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公開番号2024151441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064758
出願日2023-04-12
発明の名称水素配送システム
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類G06Q 10/083 20240101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約【課題】燃料電池装置からの排水を家庭内で有効利用しつつ、水素カートリッジの配送コストの上昇を抑制する。
【解決手段】燃料電池装置3と、燃料電池装置3から排出される水に複数種類のミネラル成分を調合して混ぜ合わせることでミネラルウォーターを生成する調合器5と、に対して通信可能に接続された中央管理サーバー10は、配送業者用情報端末18に、交換用の水素カートリッジ3aと他の配送物20,21のうち少なくとも交換用の水素カートリッジ3aの、ユーザー宅2への配送を依頼する情報を送信する配送依頼情報送信手段と、他の配送物20,21に組み合わせるのに最適なミネラルウォーターを生成するために必要な複数種類のミネラル成分の調合レシピ情報を導き出す調合レシピ導出手段と、調合レシピ導出手段によって導き出された調合レシピ情報を調合器5に送信する調合レシピ情報送信手段と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池用の水素が充填された水素カートリッジが着脱自在に構成された燃料電池装置が設置されているユーザー宅に、交換用の水素カートリッジと、他の配送物と、を一緒に配送する水素配送システムであって、
前記燃料電池装置は、使用中の前記水素カートリッジの残量データを管理する残量管理部と、発電時に生成される水を貯留して排出する排水設備部と、を有しており、
前記ユーザー宅には、前記排水設備部から排出される水に、複数種類のミネラル成分を調合して混ぜ合わせることでミネラルウォーターを生成する調合器が設置されており、
前記他の配送物は、前記調合器によって生成された前記ミネラルウォーターと組み合わせられてユーザーによって消費又は利用されるものであり、
前記燃料電池装置及び前記調合器と通信可能に接続された中央管理サーバーと、
前記中央管理サーバーと通信可能に接続され、前記交換用の水素カートリッジと前記他の配送物を一緒に配送する配送業者が使用する配送業者用情報端末と、を備え、
前記中央管理サーバーは、
使用中の前記水素カートリッジの残量が少なくなった場合に、前記配送業者用情報端末に、前記交換用の水素カートリッジと前記他の配送物のうち少なくとも前記交換用の水素カートリッジの、ユーザー宅への配送を依頼する情報を送信する配送依頼情報送信手段と、
前記他の配送物に組み合わせるのに最適なミネラルウォーターを生成するために必要な複数種類のミネラル成分の調合レシピ情報を導き出す調合レシピ導出手段と、
前記調合レシピ導出手段によって導き出された前記調合レシピ情報を、前記調合器に送信する調合レシピ情報送信手段と、を有していることを特徴とする水素配送システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水素配送システムにおいて、
前記中央管理サーバーと通信可能に接続され、前記ユーザー宅に居住するユーザーが使用するユーザー用情報端末を備え、
前記中央管理サーバーは、
前記残量管理部から、使用中の前記水素カートリッジの交換を促すトリガー情報を取得するトリガー情報取得手段と、
前記トリガー情報を取得したことを契機にして、ユーザーに提案する前記他の配送物の候補を選定するのに必要な選定情報を外部から取得する選定情報取得手段と、
前記選定情報取得手段によって取得した前記選定情報に基づいて、ユーザーに提案する前記他の配送物の候補の選定を行う選定手段と、
前記選定手段によって選定された前記他の配送物の候補情報を前記ユーザー用情報端末に送信する候補情報送信手段と、
前記ユーザー用情報端末から、前記他の配送物の候補情報についてのユーザーの諾否に係る情報を取得する諾否情報取得手段と、有しており、
前記配送依頼情報送信手段は、
前記諾否情報取得手段によって、前記他の配送物の候補情報についてのユーザーの諾否に係る情報を取得し、
前記他の配送物の候補情報についてユーザーが承諾した場合に、前記配送業者用情報端末に、前記交換用の水素カートリッジと前記他の配送物の、ユーザー宅への配送を依頼する情報を送信し、
前記他の配送物の候補情報についてユーザーが承諾しない場合は、前記配送業者用情報端末に、前記交換用の水素カートリッジのみ、ユーザー宅への配送を依頼する情報を送信することを特徴とする水素配送システム。
【請求項3】
請求項2に記載の水素配送システムにおいて、
前記選定情報は、前記ユーザー宅に設置された設備の利用状況に係る情報であることを特徴とする水素配送システム。
【請求項4】
請求項2に記載の水素配送システムにおいて、
前記選定情報は、前記ユーザー宅に居住するユーザーに係る将来のイベント情報であることを特徴とする水素配送システム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の水素配送システムにおいて、
前記他の配送物は、料理の材料であることを特徴とする水素配送システム。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか一項に記載の水素配送システムにおいて、
前記他の配送物は、生花・鉢花・観葉植物等の植物であることを特徴とする水素配送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水素配送システムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料電池と、燃料電池の発電に伴って生成された水を貯留する貯水タンクと、を有する燃料電池ユニットが開示されている。このような燃料電池ユニットでは、排水弁を閉じて水排出路を閉じることで、貯水タンクに水が貯留され、排水弁を開いて水排出路を開くことで、貯水タンクに貯留された水が外部へ排出される。
【0003】
また、特許文献2には、燃料電池本体に水素を供給するための水素カートリッジと、水素カートリッジが装着された燃料電池本体と、を備える燃料電池装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-009572号公報
