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公開番号
2024161726
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076691
出願日
2023-05-08
発明の名称
剥離試験装置
出願人
協和界面科学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
19/04 20060101AFI20241113BHJP(測定;試験)
要約
【課題】試験精度を確保しつつ、簡易な構成によって剥離角度を容易に変更可能な剥離試験装置を提供する。
【解決手段】
試験膜Tが貼り付けられる被着面1xを形成する被着体1と、被着体1を支持する基台2と、基台2上で試験膜Tの一端Taを保持する試験膜保持体3と、基台2上に配置されて被着体1を基台2に対して直線的に移動させる直進移動体5と、直進移動体5に対して被着体1を回動可能とする回動支持体6と、直進移動体5および回動支持体6に対して被着体1を被着面1xの面長さ方向D1にスライド移動させるスライド移動機構7と、試験膜Tが被着面1xから剥離する際の荷重を測定する荷重測定器4とを備える。スライド移動機構7は、方向変換部材15と、方向変換部材15に巻き回されて被着体1をスライド移動させる曲げ変形可能な伝達部材16と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
面長さ方向に延びる被着面に該面長さ方向に沿って試験膜が貼り付けられた状態で、該被着面から離間した前記試験膜の一端を引っ張って該試験膜を該被着面から剥離させる剥離試験装置であって、
前記被着面を形成する被着体と、
前記被着体を支持する基台と、
前記基台上に配置されて、前記試験膜における前記一端を保持する試験膜保持体と、
前記基台上に配置されて、前記被着体が前記試験膜保持体に近接離間する方向となる縦方向に、該被着体を前記基台に対して直線的に移動させる直進移動体と、
前記直進移動体と前記被着体との間に介在されて、前記直進移動体に対して前記被着体を、前記面長さ方向および前記縦方向に交差するとともに前記被着面に貼り付けられた前記試験膜の膜幅方向となる高さ方向に延びる回動中心軸線回りに回動可能とする回動支持体と、
前記直進移動体および前記回動支持体に対して前記被着体を前記面長さ方向にスライド移動させるスライド移動機構と、
前記試験膜が前記被着面から剥離する際の前記縦方向の荷重を測定する荷重測定器と、
を備え、
前記スライド移動機構は、
前記回動支持体に設けられ、前記高さ方向に延びる方向変換軸線を中心とした方向変換部材と、
前記方向変換部材に巻き回されるとともに自身の一端が前記基台側または試験膜保持体側に支持され、かつ自身の他端が前記被着体側に支持され、前記被着体が前記試験膜保持体から離間する側への直進移動体の移動にともなって自身に作用する張力を前記被着体に伝達して、前記試験膜が前記被着面から剥離する側へ前記被着体をスライド移動させる曲げ変形可能な線状部材、ベルト、またはチェーンである伝達部材と、
を有する剥離試験装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記方向変換軸線と前記回動中心軸線との間の距離は、5mm以下となっている請求項1に記載の剥離試験装置。
【請求項3】
前記方向変換軸線と前記回動中心軸線とが同軸上に配置されている請求項2に記載の剥離試験装置。
【請求項4】
前記方向変換軸線は、前記高さ方向から見て、前記スライド移動機構によってスライド移動する前記被着体における前記面長さ方向の一端と他端との間に常に位置している請求項1から3のいずれか一項に記載の剥離試験装置。
【請求項5】
前記面長さ方向における前記試験膜が剥離する側への前記スライド移動機構によるスライド移動を正側へのスライド移動と定義する際、該正側とは反対側となる逆側へ、前記被着体を付勢する付勢部材をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の剥離試験装置。
【請求項6】
前記付勢部材における付勢力は、前記縦方向が鉛直方向に一致する場合における前記被着体に作用する重力よりも大きくなっている請求項5に記載の剥離試験装置。
【請求項7】
前記基台側には、前記伝達部材における前記一端を支持する一端側支持部が設けられ、前記被着体側には、前記伝達部材における前記他端を支持する他端側支持部が設けられ、
