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公開番号2025066535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176215
出願日2023-10-11
発明の名称制御装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G01R 31/382 20190101AFI20250416BHJP(測定;試験)
要約【課題】バッテリの残量を精度良く推定し得る技術を提供すること。
【解決手段】バッテリの制御装置であって、バッテリに電流を放電させたときのバッテリの放電電圧の時間変化に基づいて、バッテリの等価回路の回路定数の推定値を演算する回路定数演算部と、回路定数の推定値に基づいて、バッテリの残量を推定する残量推定部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリの制御装置であって、
前記バッテリに電流を放電させたときの前記バッテリの放電電圧の時間変化に基づいて、前記バッテリの等価回路の回路定数の推定値を演算する回路定数演算部と、
前記回路定数の前記推定値に基づいて、前記バッテリの残量を推定する残量推定部と、
を備える、制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の制御装置であって、
前記等価回路の回路定数を記憶する回路定数マップを記憶するメモリと、
算出された前記回路定数の前記推定値に基づく特定値を前記メモリ内の前記回路定数マップに記憶させる記憶制御部と、
をさらに備える、制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の制御装置であって、
前記回路定数マップは、前記回路定数と、1個以上のパラメータと、を関連付けて記憶しており、
前記制御装置は、前記バッテリの温度を取得する温度取得部をさらに備え、
前記1個以上のパラメータは、前記バッテリの温度を含み、
前記記憶制御部は、さらに、前記特定値と、前記バッテリの前記温度と、を関連付けて前記回路定数マップに記憶させる、制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の制御装置であって、
算出された前記回路定数の前記推定値と、前記回路定数マップにおいて前記温度に関連付けて記憶された前記回路定数と、に基づいて更新量を算出する更新量算出部をさらに備え、
前記特定値は、前記回路定数マップにおいて前記温度に関連付けて記憶された前記回路定数に、前記更新量を加算することによって得られる値である、制御装置。
【請求項5】
請求項2に記載の制御装置であって、
前記記憶制御部は、
算出された前記回路定数の前記推定値と、前記回路定数マップにおいて記憶された前記回路定数と、の差分が所定条件を満たす場合に、前記特定値を前記回路定数マップに記憶させ、
算出された前記回路定数の前記推定値と、前記回路定数マップにおいて記憶された前記回路定数と、の差分が前記所定条件を満たさない場合に、前記特定値を前記回路定数マップに記憶させない、
制御装置。
【請求項6】
バッテリの制御装置であって、
前記バッテリの残量を推定する残量推定部を備え、
前記残量推定部は、前記バッテリに流れる電流の電流値に基づいて、カルマンフィルタ法を用いた前記バッテリの残量の推定と、電流積算法を用いた前記バッテリの残量の推定と、を切り替える切替部を備える、制御装置。
【請求項7】
請求項6に記載の制御装置であって、
前記バッテリに電流を放電させたときの前記バッテリの放電電圧の時間変化に基づいて、前記バッテリの等価回路の回路定数の推定値を演算する回路定数演算部をさらに備え、
前記残量推定部は、前記カルマンフィルタ法を用いたバッテリの残量の推定を実行する場合に、前記回路定数の前記推定値に基づいて、前記バッテリの残量を推定する、制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、バッテリの残量を推定するための技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カルマンフィルタを用いてバッテリの状態を推定する技術が開示されている。この技術では、バッテリ等価回路モデルの回路定数を利用して、カルマンフィルタを用いてバッテリの残量を推定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-096954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、バッテリの残量を精度良く推定し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、バッテリの制御装置は、前記バッテリに電流を放電させたときの前記バッテリの放電電圧の時間変化に基づいて、前記バッテリの等価回路の回路定数の推定値を演算する回路定数演算部と、前記回路定数の前記推定値に基づいて、前記バッテリの残量を推定する残量推定部と、を備える。
【0006】
上記の構成によると、バッテリの制御装置は、バッテリに電流を放電させたときのバッテリの放電電圧の時間変化に基づいて、バッテリの等価回路の回路定数の推定値を演算する。バッテリの放電電圧の時間変化は、バッテリに電流を放電させた際のバッテリの状態(例えばバッテリの劣化状態)によって変化する。従って、バッテリの現在の状態を加味して、バッテリの回路定数を推定することができる。そして、バッテリの現在の状態が加味された回路定数の推定値に基づいてバッテリの残量を推定するので、バッテリの残量を精度よく推定することができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記等価回路の回路定数を記憶する回路定数マップを記憶するメモリと、算出された前記回路定数の前記推定値に基づく特定値を前記メモリ内の前記回路定数マップに記憶させる記憶制御部と、をさらに備えてもよい。
【0008】
例えば、回路定数マップを記憶しない比較例を想定すると、当該比較例では、回路定数を利用すべき状況においてその都度、回路定数を推定する必要がある。一方で、上記の構成によると、制御装置は、回路定数マップを記憶するので、回路定数を容易に把握することができる
【0009】
第3の態様では、上記第2の態様において、前記回路定数マップは、前記回路定数と、1個以上のパラメータと、を関連付けて記憶しており、前記制御装置は、前記バッテリの温度を取得する温度取得部をさらに備え、前記1個以上のパラメータは、前記バッテリの温度を含み、前記記憶制御部は、さらに、前記特定値と、前記バッテリの前記温度と、を関連付けて前記回路定数マップに記憶させてもよい。
【0010】
上記の構成によると、回路定数マップは、回路定数と、バッテリの温度と、を関連付けて記憶する。従って、バッテリの温度に応じて、適切な回路定数を利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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