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公開番号2024165529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081804
出願日2023-05-17
発明の名称ストレージ装置
出願人日立ヴァンタラ株式会社
代理人藤央弁理士法人
主分類G06F 3/06 20060101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】ストレージ装置のコピー性能を改善する。
【解決手段】ストレージ装置は、ホストからのI/O要求を処理する、ストレージコントローラと、ホストのデータを格納する記憶デバイスと、を含む。ストレージコントローラは、複数ボリュームの各ボリュームに対して、周期内で連続する時間帯それぞれのコピー速度レベルを示すスケジュールを格納する。ストレージコントローラは、ストレージコントローラの現在の性能情報を収集してメモリに格納し、スケジュールが示す次の時間帯のコピー速度レベル、及び、性能情報が示す値と閾値との関係、に基づいて、次の時間帯のコピー速度レベルを決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ストレージ装置であって、
ホストからのI/O要求を処理する、ストレージコントローラと、
前記ホストのデータを格納する記憶デバイスと、を含み、
前記ストレージコントローラは、
複数ボリュームの各ボリュームに対して、周期内で連続する時間帯それぞれのコピー速度レベルを示すスケジュールを格納し、
前記ストレージコントローラの現在の性能情報を収集してメモリに格納し、
前記スケジュールが示す次の時間帯のコピー速度レベル、及び、前記性能情報が示す値と閾値との関係、に基づいて、前記次の時間帯のコピー速度レベルを決定する、
ストレージ装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のストレージ装置であって、
前記ストレージコントローラは、
前記複数ボリュームの第1ボリュームのデータを、ネットワークを介してコピー先ストレージ装置にコピーし、
前記コピー先ストレージ装置の現在の性能情報を取得し、
前記第1ボリュームのスケジュールが示す次の時間帯のコピー速度レベル、前記ストレージコントローラの性能情報が示す値と前記閾値との関係、及び前記コピー先ストレージ装置の性能情報が示す値と閾値との関係に基づいて、前記第1ボリュームの次の時間帯のコピー速度レベルを決定する、ストレージ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のストレージ装置であって、
前記ストレージコントローラは、
前記複数ボリュームの第1ボリュームのデータを、ネットワークを介してコピー先ストレージ装置にコピーし、
前記コピー先ストレージ装置の現在の性能情報を取得し、
前記ホストの現在の性能情報を取得し、
前記ネットワークの現在の帯域情報を取得し、
前記第1ボリュームのスケジュールが示す次の時間帯のコピー速度レベル、前記ストレージコントローラの性能情報が示す値と前記閾値との関係、前記コピー先ストレージ装置の性能情報が示す値と閾値との関係、前記ホストの性能情報が示す値と閾値との関係、及び前記帯域情報が示す値と閾値との関係に基づいて、前記第1ボリュームの次の時間帯のコピー速度レベルを決定する、ストレージ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のストレージ装置であって、
前記ストレージコントローラは、
前記性能情報が示す値と前記閾値との関係に基づいて、前記スケジュールが示す前記次の時間帯のコピー速度レベルの維持、増加又は減少の必要性のいずれかを判定し、
前記維持又は増加の必要性に対して前記次の時間帯のコピー速度レベルの維持を決定し、
前記減少の必要性に対して前記次の時間帯のコピー速度レベルの減少を決定する、ストレージ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のストレージ装置であって、
前記ストレージコントローラは、
前記周期において、前記コピー速度レベルの維持、増加又は減少の必要性の判定結果の履歴を作成し、
前記履歴に基づいて、次の周期のためのコピー速度レベルのスケジュールを作成する、ストレージ装置。
【請求項6】
請求項1に記載のストレージ装置であって、
前記周期は一日であり、
前記ストレージコントローラは、先月の日それぞれの前記コピー速度レベルの減少の回数に応じて、今月における特異日を選択し、
前記閾値は、特異日と前記特異日と異なる通常日とのそれぞれに対して定義されている、ストレージ装置。
【請求項7】
請求項5に記載のストレージ装置であって、
前記周期は一日であり、
前記ストレージコントローラは、
先月の日それぞれの前記コピー速度レベルの減少の回数に応じて、今月における特異日を選択し、
前記今月の特異日における前記コピー速度レベルのスケジュールの初期値を、前記先月の特異日であって、コピー速度減少の判定回数が最大の日におけるコピー速度レベルに基づき決定し、
前記今月の前記特異日と異なる通常日における前記コピー速度レベルのスケジュールの初期値を、前記先月の通常日であって、コピー速度増加の判定回数が最小の日におけるコピー速度レベルに基づき決定する、ストレージ装置。
【請求項8】
請求項1に記載のストレージ装置であって、
前記性能情報は複数の項目の値を示し、
前記複数の項目それぞれに前記閾値が設定され、
前記ストレージコントローラは、複数周期において前記コピー速度レベルを減少する起因となった回数が他の項目より少ない項目の値が、対応する閾値に対して所定レベルより低い場合、前記複数周期において前記コピー速度レベルを減少する起因となった回数が他の項目より多い項目の閾値を増加させる、ストレージ装置。
【請求項9】
ストレージ装置におけるコピー制御方法であって、
前記ストレージ装置は、ストレージコントローラを含み、
前記ストレージコントローラは、複数ボリュームの各ボリュームに対して、周期内で連続する時間帯それぞれのコピー速度レベルを示すスケジュールを格納し、
