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公開番号
2024162766
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078646
出願日
2023-05-11
発明の名称
情報処理装置
出願人
株式会社NTTドコモ
代理人
弁理士法人朝日特許事務所
主分類
G06Q
50/40 20240101AFI20241114BHJP(計算;計数)
要約
【課題】交通サービスを提供する事業者にとっての効率性を考慮して配車を行う。
【解決手段】第1抽出部321は、交通サービスの提供に利用可能な車両群のうち、取得部31により取得された利用要求によって指定されている乗車及び降車の地点及び日時に対して第1の許容範囲で配車可能な第1の車両を抽出する。第2抽出部322は、交通サービスの提供に利用可能な車両群のうち、利用要求によって指定されている乗車及び降車の地点及び日時に対して第1の許容範囲よりも緩やかな第2の許容範囲で配車可能であり、且つ、配車における効率性が或るレベル以上となる第2の車両を抽出する。付与処理部34は、新規ユーザに対して第2の車両を用いた配車が行われた場合に、その第2の車両の利用に応じた特典を新規ユーザに付与するための処理を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を新規に利用する新規ユーザのユーザ端末から、車両に乗車及び降車する地点及び日時を指定した利用要求を取得する取得部と、
利用の予定又は既に利用がされている車両を含む車両群のうち、前記利用要求によって指定されている乗車及び降車の地点及び日時に対して第1の許容範囲で配車可能な第1の車両を抽出する第1抽出部と、
利用の予定又は既に利用がされている車両を含む車両群のうち、前記利用要求によって指定されている乗車及び降車の地点及び日時に対して前記第1の許容範囲よりも緩やかな第2の許容範囲で配車可能であり、且つ、配車における効率性が或るレベル以上となる第2の車両を抽出する第2抽出部と、
前記第1抽出部によって抽出された前記第1の車両を用いた配車に関する情報、及び、前記第2抽出部によって抽出された前記第2の車両を用いた配車に関する情報と、前記第2の車両の利用に応じて前記新規ユーザに付与される特典に関する情報とを、前記ユーザ端末に出力する出力部と、
前記ユーザ端末において前記第1の車両を用いた配車又は前記第2の車両を用いた配車のいずれかが前記新規ユーザによって選択された場合に、選択された配車を行うための処理を行う配車処理部と、
前記第2の車両を用いた配車が行われた場合に、当該第2の車両の利用に応じた特典を前記新規ユーザに付与するための処理を行う付与処理部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記配車における効率性は、前記第2の車両を用いた配車が行われた場合に各ユーザが各車両に乗車するまでの時間と、前記第2の車両を用いた配車が行われた場合に各車両が各経路を走行するのに要する時間との和を用いて算出される
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記付与処理部は、前記出力部により出力された前記第2の車両を用いた配車が行われた場合に、当該第2の車両の利用を予約している又は当該第2の車両を現時点で既に利用している既存ユーザに特典を付与するための処理を行う
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記付与処理部は、配車における効率性の大きさに応じた価値の特典を付与する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記付与処理部は、前記第2の車両を用いた配車が行われた場合に前記新規ユーザ又は前記既存ユーザに要求される負担の大きさに応じた価値の特典を付与する
ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2抽出部は、前記第2の許容範囲で配車可能であり、且つ、配車における効率性が或るレベル以上となる複数の第2の車両を抽出し、
前記出力部は、前記第2抽出部によって抽出された複数の前記第2の車両を用いた配車に関する情報と、各々の前記第2の車両の利用に応じて前記新規ユーザに付与される特典に関する情報とを関連付けて前記ユーザ端末に出力する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第2抽出部は、或る規則に従って変更される前記第2の許容範囲を用いて前記抽出を行う
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第2抽出部は、車両が配車される地域に応じて変更される前記第2の許容範囲を用いて前記抽出を行う
ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第2抽出部は、車両が配車されるときの時間帯又は天候に応じて変更される前記第2の許容範囲を用いて前記抽出を行う
ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第2抽出部は、前記新規ユーザの属性に応じて変更される前記第2の許容範囲を用いて前記抽出を行う
ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンデマンド型の交通サービスにおいてユーザに対する配車を行うための技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
