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公開番号2024164201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-26
出願番号2024144544,2023074713
出願日2024-08-26,2018-06-15
発明の名称コンバイン
出願人ヤンマーパワーテクノロジー株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類A01D 41/12 20060101AFI20241119BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】キャビンの後方部位におけるメンテナンス性を向上できるようにしたコンバイン を提供する。
【解決手段】コンバイン100は、キャビン14(操縦部)の後方に設けられたグレンタンク51と、キャビン14(操縦部)の後方で且つ左右方向一方側に配置されたプレクリーナ62と、キャビン14(操縦部)の後方で、平面視でプレクリーナ62と重複し、グレンタンク51と重複しない位置に配置された排気ガス浄化装置9と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
操縦部の後方に設けられたグレンタンクと、
前記操縦部の後方で且つ左右方向一方側に配置されたプレクリーナと、
前記操縦部の後方で、平面視で前記プレクリーナと重複し、前記グレンタンクと重複しない位置に配置された排気ガス浄化装置と、
を備えるコンバイン。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記グレンタンクと左右方向一方側に隣接して設けられた脱穀装置を備え、前記排気ガス浄化装置は前記グレンタンクと前記脱穀装置との間に設けられる請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記グレンタンクと前記脱穀装置との間に配置された揚穀装置が、連結部材を介して前記脱穀装置に連結されている請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記排気ガス浄化装置を通過した排気ガスを機外へ案内するテールパイプの後端部が前記連結部材に支持されている請求項3に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記テールパイプの後端が、前記揚穀装置の後端よりも後方に配置されている請求項4に記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気ガス浄化装置が備えられたコンバインに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたコンバインでは、キャビンの後方右側にプレクリーナが配置されるとともに、そのキャビンの後方左側に排気ガス浄化装置が配置されている。そのため、清掃などのメンテナンスを行う際に、これらに対して同時にアクセスすることが難しく、途中で作業姿勢の変更を強いられるなど、効率的に作業を行うことができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-123050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャビンの後方部位におけるメンテナンス性を向上できるようにしたコンバインを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るコンバインは、キャビンの後方に設けられたグレンタンクと、前記グレンタンクと左右方向一方側に隣接して設けられた脱穀装置と、前記キャビンの後方で且つ左右方向一方側に配置されたプレクリーナと、前記グレンタンクと前記脱穀装置との間に設けられ、前記プレクリーナの下方に配置された排気ガス浄化装置と、を備える。かかる構成によれば、プレクリーナ及び排気ガス浄化装置の双方がキャビンの後方で且つ左右方向一方側に配置され、しかも上下に配置されているため、それらに同時にアクセスすることが容易になる。その結果、作業姿勢を変更することなく効率的に作業を行うことができ、キャビンの後方部位におけるメンテナンス性が向上する。
【0006】
前記キャビンに設けられた空調装置に外気を導入するための外気導入口と、前記外気導入口に取り付けられた捕集フィルターと、を備え、前記外気導入口が、前記キャビンの左右方向一方側の壁部に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、プレクリーナと排気ガス浄化装置に加えて、外気導入口に取り付けられた捕集フィルターにも容易にアクセスできるため、メンテナンス性が更に向上する。
【0007】
前記排気ガス浄化装置に被せられるカバー部材を備え、前記カバー部材が、前記排気ガス浄化装置の前方側に設けられた第1開口と、前記排気ガス浄化装置の左右方向一方側に設けられた第2開口とを有し、前記第1開口が前記第2開口よりも小さく形成されていることが好ましい。開口が設けられたカバー部材を被せることにより、塵埃から保護しつつ、排気ガス浄化装置の過熱を抑制できる。作業者は、通常、排気ガス浄化装置に対して前方側(即ち、キャビン側)からアクセスし、左右方向一方側(即ち、脱穀装置側)からはアクセスしないため、第1開口を第2開口よりも小さく形成することで、安全性と通気性の両立を図ることができる。
【0008】
前記グレンタンクと前記脱穀装置との間に配置された揚穀装置が、連結部材を介して前記脱穀装置に連結されており、前記排気ガス浄化装置を通過した排気ガスを機外へ案内するテールパイプの後端部が前記連結部材に支持されていることが好ましい。これにより、脱穀装置の振動がテールパイプに直接的に伝達されないため、テールパイプを強固に支持できる。また、揚穀装置で直接的に支持するのではなく、連結部材でテールパイプを支持することにより、その支持に用いる固定具が、揚穀装置に内蔵されたコンベアなどに干渉する心配がない。
【0009】
前記グレンタンクの後部に、左右方向一方側に向けて膨出した膨出部が形成されており、前記排気ガス浄化装置を通過した排気ガスを機外へ案内するテールパイプの後端が、前記グレンタンクと前記脱穀装置との間に配置された揚穀装置の後端よりも後方に配置され、且つ、前記膨出部の最膨出部位よりも前方に配置されていることが好ましい。これにより、グレンタンクの容量を向上させつつ、排気ガス浄化装置を通過した排気ガスが揚穀装置に吹き付けられることを防ぐうえで都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
コンバインの左側面図
コンバインの右側面図
コンバインの平面図
キャビンの右後方斜視図
脱穀装置と選別装置とを示す縦断面図
プレクリーナ及び排気ガス浄化装置の周辺を示す平面図
プレクリーナ及び排気ガス浄化装置の周辺を示す斜視図
排気ガス浄化装置の左前方斜視図
排気ガス浄化装置の右後方斜視図
排気ガス浄化装置の左後方斜視図
コンバインの伝動構造の一部を示す模式図
エンジンの周辺を示す右前方斜視図
エンジンの周辺を示す右後方斜視図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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