前記コピー制御方法は、
前記ストレージコントローラが、前記ストレージコントローラの現在の性能情報を収集してメモリに格納し、
前記ストレージコントローラが、前記スケジュールが示す次の時間帯のコピー速度レベル、及び、前記性能情報が示す値と閾値との関係、に基づいて、前記次の時間帯のコピー速度レベルを決定する、コピー制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレージ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
本開示の背景技術として、米国特許出願公開第2008/0077735号がある。米国特許出願公開第2008/0077735号には、例えば、「データを格納するよう構成され、最大容量をそれぞれ有する複数のディスク・ドライブ・サブユニットであって、前記ディスク・ドライブ・サブユニットの合計がキャッシュの最大容量を含む、前記ディスク・ドライブ・サブユニットと、前記キャッシュ・ディスク・ストレージの有効容量の、要求されたアップグレード調整に応じるよう構成されているキャッシュ制御器であって、前記キャッシュ制御器は、前記複数のディスク・ドライブ・サブユニットにまたがるアクティブな認識有効容量を提供するファイルシステムに適用可能な容量制限を規定し、前記ディスク・ドライブ・サブユニットそれぞれの前記認識有効容量は、前記キャッシュ・ディスク・ストレージにおいて前記ファイルシステムにより提供される、データ・ストレージのアクティブな認識有効容量の総量と、前記キャッシュの最大容量との関係についてと同じように、前記ディスク・ドライブ・サブユニットの最大容量に対して相当な割合であり、前記容量制限は、前記要求されたアップグレード調整に関連し、前記容量制限は、前記ファイルシステムに関してデータ転送の速度を制御する、前記キャッシュ制御器と、を含む、キャッシュ・ディスク・ストレージ」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2008/0077735号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ストレージ装置には様々な要件のシステムのデータが混在し得る。設計者は様々な要件を考慮して各ボリュームを設計することが求められ、ストレージ装置の性能設計は複雑化している。ストレージ装置におけるホストアクセスの処理性能に影響を与えないようにするため、設計者はバックアップ等のボリュームデータのコピーの性能設計を行うことなくコピー速度を一律低速に設定する、又は、少量の専用CLPR(Cache Logical PaRtition)を設定して運用することが多い。その結果、本来発揮することが可能なコピー性能が発揮されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様のストレージ装置は、ホストからのI/O要求を処理する、ストレージコントローラと、前記ホストのデータを格納する記憶デバイスと、を含み、前記ストレージコントローラは、複数ボリュームの各ボリュームに対して、周期内で連続する時間帯それぞれのコピー速度レベルを示すスケジュールを格納し、前記ストレージコントローラの現在の性能情報を収集してメモリに格納し、前記スケジュールが示す次の時間帯のコピー速度レベル、及び、前記性能情報が示す値と閾値との関係、に基づいて、前記次の時間帯のコピー速度レベルを決定する。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一態様によれば、ストレージ装置のボリュームデータのコピー性能を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本明細書の一実施例の計算機システムの構成例を模式的に示す。
ストレージ装置のハードウェア構成例を示す。
管理装置のハードウェア構成例を示す。
ストレージコントローラ及び管理装置により実行されるソフトウェアの構成例を示す。
ビットマップ管理テーブルの構成例を示す。
使用機能管理テーブルの構成例を示す。
性能情報管理テーブルの構成例を示す。
速度テーブルの構成例を示す。
実行速度管理テーブルの構成例を示す。
速度調整回数及び特異日管理テーブルの構成例を示す。
乖離率管理テーブルの構成例を示す。
リアルタイムのコピー速度調整処理の例のフローチャートを示す。
リアルタイムのコピー速度調整処理の例のフローチャートを示す。
リアルタイムのコピー速度調整処理の例のフローチャートを示す。
リアルタイムのコピー速度調整処理の例のフローチャートを示す。
次の日のバックアップ実行計画の作成処理例のフローチャートを示す。
特異日の判定及び理想値の調整の処理例のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて実施例を説明する。なお、実施例は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、また実施例の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0009】
以下の説明では、「xxxテーブル」の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、テーブル以外のデータ構造で表現されていてもよい。データ構造に依存しないことを示すために「xxxテーブル」を「xxx情報」と呼ぶことができる。また、以下の説明では、要素の識別情報として番号が使用されるが、他種の識別情報(例えば名前、識別子)が使用されてよい。
【0010】
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号における共通符号(又は参照符号)を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、参照符号(又は要素のID)を使用することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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