特開2005-129495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、燃料電池装置が普及してきており、住宅への燃料電池装置の導入も徐々に増えている。そこで、燃料電池装置からの排水を、家庭内で有効利用することが望まれている。
また、燃料電池装置のユーザーは、水素カートリッジを交換する際に、新しい水素カートリッジを入手する必要がある。ところが、例えば1本の水素カートリッジだけを配送するとなると、当然、配送に係る単価が高くなる。そして、その配送コストが水素カートリッジの料金に反映されてしまうと、水素カートリッジの料金に割高感を覚えるユーザーが増えてしまい、燃料電池装置の今後一層の普及を妨げる要因にもなりかねない。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、水素カートリッジの配送と、燃料電池装置からの排水を利用できる他の配送物の配送を一緒に行うことで、燃料電池装置からの排水を家庭内で有効利用しつつ、水素カートリッジの配送コストの上昇を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図5に示すように、燃料電池用の水素が充填された水素カートリッジが着脱自在に構成された燃料電池装置3が設置されているユーザー宅2に、交換用の水素カートリッジ3aと、他の配送物20,21と、を一緒に配送する水素配送システムであって、
前記燃料電池装置3は、使用中の前記水素カートリッジの残量データを管理する残量管理部3bと、発電時に生成される水を貯留して排出する排水設備部4と、を有しており、
前記ユーザー宅2には、前記排水設備部4から排出される水に、複数種類のミネラル成分を調合して混ぜ合わせることでミネラルウォーターを生成する調合器5が設置されており、
前記他の配送物20,21は、前記調合器5によって生成された前記ミネラルウォーターと組み合わせられてユーザーによって消費又は利用されるものであり、
前記燃料電池装置3及び前記調合器5と通信可能に接続された中央管理サーバー10と、
前記中央管理サーバー10と通信可能に接続され、前記交換用の水素カートリッジ3aと前記他の配送物20,21を一緒に配送する配送業者が使用する配送業者用情報端末18と、を備え、
前記中央管理サーバー10は、
使用中の前記水素カートリッジの残量が少なくなった場合に、前記配送業者用情報端末18に、前記交換用の水素カートリッジ3aと前記他の配送物20,21のうち少なくとも交換用の水素カートリッジ3aの、ユーザー宅2への配送を依頼する情報を送信する配送依頼情報送信手段と、
前記他の配送物20,21に組み合わせるのに最適なミネラルウォーターを生成するために必要な複数種類のミネラル成分の調合レシピ情報を導き出す調合レシピ導出手段と、
前記調合レシピ導出手段によって導き出された前記調合レシピ情報を、前記調合器5に送信する調合レシピ情報送信手段と、を有していることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、配送依頼情報送信手段によって、使用中の水素カートリッジの残量が少なくなった場合に、配送業者用情報端末18に、交換用の水素カートリッジ3aと他の配送物20,21のうち少なくとも交換用の水素カートリッジ3aの、ユーザー宅2への配送を依頼する情報を送信するので、交換用の水素カートリッジ3aの配送と、他の配送物20,21の配送と、を一緒に行うことが可能となる。
そして、調合器5は、燃料電池装置3における排水設備部4から排出される水に、複数種類のミネラル成分を調合して混ぜ合わせることでミネラルウォーターを生成し、他の配送物20,21は、調合器5によって生成されたミネラルウォーターと組み合わせられてユーザーによって消費又は利用されるので、燃料電池装置3からの排水を、他の配送物20,21と組み合わせて家庭内で有効利用することができる。
これにより、燃料電池装置3からの排水を家庭内で有効利用しつつ、水素カートリッジ3aの配送コストの上昇を抑制することができ、結果的に、燃料電池装置3の今後一層の普及に貢献できる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、例えば図1~図5に示すように、請求項1に記載の水素配送システムにおいて、
前記中央管理サーバー10と通信可能に接続され、前記ユーザー宅2に居住するユーザーUが使用するユーザー用情報端末15を備え、
前記中央管理サーバー10は、
前記残量管理部3bから、使用中の前記水素カートリッジの交換を促すトリガー情報を取得するトリガー情報取得手段と、
前記トリガー情報を取得したことを契機にして、ユーザーUに提案する前記他の配送物20,21の候補を選定するのに必要な選定情報を外部から取得する選定情報取得手段と、
前記選定情報取得手段によって取得した前記選定情報に基づいて、ユーザーUに提案する前記他の配送物20,21の候補の選定を行う選定手段と、
前記選定手段によって選定された前記他の配送物20,21の候補情報を前記ユーザー用情報端末15に送信する候補情報送信手段と、
前記ユーザー用情報端末15から、前記他の配送物20,21の候補情報についてのユーザーUの諾否に係る情報を取得する諾否情報取得手段と、有しており、
前記配送依頼情報送信手段は、
前記諾否情報取得手段によって、前記他の配送物20,21の候補情報についてのユーザーUの諾否に係る情報を取得し、
前記他の配送物20,21の候補情報についてユーザーUが承諾した場合に、前記配送業者用情報端末18に、前記交換用の水素カートリッジ3aと前記他の配送物20,21の、ユーザー宅2への配送を依頼する情報を送信し、
前記他の配送物20,21の候補情報についてユーザーUが承諾しない場合は、前記配送業者用情報端末18に、前記交換用の水素カートリッジ3aのみ、ユーザー宅2への配送を依頼する情報を送信することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、中央管理サーバー10は、使用中の水素カートリッジの交換を促すトリガー情報を取得したことを契機にして、ユーザーUに提案する他の配送物20,21の候補を選定するのに必要な選定情報を外部から取得し、取得した選定情報に基づいて、ユーザーUに提案する他の配送物20,21の候補の選定を行うので、厳選された他の配送物20,21の候補を選定することができ、無作為に選定される場合に比して、ユーザーUからの承諾を得やすくなる。これにより、交換用の水素カートリッジ3aと他の配送物20,21とを一緒に配送する機会が増えるので、水素カートリッジ3aの配送コストの上昇を一層抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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