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公開番号2024150916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023063961
出願日2023-04-11
発明の名称メモリ制御装置
出願人三菱電機モビリティ株式会社
代理人
主分類G06F 12/00 20060101AFI20241017BHJP(計算;計数)
要約【課題】プログラムを追加・更新する前に、不揮発性メモリの寿命を推測できるメモリ制御装置を得る。
【解決手段】不揮発性メモリ102に記憶されるとともに不揮発性メモリ102へ書き込むアプリA201a~アプリC201cを有し、各アプリからの書き込みを制御するメモリ制御部202が、不揮発性メモリ102の寿命を算出する構成であり、メモリ制御部202は、不揮発性メモリ102に記憶された各アプリの変更に当たって、第一の期間における不揮発性メモリ102へ要求した書き込み量と、不揮発性メモリ102に実際に書き込まれた書き込み量の実際値に基づき、第一の期間とは別の第二の期間における不揮発性メモリへ要求する書き込み量と、不揮発性メモリ102に実際に書き込まれる書き込み量の実際値とを推測して、不揮発性メモリ102の寿命を算出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
不揮発性メモリに記憶されるとともに、上記不揮発性メモリへの書き込みを行うアプリケーションプログラム、
このアプリケーションプログラムによる不揮発性メモリへの書き込みを制御するとともに、上記不揮発性メモリの寿命を算出するメモリ制御部を備え、
上記メモリ制御部は、上記不揮発性メモリに記憶された上記アプリケーションプログラムの変更に当たって、予め定められた第一の期間における上記不揮発性メモリへ要求した書き込み量と、上記不揮発性メモリに実際に書き込まれた書き込み量の実際値に基づき、第一の期間とは別の第二の期間における上記不揮発性メモリへ要求する書き込み量と、上記不揮発性メモリに実際に書き込まれる書き込み量の実際値とを推測して、上記不揮発性メモリの寿命を算出することを特徴とするメモリ制御装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
上記メモリ制御部は、上記変更するアプリケーションプログラムのサイズ、更新頻度を加味して、第二の期間における上記不揮発性メモリに実際に書き込まれる書き込み量の実際値を推測することを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
【請求項3】
上記メモリ制御部は、上記不揮発性メモリの書き込み可能量を算出し、この書き込み可能量と、上記不揮発性メモリに実際に書き込まれる書き込み量の実際値とを用いて、上記寿命を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置。
【請求項4】
上記メモリ制御部は、上記不揮発性メモリへ要求した書き込み量と、対応する上記不揮発性メモリに実際に書き込まれた書き込み量の実際値との比である書き込み効率を用いて、第二の期間における上記書き込み量の実際値を推測することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置。
【請求項5】
上記アプリケーションプログラムは、複数であり、
上記メモリ制御部は、変更されるアプリケーションプログラムを含む複数のアプリケーションプログラムの組み合わせに応じて、上記不揮発性メモリの書き込み効率を推測することを特徴とする請求項4に記載のメモリ制御装置。
【請求項6】
上記メモリ制御部は、電源状態が変化した場合に、上記不揮発性メモリの書き込み効率を算出することを特徴とする請求項4に記載のメモリ制御装置。
【請求項7】
上記不揮発性メモリの寿命をユーザーに通知する表示部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置。
【請求項8】
車両に搭載されていることを特徴とするから請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置。
【請求項9】
OTA機能を保有する機器に搭載されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、メモリ制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、OTA(Over The Air)で、車載ECU(Electronic Control Unit)のプログラムを更新・追加する方法が考案されている。(特許文献1)
一方、車載ECUに搭載される不揮発性メモリの書き込み回数には制限があり、不揮発性メモリを搭載した車載ECUに、上述のように、OTAでプログラムを追加・更新する場合、不揮発性メモリの書き込み回数が増加し、自動車のような長寿命の製品においては、自動車が寿命を迎える前に不揮発性メモリの寿命を超過することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-197079号公報(第7~10頁、第2図)
特開2020-154674号公報(第8~19頁、第4図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この問題に関し、特許文献2には、インストール済みのプログラムに対して、単位時間あたりのメモリの書き込み回数から所定期間におけるメモリの書き込み回数を予測し、書き込み頻度を調整することで、メモリの書き込み回数の制限を超過することを防止する方法が記載されている。
しかしながら、引用文献2の方法では、プログラムを追加・更新する前に、不揮発性メモリの寿命を予測できない、という問題があった。
【0005】
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、プログラムを追加・更新する前に、不揮発性メモリの寿命を推測できるメモリ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に開示されるメモリ制御装置は、不揮発性メモリに記憶されるとともに、不揮発性メモリへの書き込みを行うアプリケーションプログラム、このアプリケーションプログラムによる不揮発性メモリへの書き込みを制御するとともに、不揮発性メモリの寿命を算出するメモリ制御部を備え、メモリ制御部は、不揮発性メモリに記憶されたアプリケーションプログラムの変更に当たって、予め定められた第一の期間における不揮発性メモリへ要求した書き込み量と、不揮発性メモリに実際に書き込まれた書き込み量の実際値に基づき、第一の期間とは別の第二の期間における不揮発性メモリへ要求する書き込み量と、不揮発性メモリに実際に書き込まれる書き込み量の実際値とを推測して、不揮発性メモリの寿命を算出するものである。
【発明の効果】
【0007】
本願に開示されるメモリ制御装置によれば、プログラムを追加・更新する前に、不揮発性メモリの寿命を推測することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1によるメモリ制御装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1によるメモリ制御装置のCPUが実行する制御プログラムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1によるメモリ制御装置の制御部の不揮発性メモリの寿命算出動作を示すシーケンス図である。
実施の形態1によるメモリ制御装置における制御プログラムのアプリA~Cの書き込み効率と書き込み量を示す図である。
実施の形態1によるメモリ制御装置における制御プログラムのアプリDのサイズ、更新頻度および書き込み効率を示す図である。
実施の形態1によるメモリ制御装置における制御プログラムのアプリDの書き込み効率と書き込み量を示す図である。
実施の形態2によるメモリ制御装置のメモリ制御部202の不揮発性メモリ102の寿命算出動作を示すシーケンス図である。
実施の形態3によるメモリ制御装置のメモリ制御部202の電源状態変化時の書き込み効率算出動作を示すシーケンス図である。
実施の形態3によるメモリ制御装置のメモリ制御部202の不揮発性メモリ102の寿命算出動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
以下に、実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1によるメモリ制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、メモリ制御装置100は、後述するCPU(Central Processing Unit)101、不揮発性メモリ102、通信I/F(interface)103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、表示部106、電源107を有する。
このメモリ制御装置100は、車両のような長寿命で、ユーザーにより使用方法が異なる製品、およびプログラムの追加・更新頻度が高いOTA機能を有する機器への搭載に適している。
【0010】
CPU101は、メモリ制御装置100の全体を制御する。このため、CPU101は、RAM104に置かれた命令コードを逐次実行、不揮発性メモリ102およびROM105へのアクセス制御、通信I/F103を介したメモリ制御装置100の外部との通信、表示部106を介したユーザーへの通知を行う。
通信I/F103は、メモリ制御装置100の外部との通信を行うものであり、例えば、CAN(Controller Area Network)、Ethernet(登録商標)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、PCIe(Peripheral Component Interconnect-Express)が使用される。
(【0011】以降は省略されています)

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