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公開番号
2024164931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080670
出願日
2023-05-16
発明の名称
タイヤ用ゴム組成物
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
7/00 20060101AFI20241121BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】天然ゴムを主成分としながら、疲労特性に優れたタイヤ用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】 天然ゴムを60質量%以上含むジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを含む充填剤を20~55質量部、アミン系老化防止剤を3.0質量部以上配合してなり、前記充填剤中、前記シリカが50質量%以上であり、前記アミン系老化防止剤が前記天然ゴムの質量に対し5.0質量%以上であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
天然ゴムを60質量%以上含むジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを含む充填剤を20~55質量部、アミン系老化防止剤を3.0質量部以上配合してなり、前記充填剤中、前記シリカが50質量%以上であり、前記アミン系老化防止剤が前記天然ゴムの質量に対し5.0質量%以上であることを特徴とするタイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記シリカが、籾殻由来のシリカであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記天然ゴムが、エポキシ基を有する変性天然ゴムであることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
請求項1または2に記載のタイヤ用ゴム組成物からなるサイドウォールおよび/またはリムクッションを有することを特徴とするタイヤ。
【請求項5】
前記サイドウォール中の前記アミン系老化防止剤の含有率と、前記サイドウォールに隣接するタイヤ部材中の前記アミン系老化防止剤の含有率との差が6質量%以下であることを特徴とする請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記リムクッション中の前記アミン系老化防止剤の含有率と、前記リムクッションに隣接するタイヤ部材中の前記アミン系老化防止剤の含有率との差が6質量%以下であることを特徴とする請求項4または5に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、天然ゴムを主成分としながら、疲労特性に優れたタイヤ用ゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球資源の保全や環境保護が注目される中、タイヤを構成する材料に関しても、枯渇が懸念される石油由来の製品に代わり、持続可能な天然由来の原料やリサイクルされた原料を使用することによりサーキュラーエコノミーを目指す製品開発が求められている。その1つとして、リサイクル原料が一般的に挙げられるが、リサイクル原料を多く含むゴム組成物ではほとんどの機械的特性が低下するという問題があり、リサイクル原料の適用範囲や使用量は、事実上制限されている状況と言わざるを得ない。
【0003】
このような状況で、タイヤ材料の主要ゴムを石油由来の合成ゴムから天然由来の天然ゴムへ置き換えることが極めて有効である。しかし、天然ゴムは機械的特性に優れる一方で、繰り返し歪に対し亀裂が発生し易いという課題があり、現状これを解決する有効な手段はない。このため、厳しい疲労特性が求められるサイドウォールやリムクッションなどのタイヤ部材に、天然ゴムを多く含有させることは困難であり、サーキュラーエコノミーを目指す製品開発を進展させることができなかった。
【0004】
特許文献1は、オゾンに対するタイヤ表面のクラックと変色を抑制するため、ゴム成分に特定の老化防止剤を配合することを記載する。しかし、特許文献1に記載された発明では、天然ゴムを主成分にしたタイヤ用ゴム組成物の疲労特性を、改善することはできなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/056384号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、天然ゴムを主成分としながら、疲労特性に優れたタイヤ用ゴム組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明のタイヤ用ゴム組成物は、天然ゴムを60質量%以上含むジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを含む充填剤を20~55質量部、アミン系老化防止剤を3.0質量部以上配合してなり、前記充填剤中、前記シリカが50質量%以上であり、前記アミン系老化防止剤が前記天然ゴムの質量に対し5.0質量%以上であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、充填剤としてシリカを多く配合し、同時にアミン系老化防止を多く配合したので、天然ゴムを主成分にしたゴム組成物でありながら、疲労特性に優れ、かつ機械的特性も従来レベル以上に維持向上することができる。
【0009】
前記シリカとして、農業廃棄物である籾殻を燃焼された工程から得られた籾殻由来のシリカを用いることができる。また、天然ゴムとして、エポキシ基を有する変性天然ゴムを用いることができる。これにより、ゴム組成物中の天然由来成分の比率をより高くすることができる。
【0010】
上述したタイヤ用ゴム組成物からなるサイドウォールおよび/またはリムクッションを有するタイヤは、繰り返し歪に対する疲労特性に優れ、亀裂の発生を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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