TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024162037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077188
出願日
2023-05-09
発明の名称
アクリル系樹脂、樹脂組成物及びホットメルト接着剤
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
20/10 20060101AFI20241114BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明の目的は、従来品に比べて加熱による増粘や変色が少なく、外観が良好で、VOCの含有量が少ないアクリル系樹脂、樹脂組成物及びホットメルト接着剤を提供することにある。
【解決手段】40質量%水溶液としたときのpHが4.0以上8.0以下であり、アルカリ性化合物を含まないアクリル系樹脂。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
40質量%水溶液としたときのpHが4.0以上8.0以下であり、
アルカリ性化合物を含まない、アクリル系樹脂。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
(メタ)アクリル系単量体由来の構成単位を有する共重合体を含む、請求項1に記載のアクリル系樹脂。
【請求項3】
一次粒子の体積平均粒子径が0.1~10μmであり、二次粒子の体積平均粒子径が20~80μmである請求項1または請求項2に記載のアクリル系樹脂。
【請求項4】
質量平均分子量が10万以下である請求項1または請求項2に記載のアクリル系樹脂。
【請求項5】
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート由来の構成単位を有する請求項1または請求項2に記載のアクリル系樹脂。
【請求項6】
数平均分子量1000のポリプロピレングリコールに前記アクリル系樹脂を10質量%濃度となる様に混合し、60℃、60分間の撹拌を行った際に前記アクリル系樹脂が可溶である、請求項1または請求項2に記載のアクリル系樹脂。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の樹脂と、ポリアルキレングリコールとを含む、樹脂組成物。
【請求項8】
前記ポリアルキレングリコールの数平均分子量が200~5000である、請求項7に記載の樹脂組成物。
【請求項9】
更にポリエステルポリオールを含む請求項7に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
更にイソシアネートを含む、請求項9に記載の樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクリル系樹脂、樹脂組成物及びホットメルト接着剤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ホットメルト接着剤は、室温では固体または半固体であり、加熱により溶融して流動性を持つようになる接着剤である。特に、イソシアネート基を末端に有するウレタンプレポリマーを主成分とするものを反応性ホットメルト接着剤といい、その多くは湿気硬化性ウレタン接着剤であり、通常、ポリオール成分とイソシアネート成分を縮合重合させた、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー形態のものである。
【0003】
これらの反応性ホットメルト接着剤は、加熱溶融状態で基材へ塗布され、冷却固化した後に、イソシアネート基と水との化学的架橋反応による湿気硬化が起き、強靭な、耐熱性及び耐薬品性を持つ皮膜(接着層)を形成する。
【0004】
従来の反応性ホットメルト接着剤は、湿気硬化により化学的架橋が形成された際には優れた接着性を発現するが、塗布直後は化学的架橋が殆ど起こらないという課題を有していた。また、加熱溶融直後は接着剤の温度も高く、熱可塑性ポリマーの特性上、流動性があるため、基材への初期接着強度が充分でないという課題を有していた。なお、初期接着強度とは、基材へ塗布した後、湿気硬化する前の接着強度のことを意味する。更に従来の反応性ホットメルト接着剤は、加熱溶融直後では接着剤が黄変して外観を悪化させてしまうという課題を有していた。
初期接着強度を高くする手段として、熱可塑性樹脂をホットメルト接着剤に配合し、初期接着力を向上させる方法が知られている。
特許文献1には、ポリアルキレングリコールに容易に溶解する反応性ホットメルト接着剤用のアクリル系樹脂粉体が開示されている。
【0005】
反応性ホットメルト接着剤は、使用用途に合わせた接着剤を塗布する機械により、熱をかけて溶解され塗布される。このとき、熱が一定時間加わることで接着剤の増粘があると、塗布工程における作業不良が起こるため好ましくない。また、変色があると家具向けなど人が目にする用途において外観不良となる。
更に近年、化学物質から発生する揮発性有機化合物であるVOC(Volatile Organic Compounds)は問題視されており、各国で規制が厳しくなってきている。反応性ホットメルト接着剤用のアクリル樹脂も、低分子量のVOCをできるだけ含まない製品の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2018/012234号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような課題を解決すべくなされたものである。即ち、本発明の目的は、従来品に比べて加熱による増粘や変色が少なく、外観が良好で、VOCの含有量が少ないアクリル系樹脂粉体、樹脂組成物及びホットメルト接着剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の[1]~[13]を要旨とする。
[1]40質量%水溶液としたときのpHが4.0以上8.0以下であり、アルカリ性化合物を含まない、アクリル系樹脂。
[2](メタ)アクリル系単量体由来の構成単位を有する共重合体を含む、[1]に記載のアクリル系樹脂。
[3]一次粒子の体積平均粒子径が0.1~10μmであり、二次粒子の体積平均粒子径が20~80μmである、[1]または[2]に記載のアクリル系樹脂。
[4]質量平均分子量が10万以下である、[1]~[3]の何れか一項に記載のアクリル系樹脂。
[5]ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート由来の構成単位を有する、[1]~[4]の何れか一項に記載のアクリル系樹脂。
[6]数平均分子量1000のポリプロピレングリコールに前記アクリル系樹脂を10質量%濃度となる様に混合し、60℃、60分間の撹拌を行った際に前記アクリル系樹脂が可溶である、[1]~[5]の何れか一項に記載のアクリル系樹脂。
[7][1]~[6]の何れか一項に記載の樹脂と、ポリアルキレングリコールとを含む、樹脂組成物。
[8]前記ポリアルキレングリコールの数平均分子量が200~5000である、[7]に記載の樹脂組成物。
[9]更にポリエステルポリオールを含む[7]または[8]に記載の樹脂組成物。
[10]更にイソシアネートを含む、[7]~[9]の何れか一項に記載の樹脂組成物。
[11][7]~[10]の何れか一項に記載の樹脂組成物を含む、ホットメルト接着剤。
[12][7]~[10]の何れか一項に記載の樹脂組成物の、ホットメルト接着剤を製造するための使用。
[13][7]~[10]の何れか一項に記載の樹脂組成物の加熱溶融物である、ホットメルト接着剤。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、従来品に比べて加熱による増粘や変色が少なく、外観が良好で、VOCの含有量が少ないアクリル系樹脂粉体、樹脂組成物及びホットメルト接着剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、特に断らない限り、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載された数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
「(メタ)アクリル」は、アクリルとメタアクリルの総称である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
延伸物
2か月前
東ソー株式会社
射出成形体
25日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
3か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
3か月前
東ソー株式会社
押出成形体
12日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
ブロー成形体
1か月前
株式会社トクヤマ
樹脂組成物
2か月前
三菱ケミカル株式会社
テープ
4か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
18日前
日本化薬株式会社
樹脂微粒子
4か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
4か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
4か月前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
19日前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
4か月前
オムロン株式会社
電子部品
2か月前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
4か月前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
1か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
4か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1日前
花王株式会社
樹脂組成物
13日前
ヤマハ株式会社
重縮合体
13日前
東レ株式会社
繊維強化樹脂中空構造体
4か月前
NOK株式会社
EPDM組成物
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
29日前
花王株式会社
乳化組成物
4か月前
住友精化株式会社
粘性組成物の製造方法
3か月前
JNC株式会社
白色熱硬化性樹脂組成物
4か月前
アイカ工業株式会社
メラミン樹脂発泡体
3か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
4日前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
19日前
株式会社スリーボンド
硬化性樹脂組成物
2か月前
東洋紡株式会社
積層ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
1日前
株式会社大阪ソーダ
ゴム加硫物の製造方法
2か月前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
3か月前
続きを見る
他の特許を見る