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公開番号
2024165753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082234
出願日
2023-05-18
発明の名称
コネクタ、コネクタ組立体、接続構造および接続方法
出願人
日本航空電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
12/77 20110101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】衣服等の実装対象物に実装されながらも小型化を達成することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ11は、嵌合方向に直交する方向に延び且つフレキシブルな絶縁性のシート部材12と、シート部材12の表面に沿って互いに所定の方向に離間した位置においてシート部材12に保持された複数のコンタクト15と、シート部材12に配置された複数のフレキシブル導体とを含み、シート部材12は、少なくとも所定の方向に伸縮可能であり、複数のコンタクト15の間に位置する部分のシート部材12が所定の方向に弾性的に引き延ばされた状態で相手側コネクタ21に嵌合し、シート部材12に発生する収縮力により複数のコンタクト15が複数の相手側コンタクト23にそれぞれ接触し且つ電気的に接続される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の配線部が配置されている実装対象物に実装され且つ嵌合方向に沿って相手側コネクタに嵌合し、前記相手側コネクタの剛性を有する絶縁性のハウジングに保持されている複数の相手側コンタクトに接続される複数のコンタクトを有するコネクタであって、
前記嵌合方向に直交する方向に延び且つフレキシブルな絶縁性のシート部材と、
前記シート部材の表面に沿って互いに所定の方向に離間した位置において前記シート部材に保持された前記複数のコンタクトと、
前記シート部材に配置され且つ前記複数のコンタクトと前記実装対象物の前記複数の配線部との間を電気的に接続する複数のフレキシブル導体と
を備え、
前記シート部材は、少なくとも前記所定の方向に伸縮可能であり、
前記複数のコンタクトの間に位置する部分の前記シート部材が前記所定の方向に弾性的に引き延ばされた状態で前記相手側コネクタに嵌合し、前記シート部材に発生する収縮力により前記複数のコンタクトが前記複数の相手側コンタクトにそれぞれ接触し且つ電気的に接続されるコネクタ。
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【請求項2】
前記複数のコンタクトは、互いに前記所定の方向に離間し且つそれぞれ前記所定の方向に直交する方向に延びる2つのコンタクト列に分かれて配列され、
前記複数の相手側コンタクトは、互いに前記所定の方向に離間し且つそれぞれ前記所定の方向に直交する方向に延びる2つの相手側コンタクト列に分かれて配列され、
前記シート部材に外力が作用しない場合に、前記2つの相手側コンタクト列の間の前記所定の方向に沿った離間距離は、前記2つのコンタクト列の間の前記所定の方向に沿った離間距離よりも長い請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記シート部材は、前記相手側コネクタとの嵌合時に前記相手側コネクタに重なる嵌合部と、前記実装対象物に実装される実装部を有し、
前記複数のコンタクトは、前記シート部材の前記嵌合部に保持され、
前記複数のフレキシブル導体は、前記嵌合部に配置され且つ前記複数のコンタクトに電気的に接続された複数の第1接続部と、前記実装部に配置され且つ前記実装対象物の前記複数の配線部に電気的に接続される複数の第2接続部と、前記複数の第1接続部および前記複数の第2接続部を互いに連結する複数の連結部を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記シート部材は、布地、編地、または、ゴム材から形成され、
前記複数のフレキシブル導体は、それぞれ、前記シート部材に刺繍された、または、編み込まれた導電糸により形成されている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記複数の相手側コンタクトは、それぞれ、前記ハウジングから前記嵌合方向に突出する円筒形状の筒状部を有し、
前記複数のコンタクトは、それぞれ、対応する前記相手側コンタクトが挿入されるリング状の導電性部材からなり、
前記シート部材に発生する前記収縮力により前記導電性部材の内周部が前記筒状部の外周部に接触する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記複数のコンタクトは、それぞれ、前記シート部材から前記嵌合方向に突出する円筒形状の筒状部を有し、
前記複数の相手側コンタクトは、それぞれ、対応する前記コンタクトが挿入されるリング状の導電性部材からなり、
前記シート部材に発生する前記収縮力により前記筒状部の外周部が前記導電性部材の内周部に接触する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記複数のフレキシブル導体は、それぞれ、前記第1接続部から前記第2接続部に向かってジグザグに延びている請求項3に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記シート部材の前記相手側コネクタに対向する面とは反対側の面上で且つ前記嵌合部に対応する位置に貼り付けられた伸縮可能な補助部材を備える請求項3に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記実装対象物として衣服に実装される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の前記コネクタと、
