がある。また、近年では、エンジンを搭載しない電気自動車の開発が進んでおり、その電気自動車においても、フロントトランクが設けられる。引用文献1には、そのフロントトランクの収容空間を形成する主体となるフランクモジュール(トランクボックス)を車体に対して堅固に固定させるとともに、衝突時の衝撃を緩衝可能な取付構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
韓国登録特許第10-2273991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フロントトランクの収容空間を形成する主体となる概して箱状のトランクボックスは、その周囲を走行時の空気が流れ易い位置に配置されるため、結露や凍結する虞がある。また、フロントトランクは、車室の前方にその車室とは区画して形成されているため、車室内の暖気は届かず、車室の暖気によって、トランクボックスの結露や凍結を防止することも難しい。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、トランクボックスの結露や凍結を抑制可能なフロントトランク構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願に開示されるフロントトランク構造は、下記の構成とされている。
(1)車室の前方にその車室と区画して形成される収容空間であるフロントトランクの構造であって、
前記フロントトランクは、一方に開口する箱状の部材であって内部に前記収容空間を形成するトランクボックスを主体として構成され、
前記トランクボックスには、車両の走行中において熱を発生する熱源体が隣接して配されており、
前記トランクボックスは、外側の表面の少なくとも一部に金属層が形成されているフロントトランク構造。
【0007】
本願に開示のフロントトランク構造は、トランクボックスの金属層が、モータやヒートポンプ等の熱源体からの輻射熱によって熱を吸収することができるため、トランクボックスが温められ、結露や凍結を抑制することができる。また、熱源体が、当該車両を駆動するモータ等である場合には、周囲の温度変化によってモータの効率が変化することが知られており、モータの周囲温度の適切化が望まれる。本願に開示のフロントトランク構造によれば、例えばモータに隣接するトランクボックスが温められることでモータ周囲の温度低下を抑えることができるなど、モータの周囲の温度の適切化を図ることができ、モータの効率低下を抑えることができる。
【0008】
さらに、本願に開示のフロントトランク構造は、トランクボックスの金属層の存在によって、ボデーに帯電する電荷を減少させることができ、車両走行中の空気流を安定させて、走行安定性を向上させることができる。詳しく説明すれば、車両の走行中において、ボデー表面とボデーの周囲の空気が同じ極性に帯電すると、ボデーと空気との間で斥力(反発力)が作用し、その斥力によって、ボデーの表面近傍に沿って流れる空気流において、ボデーの表面から剥離するような乱れた流れが生じる場合がある。その車両走行中における空気流の剥離によって、狙った空力特性が得られず、走行安定性や走行性能などが低下する虞がある。トランクボックスの金属層は、車両前方の車体パネル近傍の電荷を一時的に蓄え、自己放電(コロナ放電)を生じさせる。自己放電によって生じたイオンは周囲に極性の異なるイオンを引き寄せ、中和除電される。つまり、ボデーに帯電する電荷を減少させることができ、車両走行中の空気流を安定させることができるのである。
【0009】
なお、本願に開示のフロントトランク構造において、金属層が形成される範囲は特に限定されないが、熱源体からの輻射熱を利用するため、少なくとも、その熱源体に近接する部分には形成されることが望ましい。また、後に詳しく説明するが、金属層が形成される範囲が大きくなるほど、車両の吸音性が低下するため、吸音性を維持するという観点からすれば、トランクボックスの外側表面全体までは金属層で被覆せず、外側表面の一部に金属層が形成されることが望ましい。金属層に用いられる材料に関しては、特に限定されないが、熱伝導率の高いものが望ましい。
【0010】
また、上記構成のフロントトランク構造において、以下に示す種々の態様とすることが可能である。なお、本発明は以下の態様に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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