前記一端側支持部が前記基台に対して前記縦方向に移動可能になっている、および/または前記他端側支持部が前記被着体に対して前記面長さ方向に移動可能になっている請求項1から3のいずれか一項に記載の剥離試験装置。
【請求項8】
前記試験膜が前記被着面から剥離する該被着面上の剥離位置が、前記回動中心軸線の近傍に位置している請求項1から3のいずれか一項に記載の剥離試験装置。
【請求項9】
前記試験膜保持体は、前記基台に対して前記縦方向に移動可能になっている請求項1から3のいずれか一項に記載の剥離試験装置。
【請求項10】
前記試験膜が前記被着面から剥離する該被着面上の剥離位置が、前記回動中心軸線と異なる位置に配置されている請求項9に記載の剥離試験装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被着面から試験膜を引き剥がす際に使用される剥離試験装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、粘着テープや粘着シートの粘着力や、接着剤等の剥離接着強さを測定するための試験として剥離試験が行われている。剥離試験としては、例えばJIS Z 0237に90度剥離試験および180度剥離試験が規定されている。
【0003】
ここで特許文献1には90度の剥離角度で剥離試験を行う装置が記載されている。この装置では、引き上げ台を介して被試験体と基台を引き上げることで剥離角度を90度に常に保ちつつ被試験体を基台の接着剤から引き剥がすことで試験精度を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-194599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで実際には、剥離角度が90度や180度以外の剥離角度で試験を行ったり、さらには、試験中に剥離角度を複数回変化させたりする試験を行いたいとの要望があるが、特許文献1の装置においては剥離角度を任意に変化させることは難しい。
【0006】
そこで本発明は、試験精度を確保しつつ、簡易な構成によって剥離角度を容易に変更可能な剥離試験装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る剥離試験装置は、面長さ方向に延びる被着面に該面長さ方向に沿って試験膜が貼り付けられた状態で、該被着面から離間した前記試験膜の一端を引っ張って該試験膜を該被着面から剥離させる剥離試験装置であって、前記被着面を形成する被着体と、前記被着体を支持する基台と、前記基台上に配置されて、前記試験膜における前記一端を保持する試験膜保持体と、前記基台上に配置されて、前記被着体が前記試験膜保持体に近接離間する方向となる縦方向に、該被着体を前記基台に対して直線的に移動させる直進移動体と、前記直進移動体と前記被着体との間に介在されて、前記直進移動体に対して前記被着体を、前記面長さ方向および前記縦方向に交差するとともに前記被着面に貼り付けられた前記試験膜の膜幅方向となる高さ方向に延びる回動中心軸線回りに回動可能とする回動支持体と、前記直進移動体および前記回動支持体に対して前記被着体を前記面長さ方向にスライド移動させるスライド移動機構と、前記試験膜が前記被着面から剥離する際の前記縦方向の荷重を測定する荷重測定器と、を備え、前記スライド移動機構は、前記回動支持体に設けられ、前記高さ方向に延びる方向変換軸線を中心とした方向変換部材と、前記方向変換部材に巻き回されるとともに自身の一端が前記基台側または試験膜保持体側に支持され、かつ自身の他端が前記被着体側に支持され、前記被着体が前記試験膜保持体から離間する側への直進移動体の移動にともなって自身に作用する張力を前記被着体に伝達して、前記試験膜が前記被着面から剥離する側へ前記被着体をスライド移動させる曲げ変形可能な線状部材、ベルト、またはチェーンである伝達部材と、を有する。
【0008】
また上記剥離試験装置では、前記方向変換軸線と前記回動中心軸線との間の距離は、5mm以下となっていてもよい。
【0009】
また上記剥離試験装置では、前記方向変換軸線と前記回動中心軸線とが同軸上に配置されていてもよい。
【0010】
また上記剥離試験装置では、前記方向変換軸線は、前記高さ方向から見て、前記スライド移動機構によってスライド移動する前記被着体における前記面長さ方向の一端と他端との間に常に位置していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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