前記コネクタが嵌合する前記相手側コネクタと
を備えるコネクタ組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、衣服等の実装対象物に実装され且つ相手側コネクタに嵌合するコネクタに関する。
また、この発明は、このようなコネクタと相手側コネクタを備えるコネクタ組立体にも関している。
さらに、この発明は、コネクタの複数のコンタクトと相手側コネクタの複数の相手側コンタクトを接続する接続構造および接続方法にも関している。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、着用するだけで心拍数、体温等のユーザの生体情報を取得することができる、いわゆるスマート衣料が注目を浴びている。このスマート衣料は、計測箇所に配置された電極を備え、電極に計測機器としてのウエアラブルデバイスを電気的に接続することで、生体情報をウエアラブルデバイスに伝送することが可能となる。
電極とウエアラブルデバイスとの接続は、例えば、電極から引き出された配線部に接続されるコネクタを用いることにより行うことができる。
【0003】
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1に、図19に示されるようなコネクタが開示されている。コネクタは、第1の布1に取り付けられた雄型スナップボタン2と、第2の布3に取り付けられた雌型スナップボタン4を有している。第1の布1および第2の布3は、導電性を有する布から構成され、雄型スナップボタン2および雌型スナップボタン4は、導電性を有する材料から形成されている。雄型スナップボタン2の凸部5が、雌型スナップボタン4の凹部6に挿入されて雌型スナップボタン4の2本の棒状ばね7で押さえられることにより、雄型スナップボタン2と雌型スナップボタン4が互いに電気的に接続され、これら雄型スナップボタン2および雌型スナップボタン4を介して第1の布1と第2の布3が互いに電気的に接続されることとなる。
【0004】
このようなスナップボタン型コネクタを用いてウエアラブルデバイスの接続を行うことができ、また、ウエアラブルデバイスの着脱時および衣服の洗濯時等には、雄型スナップボタン2を雌型スナップボタン4から取り外してスナップボタン型コネクタによる接続を切り離すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-135723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のスナップボタン型コネクタでは、雄型スナップボタン2に雌型スナップボタン4を電気的に接続するために、2本の棒状ばね7を用いて雌型スナップボタン4にばね構造を形成する必要があり、コネクタの高さが高くなるという問題がある。
また、雄型スナップボタン2の全体および雌型スナップボタン4の全体が、それぞれ1つの電極として機能するため、複数の配線を接続しようとすると、配線数と同数のスナップボタン型コネクタを衣服に取り付けなければならず、ウエアラブルデバイスの小型化を損なうこととなる。
【0007】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、衣服等の実装対象物に実装されながらも小型化を達成することができるコネクタを提供することを目的とする。
また、この発明は、このようなコネクタと相手側コネクタからなるコネクタ組立体を提供することも目的としている。
さらに、この発明は、コネクタの複数のコンタクトと相手側コネクタの複数の相手側コンタクトを接続する接続構造および接続方法を提供することも目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るコネクタは、
複数の配線部が配置されている実装対象物に実装され且つ嵌合方向に沿って相手側コネクタに嵌合し、相手側コネクタの剛性を有する絶縁性のハウジングに保持されている複数の相手側コンタクトに接続される複数のコンタクトを有するコネクタであって、
嵌合方向に直交する方向に延び且つフレキシブルな絶縁性のシート部材と、
シート部材の表面に沿って互いに所定の方向に離間した位置においてシート部材に保持された複数のコンタクトと、
シート部材に配置され且つ複数のコンタクトと実装対象物の複数の配線部との間を電気的に接続する複数のフレキシブル導体と
を備え、
シート部材は、少なくとも所定の方向に伸縮可能であり、
複数のコンタクトの間に位置する部分のシート部材が所定の方向に弾性的に引き延ばされた状態で相手側コネクタに嵌合し、シート部材に発生する収縮力により複数のコンタクトが複数の相手側コンタクトにそれぞれ接触し且つ電気的に接続されるものである。
【0009】
複数のコンタクトは、互いに所定の方向に離間し且つそれぞれ所定の方向に直交する方向に延びる2つのコンタクト列に分かれて配列され、
複数の相手側コンタクトは、互いに所定の方向に離間し且つそれぞれ所定の方向に直交する方向に延びる2つの相手側コンタクト列に分かれて配列され、
シート部材に外力が作用しない場合に、2つの相手側コンタクト列の間の所定の方向に沿った離間距離は、2つのコンタクト列の間の所定の方向に沿った離間距離よりも長いことが好ましい。
【0010】
シート部材は、相手側コネクタとの嵌合時に相手側コネクタに重なる嵌合部と、実装対象物に実装される実装部を有し、
複数のコンタクトは、シート部材の嵌合部に保持され、
複数のフレキシブル導体は、嵌合部に配置され且つ複数のコンタクトに電気的に接続された複数の第1接続部と、実装部に配置され且つ実装対象物の複数の配線部に電気的に接続される複数の第2接続部と、複数の第1接続部および複数の第2接続部を互いに連結する複数の連結部を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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