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公開番号2024166021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023160233
出願日2023-09-25
発明の名称電気伝導性に優れた微細電流形成液晶化粧料組成物
出願人ニューアンドニュー カンパニー リミテッド,NEW&NEW Co., Ltd.
代理人個人
主分類A61K 8/02 20060101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、電気伝導性に優れた微細電流形成液晶化粧料組成物に関する。
【解決手段】液晶エマルジョンと電解質との適切な組み合わせにより電気伝導性を高め、電圧を形成し、化学的電池としての役割をし、微細電流を形成する液晶化粧料組成物を提供することによって、有効物質のイオン化を通じた皮膚吸収増大、微細電流自体の皮膚弾力増進及び皮膚障壁強化などの優れた効果を発揮することができる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
水相に粘増剤を添加して分散する段階(a);
前記段階(a)の後に、よく溶かした油相を前記段階(a)の水相に投入して乳化する段階(b);及び
前記段階(b)の後に、冷却によって液晶粒子を形成する段階(c);を含み、
前記水相は、精製水、グリセリン、水添レシチン、オリーブ油脂肪酸セテアリル、クエン酸ナトリウム、クエン酸、及びベタインを含んで構成され、
前記粘増剤は、ジウタンガム、及びキサンタンガムを含んで構成され、
前記油相は、シアバター、セテアリルアルコール、ステアリン酸、フェニルメチルトリメチコン、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、及びステアリン酸ポリグリセリル-6を含んで構成されることを特徴とする液晶化粧料組成物の製造方法。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記液晶化粧料組成物は、微細電流を形成することを特徴とする、請求項1に記載の液晶化粧料組成物の製造方法。
【請求項3】
前記水相は、防腐剤をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の液晶化粧料組成物の製造方法。
【請求項4】
前記ジウタンガムは、ジウタンガムを含んでいるスフィンゴモナス属(Sphingomonas sp.)菌株の培養液又はその抽出物に由来することを特徴とする、請求項1に記載の液晶化粧料組成物の製造方法。
【請求項5】
請求項1の製造方法によって製造されたことを特徴とする液晶化粧料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気伝導性に優れた微細電流形成液晶化粧料組成物に関し、より詳細には、液晶エマルジョンと電解質との組み合わせで電気伝導性を高め、電圧を形成することによって微細電流を形成する液晶化粧料組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
微細電流は、近年、傷の治癒、細胞活性、皮膚トーン改善及び皮膚弾力などに効果を与えるなどの有益な機能性を有することが長年の研究によって発表されている。したがって、近年、これを活用したビューティーデバイス市場が数年にわたって成長し続けているが、これは、価格が高く、使用及び携帯が不便であるという短所を有する。そこで、ビューティーデバイスを用いなくても微細電流を起こし得る剤型の化粧料を開発する必要がある。
【0003】
そこで、近年開発された技術では、消費者達が化粧品を使用するとき、皮膚に塗布した後で叩いたり、皮膚に圧力を加えながら擦る使用法に基づく圧電性(力を加えると、分極によって微細電流又は電圧が発生する現象)という概念を化粧品に適用しようとした。すなわち、塗布時に圧力を加えると微細電流が形成される方式の微細電流発生方式が考案された。
【0004】
しかし、このような直接的な圧力を加えなくても微細電流を発生させ、皮膚層に有効成分を効果的に伝達し、吸収力を高め、微細電流による有益な皮膚機能性(弾力増進、皮膚障壁強化など)を発揮できる新しい技術の開発に対する必要性が検討されている。
【0005】
特許文献1は、圧電性能を有する化粧料組成物に関し、より詳細には、乳化剤、高分子パウダー、乳化安定剤、圧電性高分子及び水を含み、美容機器の補助がなくても水溶性有効成分を皮膚に効果的に伝達できる圧電性能を有する化粧料組成物に関して記載されている。特許文献2は、圧電化粧料組成物に関し、より詳細には、圧力を加えたときに微細電流を発生させる圧電物質を有効成分として含有する圧電化粧料組成物に関して記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
大韓民国登録特許第10-2041748号
大韓民国登録特許第10-1819467号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
微細電流は、皮膚に有益な機能性を発揮できるという点で化粧料組成物に適用する必要性が高いが、既存のデバイス装置は、価格が高く、使用及び携帯が不便であるため、適用に限界があった。そこで、本発明では、液晶エマルジョンと電解質との適切な組み合わせにより電気伝導性を高め、電圧を形成し、化学的電池としての役割をし、微細電流を形成することができ、皮膚吸収増大、皮膚弾力増進及び皮膚障壁強化などの効果を発揮できる液晶化粧料組成物を提供することを意図する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、水相に粘増剤を添加して分散する段階(a);前記段階(a)の後に、よく溶かした油相を前記段階(a)の水相に投入して乳化する段階(b);及び前記段階(b)の後に、冷却によって液晶粒子を形成する段階(c);を含み、前記水相は、精製水、グリセリン、水添レシチン(hydrogenated lecithin)、オリーブ油脂肪酸セテアリル(cetearyl olivate)、クエン酸ナトリウム(sodium citrate)、クエン酸(citric acid)、及びベタイン(betaine)を含んで構成され、前記粘増剤は、ジウタンガム(diutan gum)、及びキサンタンガム(xanthan gum)を含んで構成され、前記油相は、シアバター、セテアリルアルコール(cetearyl alcohol)、ステアリン酸(stearic acid)、フェニルメチルトリメチコン(phenylmethyl trimethicone)、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド(Caprylic and Capric Triglyceride)、及びステアリン酸ポリグリセリル-6(polyglyceryl-6 stearate)を含んで構成されることを特徴とする液晶化粧料組成物の製造方法を提供する。
【0009】
一方、本発明の製造方法において、前記液晶化粧料組成物は、微細電流を形成するものであることが好ましい。
【0010】
一方、本発明の製造方法において、前記水相は、防腐剤をさらに含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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