オンデマンド型の交通サービスの開発が進んでいる。例えば特許文献1には、複数の乗客が相乗りする車両において、複数の乗客の各々が希望する乗車時刻及び降車時刻に基づいて乗客を乗車又は降車させながら運行する運行計画を生成する場合に、新たな乗客の需要に関連する需要情報、又は車両の供給に関する供給情報に基づいて、乗客の乗車料金を設定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2020/262673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オンデマンド型の交通サービスにおいては、その交通サービスを提供する事業者にとっての配車の効率性も重要である。事業者にとっての配車の効率性とは、その事業者が配車を行うに際して各車両が効率的に利用されることである。
【0005】
そこで、本発明は、交通サービスを提供する事業者にとっての効率性を考慮して配車を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、車両を新規に利用する新規ユーザのユーザ端末から、車両に乗車及び降車する地点及び日時を指定した利用要求を取得する取得部と、利用の予定又は既に利用がされている車両を含む車両群のうち、前記利用要求によって指定されている乗車及び降車の位置及び日時に対して第1の許容範囲で配車可能な第1の車両を抽出する第1抽出部と、利用の予定又は既に利用がされている車両を含む車両群のうち、前記利用要求によって指定されている乗車及び降車の位置及び日時に対して前記第1の許容範囲よりも緩やかな第2の許容範囲で配車可能であり、且つ、配車における効率性が或るレベル以上となる第2の車両を抽出する第2抽出部と、前記第1抽出部によって抽出された前記第1の車両を用いた配車に関する情報、及び、前記第2抽出部によって抽出された前記第2の車両を用いた配車に関する情報と、前記第2の車両の利用に応じて前記新規ユーザに付与される特典に関する情報とを、前記ユーザ端末に出力する出力部と、前記ユーザ端末において前記第1の車両を用いた配車又は前記第2の車両を用いた配車のいずれかが前記新規ユーザによって選択された場合に、選択された配車を行うための処理を行う配車処理部と、前記第2の車両を用いた配車が行われた場合に、当該第2の車両の利用に応じた特典を前記新規ユーザに付与するための処理を行う付与処理部とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、交通サービスを提供する事業者にとっての効率性を考慮して配車を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る車両管理システム1の構成の一例を示すブロック図である。
同実施形態に係るユーザ端末10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
同実施形態に係る車載端末20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
同実施形態に係るサーバ装置30のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
サーバ装置30の機能構成の一例を示すブロック図である。
同実施形態において、新規ユーザによる車両の利用要求に応じて配車を行うときの一例を説明する図である。
同実施形態において、新規ユーザによる車両の利用要求に応じて配車を行うときの一例を説明する図である。
同実施形態において、新規ユーザによる車両の利用要求に応じて配車を行うときの一例を説明する図である。
同実施形態において、新規ユーザによる車両の利用要求に応じて配車を行うときの一例を説明する図である。
同実施形態において、新規ユーザによる車両の利用要求に応じて配車を行うときの一例を説明する図である。
サーバ装置30の動作を例示するフローチャートである。
ユーザ端末10に表示される画面を例示する図である。
変形例において第2抽出部が記憶する内容を例示する図である。
変形例において第2抽出部が記憶する内容を例示する図である。
変形例において第2抽出部が記憶する内容を例示する図である。
変形例において第2抽出部が記憶する内容を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る車両管理システム1の一例を示す図である。車両管理システム1は、交通サービス事業者が複数のユーザに対してオンデマンド型の交通サービスを提供するためのシステムである。車両管理システム1は、複数の車両にそれぞれ乗降する複数の乗客(つまり交通サービスの提供先となるユーザ)がそれぞれ利用する通信端末としてそれぞれ機能する複数のユーザ端末10と、複数の車両において各運転者が利用する通信端末としてそれぞれ機能する複数の車載端末20と、交通サービス事業者によって管理されるサーバ装置30とを備える。サーバ装置30は、本発明に係る情報処理装置として機能する。
【0010】
ネットワーク2は、これらユーザ端末10、車載端末20及びサーバ装置30を相互に通信可能に接続する。ネットワーク2は、例えばLAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)、若しくはこれらの組み合わせであり、有線区間又は無線区間を含んでいる。ネットワーク2は、例えば第5世代移動通信システムに準拠したネットワークであることが望ましいが、必ずしもこれに限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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