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公開番号
2024166262
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024153548,2020090153
出願日
2024-09-06,2020-05-23
発明の名称
有害物質除去用組成物の製造方法および有害物質を除去する方法
出願人
シンバイオシス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01N
25/34 20060101AFI20241121BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 ウイルスや微生物等の有害物質を効果的に除去することのできる組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】 下記の(I)及び(II)を含むことを特徴とする、殺菌成分を含まない有害物質除去用組成物であって、前記有害物質は、ウイルス、微生物および毒素から選択される少なくとも1種である有害物質除去用組成物の製造方法。
(I)平均気泡径がナノサイズ以下(1μm未満)の気泡群(ただし、前記気泡中の気体成分としてオゾンを含むものを除く)であって、回転せん断方式による気泡を発生させる気泡発生工程と、前記気泡発生工程により発生させた気泡をフィルターによりナノバブル化するナノバブル化工程とにより得られた気泡群
(II)溶媒
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の(I)及び(II)を含むことを特徴とする、殺菌成分を含まない有害物質除去用組成物であって、前記有害物質は、ウイルス、微生物および毒素から選択される少なくとも1種である有害物質除去用組成物の製造方法。
(I)平均気泡径がナノサイズ以下(1μm未満)の気泡群(ただし、前記気泡中の気体成分としてオゾンを含むものを除く)であって、回転せん断方式による気泡を発生させる気泡発生工程と、前記気泡発生工程により発生させた気泡をフィルターによりナノバブル化するナノバブル化工程とにより得られた気泡群
(II)溶媒
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記気泡中の気体成分が、下記の1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1記載の組成物の製造方法。
(i)大気
(ii)水素
(iii)窒素
(iv)酸素
(v)二酸化炭素
(vi)アルゴン
【請求項3】
(I)の濃度が、5000万個/ml以上であることを特徴とする、請求項1又は2記載の組成物の製造方法。
【請求項4】
(I)の濃度が、8000万個/ml以上であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組成物の製造方法。
【請求項5】
有害物質が、ウイルス及び/又は微生物から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の組成物の製造方法。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の組成物の製造方法による組成物を用いて、有害物質を除去する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率的なウイルス及び/又は微生物等の有害物質の除去用組成物の製造方法及び有害物質を除去する方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
毎年の新型インフルエンザの流行に見られるように、ウイルスは変異することによって、抗ウイルス剤や抗体への対抗手段を身につける能力を有していることから、人類とウイルスとの戦いは、イタチごっこのように終わりの見えないものである。
【0003】
一方で、ウイルスは、熱に弱く、一般には56℃・30分でカプシド蛋白質(又はコート蛋白)と呼ばれる外殻蛋白質が変性して不活化できるとも言われている。しかしながら、ウイルスによっては、例えばカプシド蛋白質の周りに存在する脂質性膜(エンベロープ)が無いノンエンベロープウイルス等、非常に耐熱性の高いものもあるため、この程度の加熱では十分では無く、外部熱源によって不活性化に十分な温度と時間を維持することが不可能な場所もあることから、人為的な加熱による除染には限界があった。
【0004】
従来、オゾン水等による除菌・ウイルス除去方法も開発されているが、大量のオゾンは人体に有害であることから、利用する際には、慎重を期する必要があった。
【0005】
このオゾン殺菌に、ナノバブル水を利用することも検討されているが(非特許文献1)、これは、主にオゾン自体の抗菌力を用いるもので、マイクロバブルの圧壊によって一部に生じたナノバブルを利用して、オゾンの長期保存性を高めたり、細かな位置までオゾンを届けることを目的とするものであって、ナノバブル自体の圧壊によってウイルス除去等をするものでは無かった。
【0006】
一方、従来、直径が1μm未満のナノバブル等を発生させる装置の開発が進み、それらの気泡を含有する溶液(ナノバブル水)が、医療、農業、水産・養殖業等の種々の分野で利用されるようになって来ており、例えば水産業での利用には、除菌等に用いられることが知られているが、効果が十分なものでは無かった。
【0007】
本発明者は、平均気泡径がナノサイズ以下(1μm未満)の気泡群を含む溶液(以下、「ナノバブル水」と記載することがある。)を腸内フローラ移植等に利用する技術を開発したが(特許文献1)、これは気泡によって腸内細菌等を保護し、生きたまま腸に生着させるための技術であって、除菌を含めた有害物質等の除去技術とはむしろ逆の技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
WO2019/168034
【非特許文献】
【0009】
マイクロバブル・ナノバブルの基礎と工学的応用‐オゾンの新しい可能性についての検討‐(高橋正好,日本医療・環境オゾン研究会会報,Vol.14,No.4,68-74.(2007))
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明者は、ナノバブル水中に存在する微細な気泡の圧壊等の現象発生時に発生するエネルギーを、ウイルス除染や除菌等に応用することに思い至り、また更に、特許文献1の我々の腸内フローラ移植技術において、移植用の腸内細菌の高い「保存安定性」を、ナノバブル水で処理した腸内細菌の「増殖活性の維持」(試験例6)によって示したが、その後、増殖速度自体が腸内細菌本来の増殖速度よりも遅かったことに着目し、ナノバブルには、細菌の増殖速度の抑制効果もあるのではないかと考え、本発明に到達したものであって、その目的とするところは、ウイルスや微生物等の有害物質を効果的に除去することのできる組成物の製造方法等を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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