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公開番号
2024165406
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081581
出願日
2023-05-17
発明の名称
タンクライナー
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
F17C
1/10 20060101AFI20241121BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】ドーム部からの水素透過を抑制しつつ、胴体部の強度を確保できるタンクライナーを提供する。
【解決手段】タンクライナー1は、樹脂材料により形成された円筒状の胴体部11と、胴体部11の軸方向の両端にそれぞれ設けられ、アルミニウム材料により形成されたドーム部12,13とを備える。胴体部11は、軸方向の両端部111,112がドーム部12,13にそれぞれ外挿された状態でドーム部12,13と溶着されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材料により形成された円筒状の胴体部と、
前記胴体部の軸方向の両端にそれぞれ設けられ、アルミニウム材料により形成されたドーム部と、
を備え、
前記胴体部は、軸方向の両端部が前記ドーム部にそれぞれ外挿された状態で前記ドーム部と溶着されていることを特徴とするタンクライナー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンクライナーに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
タンクライナーは、水素タンク等の高圧タンクに用いられており、水素ガスを貯留する空間を構成するものである。タンクライナーは、例えば下記特許文献1に記載のように、円筒状の胴体部と、胴体部の軸方向の両端に設けられたドーム部とを有することが知られている。また、特許文献1に記載のタンクライナーは、アルミニウム合金により形成されており、タンクライナーの疲労強度の向上を図るために、胴体部を径方向外側に膨らむ方向に変形させるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-108937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、タンクライナー全体がアルミニウム合金により形成される場合、水素充填による加圧時に、胴体部変形によるひずみに対し、アルミニウム合金が耐力不足になる。これを補うために、アルミニウム合金を厚板化することが考えられるが、厚板化によって質量が増え、コストアップのみならず、内容積に対する質量の比も大きくなる問題を招く。
【0005】
このような問題を解決するために、タンクライナー全体を樹脂製にすることが検討される。しかし、ライナー全体が樹脂材料により形成される場合、柔軟性の小さい高水素バリア材を採用できないので、ドーム部から水素の透過量が多くなる問題が新たに発生する。
【0006】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、ドーム部からの水素透過を抑制しつつ、胴体部の強度を確保できるタンクライナーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るタンクライナーは、樹脂材料により形成された円筒状の胴体部と、前記胴体部の軸方向の両端にそれぞれ設けられ、アルミニウム材料により形成されたドーム部と、を備え、前記胴体部は、軸方向の両端部が前記ドーム部にそれぞれ外挿された状態で前記ドーム部と溶着されていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るタンクライナーでは、アルミニウム製のドーム部を備えるので、樹脂製のドーム部を用いた場合と比べて、ドーム部からの水素透過を抑制することができる。また、樹脂製の胴体部を備えており、該胴体部はその軸方向の両端部がアルミニウム製のドーム部にそれぞれ外挿された状態でドーム部と溶着されているので、胴体部の強度を確保することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ドーム部からの水素透過を抑制しつつ、胴体部の強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るタンクライナーの構造を示す断面図である。
胴体部と第1ドーム部との接合構造を示す拡大断面図である。
胴体部と第1ドーム部との接合方法を説明するための模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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