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公開番号
2024166429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024164652,2022141740
出願日
2024-09-21,2022-09-06
発明の名称
容器の蓋体
出願人
有限会社米田精密金型製作所
代理人
個人
主分類
B65D
1/40 20060101AFI20241121BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】容器の気密性を保ちながら容器内の保存物を繰り返し取り出せるようにする。
【解決手段】容器10の開口12を気密に閉鎖するための蓋体20は、穿刺部32が一体的に形成された、ポリエチレン樹脂等の軟質樹脂による本体30と、穿刺部32の外表面に積層された、エラストマー材料による膜部40とを備え、穿刺部32がシリンジの中空針60を穿刺可能な薄膜状に形成されており、本体30と膜部40とが射出成形により一体化した2色成形品である。容器10内から保存物50を取り出すときは、膜部40を通じて穿刺部32へ中空針60を穿刺し、容器10内に挿し込む。この中空針60を通じて必要量の保存物50を容器10外に取り出した後、蓋体20から中空針60を抜きとる。中空針60を抜きとった後の蓋体20は、膜部40および穿刺部32に形成された中空針60による細孔が膜部40において閉鎖状態に復元し、容器10の気密性を維持する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
容器の開口を気密に閉鎖可能であり、かつ、前記容器内の保存物を取出すための細管を穿刺可能な蓋体であって、
前記細管の穿刺部が一体的に形成された、軟質樹脂による本体と、
前記穿刺部の外表面に積層された、エラストマー材料による膜部と、
を備え、
前記穿刺部が前記細管を穿刺可能な薄膜状に形成されており、
前記本体と前記膜部とが射出成形により一体化した2色成形品である、
容器の蓋体。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記膜部の表面に潤滑剤層が配置されている、請求項1に記載の容器の蓋体。
【請求項3】
前記穿刺部の内表面に潤滑剤層が配置されている、請求項2に記載の容器の蓋体。
【請求項4】
前記軟質樹脂がポリエチレン樹脂またはフッ素系樹脂である、請求項1に記載の容器の蓋体。
【請求項5】
前記エラストマー材料が天然ゴム、合成ゴム、樹脂系エラストマーまたは熱可塑性エラストマーである、請求項1に記載の容器の蓋体。
【請求項6】
開口を有する容器と、
前記開口を気密に閉鎖するための、請求項1から5のいずれかに記載の蓋体と、
を備えた蓋付容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の蓋体、特に、容器の開口を気密に閉鎖可能であり、かつ、容器内の保存物を取出すための細管を穿刺可能な蓋体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
少量の溶液、例えば、医薬や試薬などの薬液を収容して保存するための容器として、特許文献1に記載のような、ガラス製や樹脂製の容器の開口をゴム栓で密栓したバイアルが知られている。バイアルから薬液を取り出すときは、例えば、シリンジに装着した中空針をゴム栓に刺し込んで貫通させ、必要量の溶液をシリンジ内に吸引してから中空針をゴム栓から抜きとる。このように、バイアルに収容された薬液は、容器の開口を解放せずにシリンジ内に移動させることができることから、外気と接触することで汚染されたり変質したりするのを防いで所要の目的のために安全に使用することができる。
【0003】
特許文献1に記載のバイアルは、高度の安全性が求められる医療用の薬液の保存、収容を目的としたものであることから、薬液の取り出し後に処分されるのが一般的である。一方、化学分析において使用する各種の試薬や分析試料などの溶液についても、取り出し時の汚染や変質を防ぐ目的でバイアルに保存するのが好ましいことがある。この場合、バイアルは、使い切りにせず、ある程度の量の溶液を収容して必要なときに必要な分量を取り出せるようにするのが便利であり、また、経済的である。
【0004】
しかし、バイアルのゴム栓は、シリンジの中空針を差し込むことで微細な貫通穴が形成されてしまう。よって、バイアル内で引続き保存される溶液は、この貫通穴を通じ、外気と接触して汚染されたり揮散したりする可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2012/090328
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、容器の気密性を保ちながら容器内の保存物を繰り返し取り出せるようにしようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、容器の開口を気密に閉鎖可能であり、かつ、容器内の保存物を取出すための細管を穿刺可能な蓋体に関する。この容器の蓋体は、細管の穿刺部が一体的に形成された、軟質樹脂による本体と、穿刺部の外表面に積層された、エラストマー材料による膜部とを備えており、穿刺部が細管を穿刺可能な薄膜状に形成されている。
【0008】
本発明の蓋体により開口が閉鎖された容器内から保存物を取り出すときは、膜部を通じて穿刺部へ細管を穿刺し、細管の先端部を容器内に挿し込む。そして、この細管を通じて必要量の保存物を容器外に取り出した後、蓋体から細管を抜きとる。これにより、容器内の保存物は、外気との接触を抑えて採取される。細管を抜きとった後の蓋体は、膜部および穿刺部に形成された細孔が膜部において閉鎖状態に復元し、容器の気密性を維持する。
【0009】
本発明の蓋体の一形態では、膜部の表面に潤滑剤層が配置されている。この形態の場合、穿刺部の内表面にも潤滑剤層が配置されていてもよい。
【0010】
本発明に係る容器の蓋体は、本体を形成する軟質樹脂が、例えば、ポリエチレン樹脂またはフッ素系樹脂である。
(【0011】以降は省略されています)
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