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公開番号2024166346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024160753,2020201689
出願日2024-09-18,2020-12-04
発明の名称調剤指示システム
出願人株式会社タカゾノ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A61J 3/00 20060101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤1個分に切り取られた端数シートを生じさせずに薬剤を供給できる薬剤供給装置を提供する。
【解決手段】保管部は、薬剤シートを保管する。薬剤シートには、複数個の薬剤が個別に収容されている。取出部は、保管部から薬剤シートを取り出す。切断部は、保管部から取り出された薬剤シートを切断して、端数シートとする。制御部は、端数シートが2個以上の薬剤を含むように、切断部を制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数個の薬剤を個別に収容する薬剤シートを保管する保管部と、
前記保管部から前記薬剤シートを取り出す取出部と、
前記保管部から取り出された前記薬剤シートを切断して端数シートとする切断部と、
前記端数シートが2個以上の薬剤を含むように前記切断部を制御する制御部と、を備える、薬剤供給装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、
供給されるべき薬剤の個数と、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数とを比較し、
前記比較の結果、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が1個少ない場合、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数を判断し、
対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が2個または3個である場合、対象の前記端数シートから薬剤を供給せず、別の前記端数シートまたは前記薬剤シートから薬剤を供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項1に記載の薬剤供給装置。
【請求項3】
前記制御部は、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が1個少ない場合であって、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が4個以上である場合、対象の前記端数シートを2個以上の薬剤を含む一方と残りの他方とに切断して、一方を前記保管部に保管するとともに他方を供給し、供給されるべき薬剤の個数に対して不足する分の薬剤を、別の前記端数シートまたは前記薬剤シートから供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項2に記載の薬剤供給装置。
【請求項4】
前記制御部は、
供給されるべき薬剤の個数と、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数とを比較し、
前記比較の結果、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が1個少ない場合、対象の前記端数シートから薬剤を供給せず、別の前記端数シートまたは前記薬剤シートから薬剤を供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項1に記載の薬剤供給装置。
【請求項5】
前記制御部は、
供給されるべき薬剤の個数と、前記薬剤シートに含まれる薬剤の個数とを比較し、
前記比較の結果、前記薬剤シートに含まれる薬剤の個数が1個少ない場合、前記薬剤シートを2個以上の薬剤を含む一方と残りの他方とに切断して、一方を前記保管部に保管するとともに他方を供給し、供給されるべき薬剤の個数に対して不足する分の薬剤を、別の前記薬剤シートまたは前記端数シートから供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
【請求項6】
前記制御部は、
供給されるべき薬剤の個数と、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数とを比較し、
前記比較の結果、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が1個多い場合、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数を判断し、
対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が3個または4個である場合、対象の前記端数シートから薬剤を供給せず、別の前記端数シートまたは前記薬剤シートから薬剤を供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
【請求項7】
前記制御部は、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が1個多い場合であって、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が5個以上である場合、対象の前記端数シートを3個以上の薬剤を含む一方と残りの他方とに切断して、一方を前記保管部に保管するとともに他方を供給し、供給されるべき薬剤の個数に対して不足する分の薬剤を、別の前記端数シートまたは前記薬剤シートから供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項6に記載の薬剤供給装置。
【請求項8】
前記制御部は、
供給されるべき薬剤の個数と、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数とを比較し、
前記比較の結果、対象の前記端数シートに含まれる薬剤の個数が1個多い場合、対象の前記端数シートから薬剤を供給せず、別の前記端数シートまたは前記薬剤シートから薬剤を供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
【請求項9】
前記制御部は、
供給されるべき薬剤の個数と、前記薬剤シートに含まれる薬剤の個数とを比較し、
前記比較の結果、前記薬剤シートに含まれる薬剤の個数が1個多い場合、前記薬剤シートを3個以上の薬剤を含む一方と残りの他方とに切断して、一方を前記保管部に保管するとともに他方を供給し、供給されるべき薬剤の個数に対して不足する分の薬剤を、別の前記薬剤シートまたは前記端数シートから供給するように、前記薬剤供給装置を制御する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
【請求項10】
複数個の薬剤を個別に収容する薬剤シートと、前記薬剤シートの一部が切り取られた端数シートと、を保管する保管部と、
供給されるべき薬剤の個数に応じて、前記保管部から取り出される前記薬剤シートと前記端数シートとの組み合わせを特定する演算部と、
前記演算部による特定の結果を出力する出力部と、を備える、調剤指示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、薬剤供給装置および調剤指示システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特開2011-193986号公報(特許文献1)には、PTP(Press Through Package)包装した薬剤を収容する薬品収容部と、薬剤を薬品収容部から出し入れする薬品移載機構と、薬剤を薬品移載機構から受けて切断する薬品切断機構と、を備えた装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-193986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数個の薬剤を個別に収容する薬剤シートの一部が切り取られた端数シートは、切られた角の部分が鋭利である。そのため、薬剤を端数シートから取り出さずに、端数シートに収容されたままの薬剤を誤って服用するという不具合を未然に防止することが求められる。特に、1個の薬剤が収容された端数シートの形態にしてしまうと、端数シートの大きさが小さくなり、誤飲する可能性が生じる。また、端数シートの大きさを小さくすることで、端数シートを紛失する可能性が高まることになる。
【0005】
また、薬剤供給装置では、調剤作業の効率化のために、より短い時間で必要な数量の薬剤を供給できることが求められている。
【0006】
本開示では、薬剤1個分に切り取られた端数シートを生じさせずに薬剤を供給できる、薬剤供給装置が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に従うと、保管部と、取出部と、切断部と、制御部とを備える、薬剤供給装置が提案される。保管部は、薬剤シートを保管する。薬剤シートには、複数個の薬剤が個別に収容されている。取出部は、保管部から薬剤シートを取り出す。切断部は、保管部から取り出された薬剤シートを切断して、端数シートとする。制御部は、端数シートが2個以上の薬剤を含むように、切断部を制御する。
【0008】
本開示に従うと、保管部と、演算部と、出力部とを備える、調剤指示システムが提案される。保管部は、複数個の薬剤を個別に収容する薬剤シートと、薬剤シートの一部が切り取られた端数シートとを保管する。演算部は、供給されるべき薬剤の個数に応じて、保管部から取り出される薬剤シートと端数シートとの組み合わせを特定する。出力部は、演算部による特定の結果を出力する。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る薬剤供給装置によれば、薬剤1個分に切り取られた端数シートを生じさせずに、薬剤を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る薬剤供給装置の模式的な正面図である。
薬剤容器の変形例の模式的な正面図である。
薬剤を供給する処理全体の流れを示すフロー図である。
切り取り処理の流れを示す第1のフロー図である。
切り取り処理の流れを示す第2のフロー図である。
端数シートに含まれる薬剤の個数が1個多い場合の薬剤の供給について示す模式図である。
端数シートに含まれる薬剤の個数が1個少ない場合の薬剤の供給について示す模式図である。
第二実施形態の切り取り処理の流れの一部を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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