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公開番号2024165960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082581
出願日2023-05-18
発明の名称急性痛の治療剤
出願人京都府公立大学法人,ノーベルファーマ株式会社
代理人個人
主分類A61K 31/675 20060101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】術後痛等の急性痛の治療剤を提供する。
【解決手段】フェニトイン、ホスフェニトイン、メフェニトイン、ニルバノール、アミノ(ジフェニルヒダントイン)吉草酸およびエトトインからなる群から選ばれるヒダントイン化合物を有効成分として含有する、注射剤、経口剤または経皮吸収製剤等の形態の急性痛治療剤。モルヒネ等のオピオイドの投与と併用されることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フェニトイン、ホスフェニトイン、メフェニトイン、ニルバノール、アミノ(ジフェニルヒダントイン)吉草酸及びエトトインよりなる群から選択されるヒダントイン系化合物を有効成分として含む、急性痛の治療剤。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記有効成分が、フェニトインまたはホスフェニトインである請求項1に記載の治療剤。
【請求項3】
前記有効成分が、ホスフェニトインである請求項1に記載の治療剤。
【請求項4】
急性痛が術後痛である請求項1に記載の治療剤。
【請求項5】
オピオイドの投与と併用される、請求項1に記載の治療剤。
【請求項6】
オピオイドがモルヒネである、請求項5に記載の治療剤。
【請求項7】
フェニトイン、ホスフェニトイン、メフェニトイン、ニルバノール、アミノ(ジフェニルヒダントイン)吉草酸及びエトトインよりなる群から選択されるヒダントイン系化合物、及び薬学的に許容される担体を含む急性痛治療用の医薬組成物。
【請求項8】
注射剤、経口剤または経皮吸収製剤である、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
注射剤である、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記有効成分が、フェニトインまたはホスフェニトインである請求項7に記載の医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、てんかんの治療薬として使用されている化合物の新規な用途に関する。詳細には、本発明は、フェニトイン、ホスフェニトイン、メフェニトイン、ニルバノール、アミノ(ジフェニルヒダントイン)吉草酸及びエトトインよりなる群から選択されるヒダントイン系化合物を有効成分として用いる急性痛の治療薬に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
急性痛は、急性疼痛と同義で用いられ、通常は組織損傷に対する反応として生じ、末梢の痛覚受容器とそれに対応するAδおよびC線維で構成される感覚神経線維(侵害受容器)が活性化することによって発生する(MSDマニュアル)。
【0003】
侵害受容性疼痛には体性痛と内臓痛がある。体性神経の痛覚受容器は、皮膚、皮下組織、筋膜、その他の結合組織、骨膜、骨内膜、および関節包に存在する。これらの受容器が刺激されると、通常は限局的な鋭痛または鈍痛が生じるが、皮膚または皮下組織が障害された場合は灼熱感が生じることもまれではない。内臓神経の痛覚受容器は、ほとんどの内臓とその周囲の結合組織に存在する。管腔臓器の閉塞による内臓痛は、局在が不明瞭で痙攣痛様の深部痛であり、遠隔部位の皮膚に関連痛を伴うことがある。内臓の被膜またはその他の深部結合組織の損傷による内臓痛は、より局在のはっきりした鋭痛となることがある。
【0004】
現在、急性痛用の薬剤としては、疼痛が軽度であれば一般的な鎮痛薬(NSAIDs、選択的COX-2阻害薬、アセトアミノフェンなど)が主に使用されている。重度の疼痛にはオピオイドが使用される。
【0005】
特に、外科手術後の術後急性痛の管理は予後改善のために重要であり、異なる作用機序の薬物や、神経ブロックの併用で、痛みと副作用を軽減した方法が図られている。現在の周術期管理において、オピオイド(モルヒネなど)が術中術後の鎮痛管理に用いられており、手術後も強い疼痛を予防するため、麻酔覚醒後も必要なオピオイドが継続投与されている。しかしながら、オピオイドは呼吸抑制、嘔気、便秘、さらには耐性や依存、耽溺のリスクなど、さまざまな副作用を併発する問題点がある。
【0006】
また、胸部外科手術後の急性疼痛にプレガバリン、カルバマゼピン、リドカインなどの投与が行われることもある。
【0007】
近年、フェニトイン、ホスフェニトイン等のヒダントイン系化合物を、急性帯状疱疹痛の治療剤として用いる技術が開発されている(特許文献1)。
【0008】
しかしながら、特許文献1においては、急性痛、特に術後急性痛への適用については具体的に記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開2020/054872号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、急性痛、特に術後急性痛の新たな治療薬を提供することを目的とする。
(【0011】以降は省略されています)

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