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公開番号2024164455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023079935
出願日2023-05-15
発明の名称サクサク感を有する食品の包装用袋
出願人株式会社コバヤシ
代理人個人
主分類B65D 65/40 20060101AFI20241120BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】
本発明は、サクサク感を有する食品の包装に適した袋を提供することを目的とする。特には、本発明は、サクサク感の低下を抑制するために有用な袋を提供することを目的とする。また、本発明は、当該袋を、環境に配慮した素材から構成することも目的とする。また、本発明は、内容物を視認しやすいように当該袋を構成することも目的とする。
【解決手段】
本発明は、ポリ乳酸系樹脂フィルムから形成された第一領域と、紙シートから形成された第二領域と、を少なくとも有する、サクサク感を有する食品の包装用袋を提供する。前記包装用袋は、揚げ物様食品の包装用袋であってよい。前記紙シートは、耐油紙、又は、樹脂層と紙層とを有する積層体であってよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリ乳酸系樹脂フィルムから形成された第一領域と、
紙シートから形成された第二領域と、
を少なくとも有する、サクサク感を有する食品の包装用袋。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記包装用袋は、揚げ物様食品の包装用袋である、請求項1に記載の包装用袋。
【請求項3】
前記第一領域及び前記第二領域は接着されており、
当該接着の接着強度は2N以上である、
請求項1又は2に記載の包装用袋。
【請求項4】
前記紙シートは、耐油紙、又は、樹脂層と紙層とを有する積層体である、請求項1又は2に記載の包装用袋。
【請求項5】
前記紙シートの坪量は100g/m

以下である、請求項1又は2に記載の包装用袋。
【請求項6】
前記ポリ乳酸系樹脂フィルムの密度は1.0g/cm

以上である、請求項1又は2に記載の包装用袋。
【請求項7】
前記第一領域及び前記第二領域は、ヒートシールにより接着されている、請求項1又は2に記載の包装用袋。
【請求項8】
前記紙シートは耐油紙である、請求項1又は2に記載の包装用袋。
【請求項9】
前記包装用袋は、収容される食品のサクサク感を維持するために用いられる、請求項1又は2に記載の包装用袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サクサク感を有する食品の包装用袋に関し、特には特定の樹脂フィルムを有する当該包装用袋に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば食品などの内容物を収容するための容器の構造に関して、これまでに様々な技術が提案されている。これらの技術のうちの一つとして、揚げ物包装用の袋に関する技術がある。当該袋は、例えば揚げ物のサクサク感の保持を目的とした技術が適用されていることがある。
【0003】
下記特許文献1には、「防曇剤を含有するポリオレフィンフィルムと耐油性を有する紙とがヒートシールにより接合された接合部を有することを特徴とする食品包装用袋。」(請求項1)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-014525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば揚げ物などのサクサク感を有する食品にとって、そのサクサク感が維持されることは重要である。当該食品は、しばしば袋に入れられた状態で消費者に販売されるところ、その状態は、当該食品のサクサク感を低下させることがある。そのため、サクサク感の低下を防ぐことができる袋が提供されることが望ましい。
【0006】
サクサク感を有する食品は、しばしば袋に収容された状態で陳列される。当該袋は、環境に配慮した素材から構成されることが望ましい。
【0007】
そこで、本発明は、サクサク感を有する食品の包装に適した袋を提供することを目的とする。特には、本発明は、サクサク感の低下を抑制するために有用な袋を提供することを目的とする。また、本発明は、当該袋を、環境に配慮した素材から構成することも目的とする。また、本発明は、内容物を視認しやすいように当該袋を構成することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、特定の構成を有する袋によって、上記課題が解決されることを見出した。
すなわち、本発明は以下を提供する。
[1]ポリ乳酸系樹脂フィルムから形成された第一領域と、
紙シートから形成された第二領域と、
を少なくとも有する、サクサク感を有する食品の包装用袋。
[2]前記包装用袋は、揚げ物様食品の包装用袋である、[1]に記載の包装用袋。
[3]前記第一領域及び前記第二領域は接着されており、
当該接着の接着強度は2N以上である、
[1]又は[2]に記載の包装用袋。
[4]前記紙シートは、耐油紙、又は、樹脂層と紙層とを有する積層体である、[1]~[3]のいずれか一つに記載の包装用袋。
[5]前記紙シートの坪量は100g/m

以下である、[1]~[4]のいずれか一つに記載の包装用袋。
[6]前記ポリ乳酸系樹脂フィルムの密度は1.0g/cm

以上である、[1]~[5]のいずれか一つに記載の包装用袋。
[7]前記第一領域及び前記第二領域は、ヒートシールにより接着されている、[1]~[6]のいずれか一つに記載の包装用袋。
[8]前記紙シートは、耐油紙である、[1]~[7]のいずれか一つに記載の包装用袋。
[9]前記包装用袋は、収容される食品のサクサク感を維持するために用いられる、[1]~[8]のいずれか一つに記載の包装用袋。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、サクサク感を有する食品を包装するために適した袋が提供される。特には、本発明に従う袋によって、収容された食品のサクサク感の低下を防ぐことができる。さらに、本発明の袋は、環境に配慮した素材から構成することができる。例えばポリ乳酸系樹脂フィルムを利用することで石油資源の使用量を減らすことができ、さらに、これは生分解素材であるため、コンポストで堆肥化可能になる。また、紙シートについても、環境に配慮した素材である。さらに、当該袋は、内容物を視認しやすいように構成することができる。
なお、本発明の効果は、ここに記載されたものに限定されず、本明細書内に記載された他の効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
サクサク感を有する食品の包装用袋の一例の模式図である。
サクサク感を有する食品の包装用袋の一例の模式図である。
本発明の包装用袋の変形例の模式図である。
本発明の包装用袋の変形例の模式図である。
本発明の包装用袋の変形例の模式図である。
実験において用いられた各試験例の写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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